3. イングリッシュ・ペイシェント
この映画に対する皆さんの評価が、てんでバラバラというのがおもしろいですね。点数が4点から10点まで、ほぼ万遍なく散らばっています。単なるメロドラマとけなす人もいれば、格調高い芸術作品と褒める人もいる。私は、と言えば、この作品大好きです。確かに時間が長いんですが、観終った後、フルコースの高級料理を食べた後みたいに、満足感を味わいます。だって、それだけの時間があるからこそ、「現在」と、「過去」のふたつの物語をじっくり堪能できるんですよ。そして、最後にそのふたつの話が、ひとつに収斂していくあたりの高揚感が、本当に素晴らしいと思います。何度も観ていますから、冒頭、複葉機が砂漠の上を飛ぶ場面から、もう目がウルウルしてしまいます。もちろん、例の洞窟から出てくる場面では、怒濤の涙!あ、私これでも中年の男性です。 10点(2004-02-14 18:50:17)(良:1票) |