21. インサイダー
せっかく面白そうな対象を選択しているのに、とにかく長すぎ。作る側がポイントを絞り切れていません。実話を頑張って裏付け取材したから、全部映像化しないと気が済まなかったのでしょうか。主人公2人の造形も平坦で、人格の裏側や奥行きが感じられません。映画というよりも、壮大な再現フィルムを見てるだけのような感じ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-04-10 01:03:16) |
22. イル・ポスティーノ
《ネタバレ》 若者と詩人との含蓄のあるやりとりといい、南イタリアの風景といい、悪くない雰囲気ではあるのですが、何か食い足りないのです。なぜかと考えたら、登場人物の日常生活のディテールがあまり考慮されてないから。青年はネルーダと一緒でないときは何をして何を考えていたのか、その辺が創造されていないので、詩人との結びつきも予定調和的に見えてしまいます。主人公があっさりハッピーになってしまったり、ラストでいきなりいなくなっていたりというイタリアならではの強引さは良かったので、そこに5点。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-02-27 03:01:51) |
23. 愛しすぎて/詩人の妻
興味深い題材ではあるのだが、とにかく、どうでもいいような単調な会話が延々と続くだけであって、少しもドラマが展開しないので、見ていて苦痛である。ヒロインも、最初から最後まで「変な人」であるだけであって、病気を通して見えてくるべきはずの内面の存在が意識されていない。心理描写の視点が弟の側からになっているのも中途半端。 [地上波(字幕)] 5点(2007-08-30 00:40:03) |
24. インフィニティ/無限の愛
紹介文ではラブストーリーとなっていることが多いが、実際の中身は、恋人との関係を描いた部分の比重はそれほど多くはなく、むしろ日常生活の部分の描写が多い。純然たる伝記物にしたかったのか、恋愛関係に焦点を当てたかったのか、中途半端な感じ。細切れのエピソードを積み重ねている部分が多いのもマイナスイメージ。 [地上波(字幕)] 5点(2005-11-26 15:50:58) |
25. イン・マイ・ライフ
いくらでも面白くできそうな設定なのですが、抑揚のない平坦な演出と、主要人物の凡庸な演技によって、実に退屈な作品になってしまいました。というよりも、人格造形がもともとできていないので、演技をする人達もどう演じていいのか困ったのではないでしょうか。 4点(2004-09-18 03:42:58) |
26. イグジステンズ
オチだけはまあまあだったけど、それまでの何の見所もない展開は何とかならなかったのか。 1点(2004-01-13 02:12:00) |
27. インデペンデンス・デイ
映像の迫力と話の内容的欠落の落差が、これほど激しい映画も珍しい。第1に、宇宙人の形状や攻撃の態様が完全なステレオタイプで、全然面白くない。第2に、地球人側も、誰が、どういう立場で、何をしたいのかがさっぱり見えてこない。第3に、中途半端なラブロマンスを絡めているから、さらに見ていて恥ずかしい。輪をかけて最悪なのが、アメリカ万歳・軍事力万歳の態度であることはいうまでもない。だいたい、たかが一国の独立記念日が人類全体のIndependence Dayだなんて、タイトルからして傲慢だよ。 0点(2003-12-13 02:44:56)(良:1票) |
28. イレイザー(1996)
すべてが予想どおり。ほかの同種の映画との違いが分からない。 3点(2003-09-08 03:01:15) |
29. 陰謀のセオリー
最初の方はまったく面白くなくて、中盤で少し盛り返しましたが、クライマックスの部分とラストのしょぼさで醒めました。主人公の過去については、もう少し伏線の張りようがあったはず。 3点(2003-07-09 01:44:10) |