きりひと さんの口コミ一覧

1. いとこのビニー

少々消化不良気味ではあるが、そこはかと無い笑いの積み重ねが段々と面白みを増して行き、ラスト近くで一気に加速するという感じの映画。一番の見所は、「オンリー・ユー」などでキュートな魅力のマリサ・トメイが、最初はケバい役で登場し、「なんだこれは」と思わせておいて、話が進むに連れて顔も衣装もドンドン可愛く女らしくなって行く所で、ラストには超おいしい役どころを演じさせて貰い、アカデミー助演女優賞まで獲得してしまうのである。

7点（2004-03-22 20:31:42）

2. 妹の恋人

ご機嫌のテーマソングに乗って二つのシーンが並行し、最後に誰かさんの目ん玉が・・・というタイトルバックで始まる、奇想天外、おじさんでも十分に楽しめるラブ・ロマンスである。とにかくデップさんの快・怪演に尽きるが、「ワン・モア・タイム」の可愛いさとは一味違ったマスターソン、大人の魅力のムーアさんもなかなか良い。また、脇役人も多彩で面白いが、メイシーさんなど何のために出て来たのか分からない役柄で・・・。他のサイトでこの映画をB級と言う人がいたが、逆にA級とは何か。映画は何よりも表現であり、撮影も音楽もデップの演技も見事にA級であると思う。

10点（2004-03-17 17:19:09）

3. インドへの道

余り評判が良くないので期待せずに見たら、美しい映像と音楽、巧みな演出と編集で最初からズンズン入って行って、最後まで一気に見てしまった。いつものことであるが、見る人によってこんなに感じ方が違うのだなあと、改めて思った。インドや異文化というものに興味がある人は、それだけで見る価値があると思う。

8点（2004-03-07 17:33:57）