1. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 素晴らしい。 ラストは少し読める展開といえば展開だったが、そこから逃げずにやりきった所も、逆にこの映画に凄みを加えたように思う。 導入から、序盤の麻薬取引の緊迫感溢れる駆け引き。 序盤から、こんなの持ってきて後半だれるんじゃないだろうか?心配してしまうくらいの出来だったが、後半もしっかり緊迫感を保ち、そのままストーリーが進んでいくのは圧巻。 ラブ要素は正直不要とも思えるが、これくらいは入れなきゃヤン刑事に救いがなさすぎるという点で作者の親心だったのかも。 リメイク作が絶えないのも納得だし、リメイクしても内容の変えようのない所も納得。 [DVD(吹替)] 9点(2012-11-18 15:37:48) |
2. イルマーレ(2006)
《ネタバレ》 小説を書こうとか思った人達が、たぶん一度は通るであろう道、タイムトラベルネタ。 これを手紙という手法で、ちょっと違う視点から描いた作品。 でも、まぁ、タイムトラベル的な話というか、最終的にタイムパラドックスの仕掛けを使うネタは、手垢がつき過ぎていて、今更感がすごくある。 韓国版が2000年製作だったとしても、やっぱり真新しいネタとも思えない。 韓国だから受けたんだろうなぁ、でアメリカが売れたモンをリメイクしたっていうだけの話。 そんな背景はいいとして、まぁ、そこそこ観れてしまう作品である。 [地上波(吹替)] 6点(2011-11-20 22:54:53) |
3. インシテミル 7日間のデス・ゲーム
《ネタバレ》 まぁ別に普通(笑。 これより駄目なミステリーは山ほどあるし、まぁ、許容範囲。 起こる事件の展開、人の動き、結末。 どれも、どこかで観たことある感じですが、潔いくらいのストレートな作品。 ミステリーやサスペンス好きな人は、 ストーリーの潔さなんて求めてないんでしょうけど(笑。 [DVD(邦画)] 5点(2011-09-06 23:56:30) |
4. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 特別なんてことないなんて思いながら、 よくよく考えればこれアメリカ人が撮ったんだと考えると、凄い。 でも、作品的にどうかといえば評価はやっぱり迷うところ。 栗林中将や西中佐のような柔軟な思考をもった上官って、本当にいたんかいな? とか、今までの日本兵の描かれ方では、なかなか思えないのだけど、 一応、実際に掘り起こされた手紙を元に描かれたストーリーだしなぁ。 でもやっぱり奇麗事を並べたかのようにも見える。どうなんでしょう? もっと勉強して見ないとこの映画の凄さはわからないのかも。 [地上波(吹替)] 7点(2011-08-18 22:39:40) |
5. いつか眠りにつく前に
《ネタバレ》 死を前に朦朧とする老婆と、その娘達。 それに絡ましての回想の物語。 という感じの映画ですが、2つの物語は接点があるようでない。 娘が妊娠してて、恋人に不安で打ち明けられない。 っていう、話が、なんだかよくわからんうちに決心していたり。 部分部分を切り取れば、なかなか文学的な要素もあるのですが、 2つのストーリーを描くのならば、2つを絡ます仕掛け的なものがあればなぁ、というのが率直な感想。 メリル・ストリープの娘をお披露目しただけってだけの印象。 それにしても特殊メイクか、っていうくらい似てる親子だなぁ。 [地上波(吹替)] 5点(2011-05-31 22:25:42) |
6. インデペンデンス・デイ
けっこう好きです。ちゃんとエンターテイメント意識して、ちゃんと成立させてます。 アメリカ万歳!なので、それほど入れ込みはできなかったですけど、 出オチで終わりそうなUFOの不気味さから戦闘に至るまでの臨場感もあって良かったと思います。宇宙人は今見るとちゃっちいかもしれませんが、まぁ今と比べちゃ可哀想。 吹き替えで観ると盛り上がり場所であるイーーーンデペンデーーーンスデーーーーイ!!の所が「独立記念日だー!!」と直訳されて叫ばれるのが、なんかちょっと微笑ましくもあります。 [地上波(吹替)] 7点(2011-01-23 19:20:31) |
7. 池袋ウエストゲートパーク スープの回<TVM>
《ネタバレ》 金子以外のRISE、そしてクレイジーケンバンドの面々の酷い演技には触れずに行きますw。 まぁ、お祭りでしたね。続編というよりはお祭り。エピローグというか、もう外伝みたいな感じで受け取らないと駄目でしょう。 続編なんてやらなきゃ良かった、という感想はごもっともだと思いますが、 個人的には、ここまでどっぷり浸かったドラマもないので酷い出来とはいえ、まぁ、嬉しかったです。あの面々が、数年後、ブクロで、どんなことになってるのか見れたのは。横山署長が出演無かったり(ちょうどラストサムライの撮ってる時期?小雪出てなかったし)、ヒカルのキャラは完全に赤の他人で、おいおい・・・いくらなんでも普通の人になり過ぎだろ・・・、という部分もありますが。 [地上波(邦画)] 5点(2009-10-26 23:29:44) |
8. 生きてこそ
大学生時代に学校の図書館でレーザーディスクにて鑑賞。 大学の図書館って映画のレーザーディスクとか、ただで見放題で良く見てたなー、授業にも行かないで。 そんな時代に見た一本。公開されたときの予告で気にはなってたんだけど、当時、高校生で人の肉を食べてまで・・・という重い内容から、観る勇気が湧かなかったのですが、ただだし観ちゃえ!って19くらいの時に思い切って鑑賞したのを覚えてます。 こんな場面に自分が遭遇したら、いっそ早めに飛行機から落ちて死んでた方が良かった。と思うほど目を背けたくなるような内容と映像もありますが、あの絶望的な状況の中で生き抜く決意と、それを襲い来る自然の脅威は観るもの引き込みます。 [レーザーディスク(字幕)] 7点(2009-05-09 23:07:27) |
9. いまを生きる
《ネタバレ》 文学的というか、哲学的というか、押し付けがましい所もあるんですけど、 全体的に光り輝いてる映画だという印象。中学生くらいのころにテレビで初めて観て、 放送するたびに観てましたね。 イーサン・ホークの表情とか嵌りすぎてて、他の作品でイーサンを観ても、あんまりシックリ来ないくらいです。 やはりラストの机の上に立つシーンは全身が震えるくらいの感情が湧き上がりますね。 はいすくーる落書のスペシャル版?かなんかがオマージュしたラストだった記憶があるんですけど、これは良いシーンなんですよね。 金八でも同じようなオマージュしたら泣くだろうな、多分。わかっててもw あれ?コレ金八のハリウッド版か?気のせいか。 [地上波(吹替)] 8点(2009-04-08 07:25:06) |