1. サラトガ本線
イングリッド・バーグマンの見惚れる美しさ以外に見どころが無い作品。言葉で語られるだけの遺恨(ゲーリー・クーパーも同様)に感情移入できず、浅はかな復讐の仕方でキャンキャン吠え立てる姿に辟易。ジェリー・オースティンの軽妙さに+3点、フローラ・ロブソンの芯のある存在感に+1点。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-10-24 16:21:30) |
2. 殺人幻想曲
監督のお笑いセンスに今回もまったくクスッとも出来ずじまい。ギャンギャンうるさいレックス・ハリソンにも辟易。グッタリな凡作です。 [インターネット(字幕)] 3点(2022-07-25 16:44:32) |
3. 殺人者(1946)
事件の真相に向けての展開に手に汗握ったのですが、終盤がワケワカメで余韻の無い結末が残念。若きバート・ランカスター&エヴァ・ガードナーは硬い演技だったものの、ハッとする美しさは後の大スターの片鱗がうかがえるものでした。クレジットは彼等に続いて3番目のエドモンド・オブライエンが実質主役。手堅い演技ながら華に欠ける姿に3番目も止む無しかといったところです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-06-21 09:39:39) |
4. サリヴァンの旅
大金持ち苦労知らずのコメディ大家映画監督がシリアス作品を撮る為に貧乏暮らしを経験する。メル・ブルックス作品で観たような物語ですが、ジョエル・マクリー主演もあってか大爆笑シーンも品の良さがありました。彼の腹の底から笑う姿にウットリすると共に、人を笑顔にさせるコメディ作品の値打ちを感じる秀作です。 [DVD(字幕)] 8点(2021-01-16 02:39:32) |
5. サハラ戦車隊
最近鑑賞した「肉弾鬼中隊」「飛べフェニックス」に続いての砂漠における女性皆無のサバイバル物語。 3作を比べてみると、フェニックス>サハラ>肉弾に。3作に共通する水は命の源なのを改めて思わされるところ。 戦意高揚作であろう本作はボギーがリーダーシップを取ってのアメリカ万歳活劇で肩の凝らない良作。 アメリカの考え方を見たイタリア兵がドイツ兵を面罵するシーンが印象深い。 [DVD(字幕)] 7点(2019-08-10 19:31:05) |
6. 三人の妻への手紙
《ネタバレ》 三人の妻の誰が亭主を寝取られるのか、興味津々だったのが段々と冷めていきました。ハッピーエンドということなのでしょうが腑に落ちません。期待が大きかった分物足りなさが募ります。洗練されたカーク・ダグラスとピカイチの存在感を示したリンダ・ダーネルに+1点ずつ。 [DVD(字幕)] 7点(2019-07-18 16:54:04) |
7. 最後の突撃(1944)
喜怒哀楽の感情が何一つ湧く事が無かった初めての戦争映画。監督は戦意高揚作品を撮ったのか撮らされたのか? 腕の振るいようが無かったのかやる気が無かったのか? 本サイト3点の基準がそのまま当てはまる期待外れ感が大きい作品。 [DVD(字幕)] 3点(2018-07-29 14:16:09) |
8. 山河遥かなり
《ネタバレ》 ロケ地ドイツの当時の荒廃模様はまさに国破れて山河あり。救い出された子供たちは皆が無感情で、極めつけのカレル少年に胸が詰まる。少年に人間味を取り戻させる米兵演じる苦手なモンゴメリー・クリフトに初めて感動させられた。まだかまだかとお預けさせられた母子再会に心からの拍手を。 [DVD(字幕)] 8点(2017-10-23 13:58:44) |
9. 三十四丁目の奇蹟(1947)
競争社会で生きる厳しき現実と、温もり、優しさ、思いやりと言った曖昧なもの。相反するものを本作は絶妙なさじ加減で折り合わせています。見事な脚本に心底唸らされました。私にとっての奇跡、二つを併せ持って毎日を送ることが出来れば・・・ [DVD(字幕)] 10点(2009-06-11 16:50:52) |