21. サイダーハウス・ルール
いい話っぽい内容なのに、演出があまりにも平坦で、ほとんど面白みがありませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2004-09-09 02:20:06) |
22. ザ・ハリケーン(1999)
かつてディランの名曲“Hurricane”を身震いしながら繰り返し聴いていた身としては、その歌詞が現に映像化されているのを見るだけで、ある種の興奮を禁じ得ない。ただし、前半は時系列にも工夫があったりして感心したのだが、中盤以降は、妙に展開が早くて拍子抜けしてしまった。もっとも、権力とはこのようなものだという警告は常に発されるべきであるので、その意味でこの映画の価値は十二分に存在する。ところで、日本にも、すでに指摘されている袴田事件のみならず、狭山事件や甲山事件やメルボルン事件、さらには近時特に多発している痴漢冤罪事件など、素材(と素地)はいくらでも存在しているのだから、映画人はそれを映画化して世に問題提起するぐらいの気骨を持つべきだと思うが。 6点(2004-08-09 17:36:43) |
23. ザ・パイロット(1995)
雰囲気はまあまあ良かったのですが、話が少しも前に進まないのは参りました。相手の女性も、全然人妻っぽくないような気がしたのですが。 4点(2004-06-10 00:10:50) |
24. ザ・ペーパー
電話が何本も入ってくるとき、用事が立て込んできたときなど、まるでジェットコースターのようなスリリングな気分を味わうものですが、この作品は、それをごく自然に脚本の中で表現してしまったのが凄い。ストーリーについては、一瞬、拡散したかな?と思ったのですが、それを破綻なくまとめ上げた終盤は見事でした。真相追求型ミステリーとしても、実は良くできています。 [DVD(字幕)] 8点(2003-10-15 00:04:56)(良:1票) |
25. ザ・プロデューサー
制作者たちは作っていて嫌気がささなかったのだろうか、というくらい、人の心の負の部分を徹底して表現した映画(笑)。過去と現在が並行して進行し、ストーリーがもつれながら自然に冒頭に戻っていく、という構成が好みです。 7点(2003-08-20 02:56:16) |
26. ザ・ロック
登場人物たちが真剣になればなるほど、全体が巨大なギャグになってしまうという構造は、「アルマゲドン」と同じですね。ストーリーについては、突っ込みどころがありすぎて、挙げていくときりがないです。敵ボスにエド・ハリスを配したおかげで、相当助かってるかな・・・(中盤以降の攻防よりも、序盤の制圧部分の方が面白い)。 [DVD(字幕)] 5点(2003-05-26 21:38:46)(良:1票) |