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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  三悪人
「アイアン・ホース」に引き続くフォードの西部劇。スケールではアイアン・ホースに及ばないものの、迫力あるシーンの数々は「三悪人」が上をいきます。ダコタの土地早取り競争でスタートに並んだ幌馬車、馬、それらをゆっくりとパンで捉えた横列の長さには唖然としますが、スタートしてからが凄い。地面に据えられたカメラの横を幌馬車が猛然と通り過ぎていく。置き去りにされた赤ちゃん(←土地争奪の前では赤ちゃんも形無し)に襲い掛かる幌馬車隊、さあ危機一髪。さてタイトルとなる三悪人ですが、最初に逆光のシルエットで颯爽と登場するのはいいのですが、どうも間が抜けてるし、助けた女性に花婿を見つけてやろうと気が優しい。しかしやる時はやっくれます、命を賭してからが恰好いい。彼らを弔うように揺れる麦畑、赤ちゃん・・・。「三人の名付親」とセットでどうぞご覧あれ。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-15 21:22:01)(良:2票)
2.  SAYURI
「ゲイシャを通してジャパニーズビューティ、オリエンタルエモーションを描くのだ、さあ桜だ、雪だ、五重塔だ、相撲だ、舞だ、踊りだ~! 主役? 西洋人には東洋人の区別はつかん、どうせ英語を喋らすのだからアジアンビューティのチャン・ツィイーだ! ミシェル・ヨーにコン・リーも使おう。台詞が多くても構わん、尺が長くなっても構わん、行け~マーシャル、撮れ~!!」とスピルバーグが言ったかどうかはわかりませんがそんな感じの映画でした。日本料理に例えるなら、寿司、すき焼き、天ぷらをどっかと食卓に並べられたようで、何かが足りない。そうだ、“お茶漬けの味”が足りないのだ、きっと。佐分利信と小暮実千代が卓袱台で涙を流して食べるあのお茶漬けの味が・・・。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-16 12:55:10)(笑:2票) (良:1票)
3.  サウンド・オブ・ミュージック
ザルツブルクの街全体が一緒に踊り出すような「ド・レ・ミの歌」のシーンは何度見ても心躍りますね~。前半、家族の絆として歌われる「エーデルワイス」や「さようなら、ごきげんよう」が、後半では国家、民族の絆へと様相を変えるあたりに、サウンドの持つ広がりとともにこの映画の持つ広がりが感じられます。ワイズさん、さようなら、ごきげんよう!
[CS・衛星(字幕)] 10点(2005-09-19 21:28:35)(良:1票)
4.  最後の戦闘機(1936)
ちょっぴり物騒で好戦的な邦題ですが、戦争を背景に男の友情と一人の女性を巡るロマンスを描いた人間ドラマに涙がホロリハラリ・・・。冒頭の駅で戦地に赴く男たちを見送る家族や恋人の数々をカメラが流れ、止まったところにアナベラがいて、そして彼女のアップでここからもうこの映画にロマンスがドドッ~と押し寄せてきます。そして不器用で誠実な中尉を演じるシャルル・ヴァネルの包容力に満ちた髭面、苦悩に歪む若きジャン=ピエール・オーモン、この3人はとにかく素晴らしい~。ラストのアナベラ、ヴァネル、そしてジャンの弟である少年の頬にそれぞれに流れる涙・・・それぞれの思惑をいっぱいに詰め込んだ涙には私も涙で応えさせていただきました。爆発シーンや戦闘機の空撮シーン、表情豊かな雲海、濃霧に煙る任務地など戦争に絡むシーンも相当な技術で撮り上げたリトヴァクさんの出世作。♪女の微笑にすべてを忘れる ささやかな恋にすべてを忘れる ~~♪ と酒場で合唱する戦士たち・・・傷を負った戦士の痛みをぬぐうのは女性なんですな~、いいシーンです。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-07-31 23:34:52)
5.  最後の人
人生いろいろ、会社もいろいろ、社員もいろいろ・・・そして映画もいろいろ、って言うじゃな~い。でも台詞はなくても、言葉はなくても、字幕はなくても、素晴らしい映画は素晴らしいですから~!残念!!ってことで、この作品は映画の表現技法が移ろいゆくも、映画界のポラリスとして、すべての映画人が道に迷わぬように燦然と輝いてくれているのです。迷ってばかりの私もことあるごとにこの作品を初めとするムル様の作品を見るようにしております。来年はもっとサイレント作品を見るぞ~。気合だ~!!
10点(2004-12-31 18:25:02)(良:2票)
6.  ザッツ・エンタテインメント
買っちゃいました♪ザッツ・エンタテインメントDVD-BOX。早速見ております・・・テイラーが申しておりましたように私も「おとぎの国にいるような気持になれました」。しかし、つくづく個人的に見ていない作品多いな~。なんかこういう作品は、レビューする資格みたいなものがいるような気がするので、ちょっと私にはそれが足りないかも。↓の方々の滲み出るような嬉しさや楽しさを肌に感じながらそう思います。ということでこれだけ未見の楽しそうなミュージカルを見せられちゃ~、それらを見るまでそう簡単には死ねない!生き力が漲ってきました。自殺の名所には、このDVDとテレビを置いておくのもいいかも知れませんね。そうだい、人生は歌って踊って魔法にかかって、さあ Over The Rainbow!
9点(2004-11-20 22:05:52)(良:1票)
7.  サイコ(1960)
ジャネット・リー・・・が亡くなりました。あらためてサイコを見ました。前に見た時は、視聴覚的恐怖、心理的恐怖、そしてあのラストとよく出来ているなあ~、と感心したのを覚えています。今回気付いたことを少々。アップにしたり、パンしながらも中心に据えたりしていた4万ドル、その4万ドルを動機として犯人を推理する妹、恋人。そして第一殺人のシークェンスの後の金物屋のシーンの冒頭、客のおばさんが「人でも虫でも死は穏やかでなきゃね」と殺虫剤を見ながら話しています。サスペンスの中にも金銭への執着や殺すことの罪悪感の無さ、後者は鳥の剥製にも象徴されているかのようですが、どこか人間風刺を含んでいるようで痛快でした。娘たちに見守られながら眠るように亡くなったというリー、最期はきっと家族愛というシャワーを浴びていたのではないでしょうか。
9点(2004-10-05 19:44:58)(良:3票)
8.  SURVIVE STYLE5+
へんてこりんでもあり、哲学的でもあり、ぶっとんでもあり、まじめでもあり、教唆的でもあり、自己満足的でもあり、ホラーでもあり、コメディでもあり、CMのようでもあり、プロモのようでもあるような映画、か・・・。複数の登場人物をクロスカッティングで描きながら折々に彼らを接触させていく手法で、カットのつなぎ方、場面転換は、かなり緻密に計算されておりますね~。CG、ポップなミュージックなどもイヤミというわけではなく、風変わりなイメージの中に日常を感じさせるといったような感じで、執着から開放されたときの、すがすがしさ、潔さ、悲しみなど、それらをさらりと表現しているあたりは、なにか可能性を感じさせてくれます。関口現、多田啄、彼らが文芸大作を撮ればどんな映画に仕上がるのか、是非見てみた~い、です。
7点(2004-10-01 10:28:36)
9.  サリヴァンの旅
コメディ作家プレストン・スタージェスの才気爆発!劇中の映画監督サリヴァンに自らを投影させ、高らかに謳いあげるコメディ賛歌、見ているこちらも思わずコメディ万歳!と叫び、隣りに誰もいなくても肩を組んで体を揺すりたくなる、そんな作品です。さて、このサリヴァンさん、辛辣な社会派映画を撮りたいのですが、本人にその苦労がないとの上層部の指摘に一念発起、ハリウッドから脱出して苦労の旅に出るのであります。ジョン・スタージェスが「大脱走」ならこちらのスタージェスはサリヴァンの「小脱走」といったところでしょうか。そこで繰り広げられるドタバタ、ロマンス。女優の卵役のヴェロニカ・レイクが少年に変装し旅のお供に、その変わりようはとくとご覧ください。またこの女優が会いたいと何度も口にする「ルビッチ」という単語にも泣けてきます。途中約7分サイレントのシークエンスは、サイレント時代のコメディへのオマージュ、またまた泣けてきます。ドタバタや美女の入浴シーンを批判していたサリヴァンですが、映画ではそのシーンがお約束のように登場し、劇中のサリヴァンとスタージェス自身のベクトルの違いで笑わせます。そしてラスト、サリヴァンのベクトルが向きを変え、サリヴァンとスタージェスが重なる時、さらにさらに泣けてくるのです。これはコメディへの愛情あふれる、コメディの大傑作です。
10点(2004-09-24 23:50:04)(良:2票)
10.  サンライズ
疾走する機関車、大型客船のショットから田舎の避暑地へと移るオープニングからして、なにやらコントラストがきいているのですが、その通り純朴な田舎の女と都会の悪女、幸せの絶頂と不幸のどん底、というめりはりのある構造を成す映画であります。そのせいで非常にわかりやすいストーリィとなっています。しかし、しかし、見ておるうちに数々の映像トリック、陰影ある美しいショットにどんどんと、それこそ水の中へ沈み込むように引っ張られていきます。それにもまして、まして、ジャネット・ゲイナーです!お皿とスプーンを持って登場したファーストショットからもうノックアウトです。可憐、純情、優美、もう抱きしめたい!街でチュッチュ、チュッチュするジョージ・オブライエンには、ええ加減にせーよ!と毒づきたくなりましたよ。そしてラスト、髪をすっかり下ろした彼女、サンライズの光が顔を射し、そこに微笑みが浮かんだ瞬間、私的映画史に堂々とその表情が刻印されたのであります。うっとりとはこのことですな~。その他、男と悪女の抱擁シーンに挿し込まれる妻と赤ちゃんの抱擁、行きと帰りで同じ電車内の位置にいながらそれこそ正反対の2人など気に入ったシーンも多々ありました。それと動物が効果的、象徴的に使われていることが指摘できるでしょうか。牛=没落、犬=不安、子豚=幸せ、となっておりますね。もし、時空を超えて、虚実を超えて告白タイムがあるなら、私はこの映画の彼女に右手を差し出したいものです。ふ~・・・。
10点(2004-09-11 21:41:36)(良:4票)
11.  残菊物語(1939)
ひゃ~凄い作品です。舞台役者の花柳章太郎、森赫子(かくこ)を迎え、ワンシーン・ワンショットを基本とする長回しがとことんまで研ぎ澄まされております。全体をローキーで捉えた三木滋人(稔)さんのカメラは、この哀切極まりない物語を実に哀切たらしめております。また森赫子さんの艶やかで控えめな演技が、緊張感の持続強いられる長回しに映えてお見事。舞台でスポットを浴びる菊之助と舞台下の暗闇でひたすら手をあわせるお徳のまさしく明暗、菊之助が調達した呉服の生地に顔を埋めるお徳・・・あ~涙。菊之助が台所で餅を眺めるシーンの切なさよ。「あらっ、若旦那こんなところにいらしたん」のノー天気な台詞が拍車をかけます。病床で芸人の女房として振舞うお徳、その弱々しい肢体、口調とは裏腹に力強い菊之助への言葉・・・あ~、涙涙。安易な感傷とは無縁のお徳の物語、完。
10点(2004-08-27 00:16:35)(良:1票)
12.  さびしんぼう
切なく甘く、ノスタルジックなベールで全体を包み込む映画、のはずが、前半は、ありゃりゃ、なんだこの随所にシモネタを差し込んだテンポは・・・。と思っていたら自転車のチェーンが外れるあたりから徐々に持ち直し。後半は期待通りの映像とセンチメンタルな気分に浸らせてくれました。尾美としのりが富田靖子の自転車を運んで家まで送っていくシーンの夕景、夜景、2人の構図、富田靖子の横顔のクローズアップ(尾美が見つめていた右横顔)は、なかなかの美しさです。さらに、ラストの二役富田とのそれぞれの別れのシーンがこれまたお美しい。まず女学生富田との別れは、バックに神棚の赤ちょうちんと海に写った灯りと漁船をバックにした長回し。その2人の前を二人連れや網を持った漁師らしき人物が横切り、ムードの中にリアリズムを抽入していて気に入りました。そしてさびしんぼうとの別れは、水に溶けるという伏線をいかした雨、頬に流れるドーラン。あー消えちゃったー。付け加えて、浦辺粂子さん。先日「瀧の白糸」という1933年製作の映画を見ましたが、その映画に出演されていらして、50年以上離れた2作品を思う時、つくづく息長く日本映画界でご活躍された浦辺さんに対し、敬意を表さずにはおられません。どうぞこれからも天国から映画界を見守っていてください。
7点(2004-06-20 19:00:21)
13.  サンセット大通り
ワイルダー、ハリウッド監督7作目。この作品がブラケットと組んだ最後の作品となってしまいました。サイレントからトーキー、モノクロからカラーへ。そんな時代に刻まれるハリウッドの内幕、人間模様をリアルに写実しておりますねー。スワンソン、シュトローハイムを配すること、この作品そのものをモノクロで撮影することで、古き時代へオマージュが捧げられ、同時に風刺がなされます。作中、スワンソンが邸宅で見ている映画が、実際に自ら出演、シュトローハイムが監督した『Queen Kelly』だってんだから泣ける・・・。大スターを大スターのままに存在せしめる執事の姿は自らの存在価値をも賭けたシュトローハイムの執念のようにも見えます。そして、「映画のほうが小さくなった」のスワンソンの台詞・・・、今の時代の方が響いたりしますねー。自らに目覚めたジョーの悲劇、自らに目覚めぬスワンソンの悲劇。うならされるラストでした。
8点(2004-05-21 19:22:37)(良:1票)
14.  殺人の追憶
80年代の自国を背景にした刑事たちの人間ドラマ。この映画の白眉はなんといってもオープニングとラスト。少年の顔のアップで始まりソン・ガンホの顔のアップで終わる。ひょいとバッタを捕まえる少年と必死になって犯人を捕らえられなかった刑事のコントラスト。ラストの少女の言葉「普通の顔だった」を聞き、ひょいと手が届くところにいる犯人を想うガンホの表情は見ている者に余韻を与える。特に同時代を生きた韓国民にはそうだろう。エンドロールのさわやかな空も、その空の下に潜む普通の顔した犯人を想像するとなんとも不気味な空に映ってしまった。
8点(2004-04-12 21:18:51)(良:3票)
15.  秋刀魚の味(1962)
タイトル「秋刀魚の味」。秋刀魚は一度も出てこない。が、見終わった後、秋刀魚を食したような気にさせられてしまう。「小津安二郎」に造詣が深いわけではないのですが、小津監督の遺作としてすべての小津作品を象徴するようなタイトルではないかと思う時、つくづく秋刀魚ってすごい魚だなーと感心せずにはいられなかったのです。
7点(2004-03-27 20:42:59)
16.  サンシャイン・ボーイズ 《ネタバレ》 
三谷幸喜さんの劇団、東京サンシャインボーイズの名前の由来となった作品。数年前の三谷さんの芝居『バッド・ニュース★グッド・タイミング』はこの作品がモチーフになっていたのね。内容的には、倒れてからのウィリーが憎まれ口をたたきながらも人恋しさを感じさせ、養老院のオチもどこかすがすがしい。最後に奇妙な友情を感じさせるところは今度映画化される『笑の大学』に通じるものがある。
7点(2004-03-05 23:45:23)
17.  サイン
大滝秀治が隣で見ていたら「シャマラン、つまらん。おまえの映画はつまらん」とでも言うのが聞こえてきそうだ。
3点(2004-02-29 12:51:19)(笑:4票)
18.  座頭市(2003)
ラストのタップダンスが最高!エンドロールまで続く音楽に思わずサントラを買いました。ストーリーは単純で座頭市もどこまで強いねん!というぐらい強いのですが、殺陣のスピード、キタノレッドともいえる血しぶきの赤が、おー!てな感じでした。そして、最後のタップダンス、うーん、まいった。
8点(2003-09-09 00:01:24)
010.22%
130.67%
271.56%
392.00%
4153.33%
5255.56%
64810.67%
77115.78%
89621.33%
910022.22%
107516.67%

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