1. SAYURI
エキゾチック・ジャパン、という感じですね。どちらかというと、僕らには中華風に見えるけれど、その中国のイメージさえ、映画からきてるところも大きいから、こうなると何が本当だかさっぱり。にしても直前に、MHK新日本風土記「鴨川」で、舞妓さんを見た直後だったから、違いが際立った。京都らしい、はんなりとした強さとか色気というものは、アメリカ人には理解できないのかなぁ。僕はそれにあこがれて京都に行ったんだけど。 とはいえ、これはこれで美しかったし、都おどりも、あののっぺりした照明はやめて、もうちょっとめりはりのきいた演出を考えてもいいのではないかなぁと思った。本当に伝統というなら、かつては灯明をともしていたのだろうし、明るい照明は何をやっても伝統とはかけ離れてしまうのだから、それならこういうあり方もありなのではないかなぁと。 [地上波(字幕)] 6点(2013-08-06 22:15:16) |
2. サマータイムマシン・ブルース
面白さが理解できなかった。 [地上波(邦画)] 3点(2008-05-25 01:07:37) |
3. さくらん
一番痛いのは土屋アンナのセリフまわしだけれど、太夫に登りつめるまでの前半と、それ以降の後半に物語の連続性が感じられないのもつらかった。後半については音楽もとってつけたようだし、展開も時代背景からしてリアリティがなさすぎ。現代的な価値観を無理やりねじこんでも、薄っぺらな話にしかならない。セリフがいちいち浮いているのも、ある程度は脚本の問題なのだろう。土屋のセリフが浮いているのも、全体を一つの調子にまとめあげようという意思が演出の中にそもそもないところに問題があるように思われる。まるで別々に録った音声を合成しているかのようにテンポがかみあっていない。映像的には、ラストの自然光のシーンを印象づけるためというのもあるだろうが、色調の強調されたシーンがえんえんと続くのもかえってめりはりがなく、退屈させる。 とはいえ、とにかく最後までちゃんと見続けさせるだけのものもあったのは事実だし、土屋アンナも表情の演技などは素晴らしかった。彼女のセリフを最小限にすれば良い映画になったかもしれない。 [地上波(邦画)] 5点(2008-05-25 00:23:48) |
4. サマリア
死にそうな友達に会ってほしいとやってきた女の子と寝ちゃう男って理解できなくないですか。「悪い男」の展開はそこそこわかったんだけどなぁ。 [地上波(字幕)] 3点(2007-06-29 23:57:03) |
5. サルサ!
「フランス映画」観の変わる、超B級のいかにもなストーリー、うすっぺらい演技、楽しいだけの音楽、そういう映画です。ブエナ・ビスタは渋すぎましたが、かといってこれじゃぁ・・・。 [地上波(字幕)] 3点(2006-11-22 00:17:18) |
6. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 最初の30分間はつらいが、ホテル探偵が出てくるあたりからやっと火がついてくる。 一人一人の演技は今までのイメージをひきずっており、新味には欠けるが、脚本の面白さでみせる。エンディングへの収束はなかなかの力技。キャストのうち香取慎吾だけは変えて欲しかった。役どおり、本当にマイナーなこれからのミュージシャンを発掘してもらいたかった。篠原涼子も上手なんだけど、ちょっときれいすぎたか。YOUの歌は良かった。 [DVD(邦画)] 8点(2006-10-05 22:51:53) |
7. さとうきび畑の唄〈TVM〉
全て悪いのは日本軍で、民間人とかアメリカの人は、僕らと同じ互いに理解できる存在、というような大前提で、歴史をでっちあげた作品(作品という言葉も使いたくないくらい)。 せっかくお金をかけて撮ってるんだから、もう少し、当時を知っている人に話を聞いて、そこで何があったのか、ある程度再現をする努力があってもよかったのではないか。想像だけで話を作りたいのなら、指輪物語みたいなファンタジーを作って欲しい。偏見をまきちらす、害毒しか与えないようなモノだった。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-05-14 23:14:03) |