3. サイドウェイ
《ネタバレ》 人生は、時々、とても時間がかかる...。そんな印象を受けた作品だった。 かつて愛した、そして今も愛している女性は、自分より華やかな男性と現われる。 彼女から、その子どもを身ごもっていると知らされた時の男の表情は、 これが映画である事を、完全に忘れさせる程のものだった。 「(10年目の)幸福」を祝う筈のワインは、おそらく「訣別」を意味する物へと 変わるのだろう。どんなに愛おしい思い出も、飲み干すしかない。 好きなシーンは、ワイナリー講座を抜け出して、抱き合うジャック達とは対象に、 ワイン(多分)の会話を交わす二人。そんな恋愛表現も良い。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-24 23:44:04) |