1. サイレントノイズ
ラストシーンでは興ざめ、何とも印象に残らない映画である。だいたい霊自身が正面からビデオに写るのはおかしい(霊が見たものが写るならまだ理解できる)、一体だれの視点からの画像なのか?着ている洋服はいつ時点のものか?等々・・・細かい点をつっこんだらきりがない映画である。 [DVD(字幕)] 3点(2007-05-05 03:03:57) |
2. 殺人ゲームへの招待
《ネタバレ》 この時代にマッチした良い香りがする作品。このコメディを今作っても、この雰囲気は出ないだろう。「大きな家の中に怪しい人物が集まり殺人事件が起こる→誰が犯人か?」というクリスティーやクイーンに見られるようないわゆる本格派推理小説の王道パターンをパロディにしたという点だけでも、センスを感じる。しかも、(DVDでは、)エンディングが3種類も用意されており、それぞれで犯人が違うというのもナイス・アイデアではないか?この3つの結論に矛盾することなく、一つのストーリーが作られているわけであり、コメディ的な側面以外でも、そのプロットは楽しめる作品である。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-10 01:28:19) |
3. サウンド・オブ・サンダー
《ネタバレ》 アイデアは良いのだが・・・。描写にもオカネをかけているというのもわかるが、なぜか非常に「B級」の香りを感じてしまった。プロットが妙に薄っぺらい。細かい突っ込みどころ(なんで地下鉄を通って行くの?等々)は置いといて、原始の蝶を踏みつけた結果どうして現在に影響があるのか?、どうして時間の波は段階を追って押し寄せるのか?、ラストではある一時点に主人公が二人存在しているが、ならばあのタイムスリップ自体の前に戻り止めればいいんじゃないか?「未来から戻った主人公」は一瞬で未来に戻るが、ならば結局は「未来から戻った主人公」は自身が存在する時点の危機を回避できないのではないか?等、物語の根幹の部分での説明・描写が足りず、ただの「パニック映画」になってしまった感がある。この系統の「時間」をまたぐ作品を矛盾なく作るのは難しいとは思いますが・・・ [DVD(字幕)] 4点(2006-08-07 03:35:27) |
4. 最後の晩餐 平和主義者の連続殺人
《ネタバレ》 おもしろい。価値観を同一にしている(だからこそ人まで共犯で殺していた)と考えていた5人のインテリ学生が、徐々に意思統一できなくなる過程が非常におもしろい。仲間で意思統一されないことはありえないと考えていたからこそ殺人までしたのであろうが、ラストシーンで5人中4人が反対サイドに立つまでの心の動きを上手く描いていたと思う。乾いた感覚でコミカルでありシニカルであり、一見の価値がある良作。 [DVD(字幕)] 7点(2006-06-06 23:12:05) |
5. ザスーラ
《ネタバレ》 楽しめました。兄弟が良かったです、たいした子役ですな。宇宙飛行士がどこか破天荒だと思ったら、まさかお兄ちゃんとは。大人でも充分に楽しめるでしょう。出演者は化け物以外は5人だけで複雑さもなくシンプルで良かったです。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-22 05:06:07) |
6. ザ・インタープリター
《ネタバレ》 実にフツーなよくある映画でした。テーマが大きいだけに臨場感を持つのが難しく感じた。ニコールは、オスカーをとってから、一皮むけた感じがする、ある意味で今回も汚れ役であるが違和感なく演じていた。ショーン・ペンはさすが!マトモな役(常識的人間)を演じても、存在感はすごい、年齢とともに大物になっていく。デ・ニーロにも通じるところがあると思う。 [DVD(字幕)] 5点(2006-03-16 01:53:05) |
7. ザ・リング2
《ネタバレ》 原作のリング3部作は論理性といい発想といいホラーを超えた内容であったことを考えれば、この作品は原作の良さをまったく継承していない「ただのホラー映画」になってしまっている。ビデオに絡まず人が殺されたり、子供にサマラが乗り移ったり、もうメチャクチャである。そもそも貞子がミュータントであったことと比較すれば、サマラのキャラは「ただのマザコンの霊」でしかないわけだし、だいたい井戸に閉じ込めれば終わるというオチは、あまりに短絡的で意味不明。中田監督も脚本読んで引き受けるのをやめるべき内容でしょう。ナオミ・ワッツが得しただけの映画では? [DVD(字幕)] 3点(2006-03-10 17:49:15) |
8. サスペクト・ゼロ
悪くない。というより、期待以上で得した気分の映画。キングスレーは圧巻!まわりの俳優がショボいだけに、より存在感があった。映画の作りとしても良好だと思う。ディテールは凝っているし、監督の描写も上手、時間の使い方も良しと感じた。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-30 22:58:52) |
9. 最‘狂’絶叫計画
《ネタバレ》 ちょっとはストーリー性があったか?リング+サイン+マトリックス+アザース(?)を中心に無理やりながらも話はくっついていた。ラストのファイナルディスティネーションはなかなか。宇宙人がマバタキしてたのも驚き(こんなところにオカネかけなくても・・・)。しかし、チャーリー・シーンはもうこういう役しかないのか?WEST WINGの大統領役でがんばっている親父が泣いてるぞ! [DVD(字幕)] 5点(2005-05-05 17:23:26) |
10. サンダーバード(2004)
ちょっとひどい。世界的惨事を救出しろよ! 3点(2005-02-11 14:29:29) |
11. 座頭市(2003)
北野武は天才だと思う。世界を意識した日本くさい映画はなかなか作れないし、作ったとしても、スタイリシュにはならない傾向にある中、日本くささを先進的に世界にアピールできた映画だと思う。タケシが世界を見たのが先か、世界がタケシに目を向けたのが先か、どちらかはわからないが、タケシは常に世界を意識しているのだろう。 8点(2004-06-01 22:25:12) |