1. 最強のふたり
《ネタバレ》 ずっと笑いっぱなしで観ていたのに、最後にフィリップが見せたなんともなんとも表現しがたいプチ泣き笑いに思わず貰い泣き。 そのままピアノの心地良い響きとともに気づいたら嗚咽が出るほど泣いていた。 また私の大好きな「悪人の出てこない映画」にあたったようで嬉しい。 でもフィリップの堪忍袋の広さには「本当に実話か?」と首をひねった。 ドリスの最初の頃の一貫した粗野な振る舞いによくぞ我慢できたなと驚く。 こういう人は往々にして頑強で偏屈で少しのミスも許せなくてイライラするタイプかと思っていたから(案の定最後の方ではそういう態度になってたし) 個人的にはドリスがもっとクラシックやオペラにハマったシーンを見たかった。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-10-19 12:15:39) |
2. サンセット大通り
《ネタバレ》 何年か置きにもう三回くらい視聴。怖すぎる。イヴの総てが上品な怖さだとしたら、こっちは下品な怖さ。でも好き。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-22 23:37:29) |
3. サイコ(1960)
《ネタバレ》 何度観ても素晴らしい。声帯模写やら影やら矛盾を突付けばきりがないが、それを補ってあまりある緊迫感と今観ても全然古臭くない映像美。無理矢理な続編やリメイクの限界を改めて感じさせられた映画。そんなに美人じゃないジャネット・リーがあの有名なシーンでは絶世の美女に見えてくる不思議さ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-09-20 01:12:21) |
4. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 私はいわゆる常識にとらわれすぎた人間なので、近親相姦の男に説教されても「お前がいうな」と思うのと同じくらいの嫌悪感を「友人の彼女を寝取った男」に感じてしまった。 主人公が孤児院に戻るシーンで、なんとなく「おまえ、結局何もなしえなかったじゃん」と醒めた視点で観ていたはずなのに、ラストを迎えた時「あ、絶対アレを言うな」とわかっていたのにもかかわらず、なぜか涙が出ている自分がいた。なんだこの映画? ケッと思うのになぜか8点をつけてる自分がいる。本当になんだ?この映画は・・・。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2009-08-21 12:36:31) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
無人島に一枚だけDVD(+プレーヤー)を持っていっていいと言われたら(そんなシチュありえないか、電気が・・・)間違いなくコレを持参します。今までにおそらく20回位はみてるけど全然飽きないどころか観ればみるほど味が深まります。サントラ盤もお誕生日に買ってもらって超リピったのでそらで唄えます。若い頃はメリポピが一番だったけど、今は切ない映像も多いこっちのほうがより好きです。 [DVD(字幕)] 10点(2008-07-16 19:05:50) |
6. THE 有頂天ホテル
《ネタバレ》 わざわざ映画館まで足を運んだのだからおもしろくないとは絶対に認めたくない。そんな気持ちで最後まで観て「よかったよかった」といいながら口数少なに家に帰った覚えがある。その後、最近テレビで再見。やっぱり「おもしろくなかった」と大声で言うことにした。こういうのはリアリティがなければ笑えない。支配人(役所)が元奥さん(原田)への見得(嘘)を突き通すために周囲に堂々と嘘をつき始めるところ辺りから萎えた。大事な仕事をクビになる危険性を考慮せずホテルや客に迷惑をかけ続けるホテルマンの存在なんて「ありえない」コメディだからって何をやってもいいって訳じゃない。香取くんの演技も正直泥臭くてテンポが悪すぎる。三谷監督は大好きなんだけど三谷映画にはいつもガッカリさせられるのも事実。でもまぁこんなボロカスに言いつつ次回作もきっと映画館に足を運んじゃうんだろうけどね。 [映画館(邦画)] 5点(2007-01-07 21:10:47) |