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1.  座頭市地獄旅 《ネタバレ》 
過去に何度もあった 凄腕浪人とはからずも斬り合うシリーズ 今回は三隅研次監督で演出は申し分無い 浪人役の成田三樹夫もさすがのかっこよさで画面に出て来るだけで危険な匂いがプンプンする 凄い存在感だ 昔の俳優は凄いな 成田三樹夫は探偵物語の「くどうちゃ〜ん♪」しか知らなかったので新鮮だった 抜き身の真剣のような危険な香りと、大道芸で頭に皿を乗せて素人の剣をかわすコミカルな芝居が対照的な成田は、この頃からおもしろコワい珍しい立ち位置の役者だったことがわかる 冒頭に成田が「好きな奴は斬らんよ 斬っちまうと世の中に好きな奴がいなくなっちまうからな」とそれだけで泣けるセリフを吐く その一言で必ず斬り合うであろう市と十文字(成田)の運命を思ってすでにこちらはグッときてしまう シリーズ屈指の名セリフだと思う 相変わらずヒロインがオバさんで今回はむしろコワイ顔 シリーズ通してここまで続くとメクラの市にはむしろヒロインは美人である必要が無いと言うこだわりに思えてくる 一転して男装のサムライ役の娘は若くて美人 この辺の対比はシリーズ通してのお約束だ 仇の市に近づくも、やはり惹かれてゆく熟女はまたまた「お種」 ほんとに座頭市は「お種」が好きだ(笑) 残念ながら仇討ちの相手だからという理由だけで十文字と斬り合う理由がほとんど無い 当時は仇討ちの相手=悪い奴という図式が一般的だったのかもしれないが、十文字が山本学扮するサムライの父親を斬った理由がまったく描かれない これでは十文字が悪い奴かどうかはまったくわからないじゃないか 市と十文字の間に斬り合わなければならない哀しい理由があればこの映画凄い傑作だったのに 市が鉄火場で子供の薬代を稼ごうとした時に「俺が市を守る」と敢然と用心棒を買って出た十文字のかっこよさ 十文字と市の間のバディ感がシリーズの中ではかなり良かったので非常に残念だ
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-07-05 13:24:15)
2.  座頭市関所破り 《ネタバレ》 
座頭市正月映画 冒頭から芸人が軽妙なトークで笑わせながら正月っぽい始まり この二人は当時の漫才コンビだろうがなかなか軽妙でおもしろい 残念ながらまったく知らない人だ(笑) 相変わらず座頭市は碁盤を切ったり回ってる駒を軸ごと切ったりとかまっぷたつ技も健在 勿論、お約束の賭場のサイコロまっぷたつも有る あいかわらず子供大好きな市だが今回もメインに軽業師のチビ兄弟がいてちょっとウザイ 途中、子供達の前でヤクザを仕込みも抜かず軽く一蹴する場面があるが「市ちゃん、つえーんだなぁ」という子供達に「おじさんだって怖かったぜ」と返す市にはグッときた 座頭市も段々といい人になりすぎて万人うけに走りすぎの感がある 正月映画だからおめでたいのはしかたがないのか タイトルの関所も特に必要性を感じない 冒頭にヤクザに追われた娘を助ける為に宿の階段でよろける振りをしながら、ヤクザ達を一蹴するお約束のとぼけた演技だが面白い さすがにマンネリな今作だがカメラワーク等もいたって普通で前作の「座頭市血笑旅」の迫力あるカメラワークからするといまいちだ やはり座頭市は三隅研次がいいのかなぁ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-03-31 23:40:18)
3.  座頭市血笑旅 《ネタバレ》 
三隅研次が座頭市に帰ってきて格段に良くなっている カメラワークもこれまでよりかなり斬新でローアングルからの撮影や人物の頭の部分を大胆にフレームアウトさせる詰まったフレーミングはなかなかの迫力だ ヒロインは若干熟女だがこれはこれで結構イイ 座頭市が義理を感じて面倒をみる赤ん坊に徐々に肩入れしていく様子は時として儚くて泣ける 遊女に赤子の世話をさせるが、気になって眠れない状況をコトコマかに描いていて、座頭市が赤子を可愛くて仕方が無い様子を充分感じさせる演出はうまいと思った 赤ん坊を挟んでヒロインのお香の失敗に、手のひらを優しく叩く座頭市が、二人の儚い幸せを連想させて目頭が潤んだ
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-03-21 15:20:02)
4.  座頭市喧嘩旅 《ネタバレ》 
シリーズ中期の第一作目 冒頭の鉄火場のシーンから見事な居合いを見せてロウソクを縦割りにする ほんとに仕込みを抜いたとたんに鞘に仕舞っている まさに一閃の技 見事というしかない シタタカだが人のいい座頭市という人物をわかりやすく見せるスタンダードな一本だ 殺陣もそれなりにあって無難な作品に見える 万人向けの仕上がりで安心して見れる その分、可も無く不可もなくと言う感じかな シリーズ初心者向け 今回ヒロインがキャーキャーうるさいだけであまり魅力がないのが残念だ
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 01:21:34)
5.  座頭市兇状旅 《ネタバレ》 
シリーズ初期の最終回 一作目のヒロインおたねが再登場 このシリーズ一作目の平手造酒以外、とことん敵がどさんぴん 今回の最大の敵、蛾十郎は負けそうになったら逃げるわ、正面からは切り合わず口ばっかりでイライラさせる ラストは自分が殺したくせに、市の儚い憧れのおたねをこきおろして市の夢を奪う 自らが死ぬ寸前までちっちゃい嫌がらせをする所は小物の極みともいうべき見事さ 他に類を見ないドサンピン感だ ヤクザは誰もろくでなしで、今回のヒロインの相手役の下仁田の佐吉ですらまったくのへたれで、ここまで男を見せない奴も珍しい この見ていてイライラさせるキャストは狙いなのか?狙いだとすればもう少し判りやすく出来なかったのか リアルにいらついた しかし考えようによっては、座頭市以外全員小物というのも勝新をとことん楽しむにはアリかもしれないな(笑)
[ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-12-31 00:55:43)
6.  座頭市物語 《ネタバレ》 
シリーズ最初の記念碑的映画 勝新の緩急ある芝居はうまい 普段のとぼけた調子から時々でるドスの効いたセリフは中々出せる物じゃないな それだけでもすごい役者だったことがわかる 座頭市が仕込みを抜くシーンは少ないが一瞬で稲妻が走る様な演出は印象的 役者もかなりの修練だ 座頭市が何故、人の気配がわかるのかを思わせる足音や衣擦れの音などがかなりの音量で響くシーンが何度かある これだけ耳がよければ普通の生活は大変だったろうと思わせるほどだ ほとんど超能力の様に気配を感じる盲人座頭市の世界を判りやすく表現したシーンを時々挟むのはうまい演出だ 労咳やみの平手造酒の鬼気迫る芝居の天知茂も抜群だ この先のシリーズが27作も続いたのがわかる傑作である ゴジラシリーズの第一作目と同じ印象を受けた カメラワークやライティングもなかなかいい カメラワークが大魔神に似てると思ったら二作目『大魔神怒る』の監督だった
[ブルーレイ(邦画)] 8点(2013-12-31 00:50:18)
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