1. 三銃士(1993)
原作のエッセンスを搾り出して、痛快な娯楽作に仕上げてます。下手に格調とか出そうとするとこういうのは絶対失敗します。本当に必要なエッセンスを取り出して、わかりやすくまとめる、口でいうのは簡単ですが職人技を感じますね。ミレディー役のデモーネイがいい味出してます。 6点(2002-10-20 22:20:25) |
2. サイコ2
一作目のサイコを踏まえて、別の映画として見た方がいいでしょう。2はただの娯楽ホラーです。低級ですが、娯楽ホラーとしてはいい線いってます。ミステリを中心にしたつくりも○。3は・・・ですが、2までは見れるんじゃないかな。 7点(2002-10-20 22:11:28) |
3. 34丁目の奇跡(1994)
サンタが裁判にかけられるという点がユニークであり、さすが訴訟の国アメリカと思ってしまう。オリジナルとは判決の根拠が異なるが、賛否両論あれど自分はこっちの方が好きだし、昂揚感がある。疲れたとき何も考えずに見たい映画。 8点(2002-03-24 04:37:45) |
4. サスペリアPART2
映画でやるべきではない、絶対に漫画でやったほうがはまるトリック。カタカタ人形を子供時代に見てたら、絶対トラウマになってたと思う。 7点(2002-01-29 01:48:16) |
5. サンゲリア
この映画は『ゾンビ』(J・A・ロメロ監督)と見比べることをお勧めしたい。『サンゲリア』の原題は『ゾンビ2』というのだが、これはフルチ監督が『ゾンビ』に「インスパイア」を受け、本人の許可も得ずに勝手に作ってしまった続編なのである(ただしストーリー的なつながりはない。和歌でいう本歌取りに近い?)。本家より気合が入っているのはゾンビの造形で、腐った死体がよりリアルに作られており、そのぶん余計な残虐度が高い。本家が世紀末的退廃の趣を残しているのに対し、「ゾンビに襲われる!ひー!!」という監督の趣味の部分だけを肥大化させた『サンゲリア』は、そのぶんパワーに満ちた出色のゾンビ映画となっている。だからホラーとしての高級感は期待してはいけません。それは『ゾンビ』で味わいましょう。(ただ、ブードゥー教のゾンビってゴーレムみたいな「死体の召使」で、人は襲わないのだが・・・) 8点(2002-01-29 00:31:15) |