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鱗歌さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3888
性別 男性
年齢 53歳

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41.  少林寺三十六房
何故か、かつて執拗にTV放送された本作、お陰で日本では『少林寺』を超えて功夫映画の一つのスタンダードになった気が(日テレのお陰?)。たけし城の竜神池を越えないと飯が食えない!そんなんで強くなれるのか?と思ってたら、とうとう仙人みたいな境地へ。修行して強くなってから敵と戦う、これポイントね。『少林寺拳道』とかいう邦題の続編もあるそうだけど残念ながら未見。いつ観られることやら。
7点(2003-08-14 12:41:36)
42.  ジョン・カーペンターの要塞警察
お金がないことがよくわかります。敵の姿が見えません。しかし、低予算を逆手にとって、カーペンターは好き放題やってくれてます。下敷きは「リオ・ブラボー」ですが、見事にこれを換骨奪胎。映画で子供はあんまし殺しちゃいかんという不文律(?)もこの際無視。おかげで屈指のショックシーンになっています。
7点(2003-05-24 10:13:22)
43.  新・網走番外地 嵐呼ぶダンプ仁義
『新~』も含めての、網走番外地シリーズ最終作。思えば、刑務所シーンで敵対する相手も、かつては、いかにも粗暴そうな悪役顔の安部徹だったのが、いまや狡猾そうな経済ヤクザ風の風格を見せる小池朝雄へ。隔世の感があり・・・という程でもないでかすね。『新~』になってやや製作ペースが落ちたとは言え、シリーズ開始からまだ7年ほど。そもそも主演の健さんが、見た目、大して変わってない。いや、最後まで変わらなかったのが健さんという人、という気もしますが。 最終作、と言う訳で、それなりにマンネリ感もあり、勿論シリーズものですから、マンネリ上等!ではあるのですが、一方で「健さんしばり」「網走番外地しばり」というものも感じてしまうのは、タイトルを見てもわかるように、『トラック野郎』まであと一歩、のところまで来てるんですよね。ダンプトラックのカーチェイスはあるし、モナリザお京みたいなキャラまで登場するし。 しかし主演は健さん、監督は降旗康男。やっぱり菅原文太&鈴木則文とは、描く世界が違いますわな。違うんだけど、でも、トラックチェイスをクライマックスに持ってくりゃいいものを、やっぱり、殴り込みをかけてドスを振り回す展開に持ち込んでしまう、任侠映画しばり。 網走番外地は比較的、テキトーで自由度が高いシリーズだったはず、なんですけどねえ。冒頭の刑務所シーンで健さん自身が『昭和残侠伝 死んで貰います』(だと思う。間違ってたらごめん)を見ている、なんていう悪ノリには、その片鱗が。だけど本作、全体的にはマンネリ感が悪い方に出て、悪ノリかどうかはともかく、もう一つノレない印象。ちょっとダメかなあ、と思っていたら、マンネリ感の積み重ねでやっぱり最後は盛り上がってしまう。ダイナマイトでの襲撃といった派手なアクションも見どころ。丹波哲郎の温存も、ありがちと言えばありがちだけど、それでも、待ってました!と言いたくなる。 やっぱり、マンネリ上等、なんですよね。
[インターネット(邦画)] 6点(2023-09-23 05:40:31)
44.  実録三億円事件 時効成立
東映便乗企画路線(?)の最たるもの、といってよさそうな作品。 とは言え、豪雨の中、ドキュメンタリータッチで描かれる三億円事件など、なかなかの見せ場。 続いてその後の捜査が描かれますが、敏腕刑事、にはとても見えない金子信雄が、ジワジワとイヤらしく犯人像に迫ってくるあたりがまた、実にイヤらしい。金子信雄だもん。 という、犯人も刑事もヤな感じのまま進んで、犯人が逮捕されるのも、されないのも、どっちもシャクに障るけど、どっちもガンバレ、という状態の中、時効は迫り、刑事の手も迫る。 どうしようもない企画にしては、最後、うまくまとめたなあ、という気もします。
[インターネット(邦画)] 6点(2022-05-20 23:12:32)
45.  新仁義なき戦い(1974)
せっかく「完結篇」を作ったにも関わらず、性懲りも無く「新~」などとぶち上げるのは、13日の金曜日だけでたくさんです、と言いたくもなるのですが、コチラの方が先だから仕方が無い。とは言え、「新」どころか、時間を巻き戻して蒸し返してるだけなので、コチラの方がよほどタチが悪い気もするけれど、相手は東映。節操を求めても無益というもんです、ハイ。 蒸し返してるだけ、と言っても、テイストは多少、変えてきてますが、あの5部作の後では、いささか野暮ったい印象。冒頭こそ、いきなりの抗争で暴力的に開始するものの、ちょっと大人しくなってしまったか。 ラストは何だかこのまま旧シリーズを全部、再映画化しそうな勢いで終わりますが、もしかしてこの作品が大大ヒットなんかしちゃった日には、そんなことにもなりかねなかったのでしょうかね。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-12-12 22:47:16)
46.  女囚さそり 701号怨み節
シリーズ追うごとに、前衛的と言ってよいのかそれとも単にデタラメなのか、どんどんワケのわからない方向に突き進み、ついにこの第4作では監督交代と相成りました。そうするとやたら暗いオハナシになっちゃって。前作までのあのワケのワカラナサってのも、暗くなりすぎないように毒消しの効果でもあったのかな、と。 今回、さそりを目の敵にするのは、細川俊之。これが渡辺文雄とかだったら冷酷さの中にもユーモアが感じられるけど、普通に冷酷モードです。 一方、さそりが出会う元反体制活動家が、田村正和。なーんかヘンなんですけど、どこがヘンなんでしょうねえ。ははは。話し方はこの頃から、例の通りでありました。 で、この3人には、三者三様の「恨み節」があって、まあ、暗いのなんの。恨まれ役は一人もおらず、全員が恨み役。 4作の中では一番マトモ(刑務所がショッカーの基地みたいに描かれるのは不問として)な気がしつつも、これはこれで別種のアブナさのある、シリーズ最終作でした。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-08-22 18:00:55)
47.  新エクソシスト/死肉のダンス
マリオ・バーヴァの『リサと悪魔』にシーンを追加してエクソシスト便乗作をでっち上げました、という、全く何の志も感じられない一本。そういうデタラメさがまた、いいじゃないですか。 物語の発端は元映画と同じながら、途中から物語が分裂し、エクソシストを臆面も無くパクりましたという追加パートと、元の『リサと悪魔』とが、並行して描かれます。ので、結構、ワケが判らない。けど2本分楽しめてお得、なんだか、どうなんだか。 リサが骨董屋みたいなところに入るとテリー・サバラスがいて、彼女が店を出ると街が迷宮のようになって、自分がどこに居るのか判らなくなる、というのが元映画。一方この作品でほ彼女の退店後もテリー・サバラスと店主とのやり取りが続く。んだけどここは追加シーン、テリー・サバラスはブッキングできなかったらしく、代役の後ろ姿しか写りません。要するに、後ろ姿だけなら別のハゲで充分つとまる、ということなんでしょう。で、リサの卒倒シーンへ繋がって、エクソシスト路線が始まります。 並行して『リサと悪魔』も物語が進みますが、ここにも再編集の跡があり、例えば見知らぬ男に「エレナ」と呼びかけられる場面では、彼が、テリー・サバラスが運んでいたマネキン(?)とクリソツであったことを、一瞬の回想で示す親切設計。 正直、2つの話が殆ど噛み合ってない上、追加パートはあまりにもエクソシストの二番煎じ感が強すぎて、だいぶトホホな作品になってますが、テンポの良さは元映画を上回り、それでいて雰囲気はちゃんと味わえる。どちらか一本を見る、というのならコチラは見なくていいと思いますが(笑)。 アランフェス協奏曲が挿入されるのは元映画の通りで、雰囲気作りに大きく貢献してますが、冒頭で流れるのは、しっとり感とは真逆を行く、春の祭典。 そういや、冒頭のトランプのシーンは元映画のもしかしたら最大の見所じゃないの、とか思ってたのに、この作品では採用されてませんでしたね。残念。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-07-06 22:59:37)
48.  少林寺木人拳
少林寺に入門するも最初はダメダメなジャッキーが、思わぬ人達から秘技を伝授されつつ特訓で腕を上げ、襲いかかる木製の人形軍団に立ち向かう卒業試験を突破して山を下りるまでが、ざっと一時間ほど。映画の半分強。ちょっと中途半端な気がしないでもないけれど、前半、ジャッキーがメキメキと腕を上げていく感じは、よく出ています。 クライマックスにおける宿敵との死闘も、今見ると何だかマッタリしてますけれど、映画全編にわたって、京劇のような威勢の良い音楽が鳴り響き、それなりに盛り上がります。
[インターネット(字幕)] 6点(2021-04-02 22:56:47)
49.  女王蜂(1978) 《ネタバレ》 
市川崑&石坂浩二の金田一シリーズ4作目になる訳ですが、ここまでが、犬神家の一族・悪魔の手毬唄・獄門島と、どれもこれも一種の見立て殺人モノなもんで、私も子どもの頃には、「金田一モノって、もしかして全部同じパターンなのか?」とか思ってたりもしたんですけど、この4作目『女王蜂』ではちょっと趣向が変わって。 見立てらしい見立ては無く、アヤシイ脅迫状が届くだけの、正直、映画化するにはちょっと地味な作品。特定のローカルな地域を舞台を限定せず、作中で舞台がアチコチ移動するのがまた、雰囲気を出しにくいところでもあります(ついでに言うと、原作では事件の発端となるのが月琴「島」だけど、映画では月琴「の里」と変更されて、これまた雰囲気が掴みにくい。さらには中盤の舞台を京都に変更しており、ちょっと移動し過ぎの感も)。 さて、多彩な登場人物の中で、犯人は一体誰なのか。 ってったって、約3名ほどの方は、過去の3作品で〇〇役をすでに演じたヒトたちなので、まさかまたこのヒトたちが〇〇ということはあるまい。いや、その裏をかいて、実はまた〇〇なのではないか・・・とかいう深読み・浅読みも、ご自由に。 ラストの真相が明らかになる場面は二段構成になっていて、これはちょっと原作に近いのだけど、原作では最後の惨劇の後で真相が語られ、ミステリとしては工夫っちゃあ工夫だけど、何となく、死人に口無しの欠席裁判めいたイヤな感じもあって。その点、本作の方が、疑問を感じる余地のないスッキリした真相の提示になってます。だけど、その分、終盤が蛇足めいてしまったのが皮肉なところ。 それにしてもこの映画、ミステリ作品としては、どうなんでしょうねえ。奇抜な映像表現で遊びまくる一方、肝心の事件や人物関係の描写があまり丁寧ではなく、作り手もあまり「推理」というものには興味が無かったのではないか、と。さらに言えば、単に、加藤武をまた登場させたかっただけなのではないか、と。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-08-17 20:56:35)
50.  潮騒(1975)
『伊豆の踊子』に続く、三浦友和&山口百恵の文芸路線。両者に共通しているのは、原作に「脱ぐ」シーンがある、ってことで、ファンをヤキモキさせるためにわざとそういう小説を選んだんだろう、と勘繰ってしまうのですが。で結局、両者とも、まあよくわからんけどこんなもんでしょ、という仕上がりになってるのですが、それはともかく。 それを「ともかく」で片づけてしまうと、あまり言うことが無くなってしまうのですが、ああ、そういや初井言榮さんって、堀ちえみ版にも出演してましたっけ。いや、それもともかく。 オドオドするばかりで動きに乏しかった『伊豆の踊子』に比べると、今回は三島由紀夫作品、すなわち行動してナンボ。主演ふたりがそれぞれ存在を主張しつつ、動きのある物語展開になってます。ただ、百恵さんは相変わらずイモっぽいですが、その素朴さが、なかなか悪くないですねえ(原作のイメージに近いかどうかはともかく)。しかしここは友和さんの、一本気な若々しさこそが最大の魅力。フンドシ姿も目にまぶしい。 いや、やっぱりMVPは、初井言榮さん、かな。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-07-21 21:44:52)(良:1票)
51.  蛇鶴八拳
ジャッキーの、髪型も変だけど、アイメイクも変。なんかホントに変です。変な上に態度がでかい。何かと言えばやたら腕組みばかりして、そんなに腕組みばかりするのは、仮面の忍者赤影か、ビバリーヒルズコップのアクセル刑事くらいのもんでしょう。 内容はというと、これがもう、全く無いよう。いやわざとダジャレ言ってるんじゃないんです、他に言いようが無いんです、不可抗力です。 「蛇鶴八歩」なる拳法の極意書をめぐっての争奪戦が、これがもうほとんど途切れなく続く感じで、10分間のうち9分61秒は戦ってるんじゃないかと。なのでおよそストーリーなんてものはありません。 このひたすら展開される戦いが、良く言えば様式美とでも言うんでしょうか。それとも言わないでしょうか。いかにもマッタリとした格闘モドキ延々と続きます。しまいにゃこちらもこのスローモーな動きに目が慣れてきて(普通とは逆ですね)、何となく楽しめてくる。ような気がしてくる。 で、ただただ刺客たちと戦い続けていたジャッキーが囚われの身となり、何とか一息つきますが、結局はカオスのような展開となった挙句、どういう訳なんだかジャッキーが敵(敵って誰だよ)のボス(だからボスって誰だよ)と唐突に一騎打ちを始める、これがクライマックス。戦っている場所はもちろんどこかの野原。やたら強い敵に、さらに『笑拳』みたいに怪しげな3人組も加わって。 まあだいぶ薄味で、スカスカですが、盛り沢山の作品でした。どっちやねん。
[地上波(吹替)] 6点(2017-08-26 18:26:22)
52.  新・男はつらいよ
膨大なシリーズ作を誇る、この「男はつらいよ」シリーズ、マンネリが売りとは言え、色々と変化球も仕込んでくるのだけど、一番手っ取り早い変化は、監督を代えること、ですね。脚本に山田洋次が関わり続けても、監督が代われば確実に雰囲気は変わります。で、この第4作、残念ながら、それが良い方向には向かってません。何だか安っぽい画作りで、シリーズ最低水準じゃないでしょうか。しかし、笑いの要素はもっとも豊富。いかにも長屋モノのコメディ、といった感じで、近所の人々がワンサカ出てきて(御前様まで出番が多い)、賑やかな作品です。何かと珍しいシーンもありまして、回想シーンなんて珍しいやんか(タコ社長の語りの場面)、とか、寅さんが大金持ちになってタクシー乗ってるなんて珍しいやんか、とか。とらやのおばちゃんが腹を抱えて爆笑してるシーンってのも珍しい(このヒト、よくわからんことで泣いてる場面が多い)し、おばちゃんの洋装に至っては、正視してよいものやら(笑)。あとどうでもいいけど、とらやの2階って、左手に階段があったんですね、とらやの構造がよくわからなくなってきた。それはともかく、ラストの寅さんがとらやを発つ場面も、ややクドい感じのセリフで締めて、何かとわかりやすい、“笑いあり涙あり”な作品にはなっております。美人の春子先生には、近いうちに再登場していただきたかったです(まさか十数年後に別人になってしまうとは)。ちなみに中盤で流れる弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンのラズモフスキー第3番第2楽章。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-02-02 09:14:08)
53.  新・猿の惑星
宇宙人との“ファースト・コンタクトもの”って、SFのメジャーなテーマですよね~。色んな作家が色んなケースを想定して色んな作品を作ってきたワケですが・・・。この作品はスゴイ。発見された宇宙船から現れた来訪者が、地球で言うところのサルにそっくりだったという「だけ」で、動物園送りにするとは! じゃあ何よ、もし宇宙船から出てきたのがタコ型火星人だったら、水族館にでも送致するのかね、プンプン! という、ある意味度肝を抜かれたオープニングの本作。内容もスゴイ。もともと『猿の惑星』は、人間が獣に追われ、捕らえられる、という、人間と獣の立場を逆転させたところにSFの妙味があった作品だったはず。それをわざわざ、さらにもう一捻りしてしまったところ、獣が人間に追われるという、いわゆる「ウラのウラをかいたら、元通り」という作品になっちゃった、うん、これは確かにスゴイ。前2作を踏襲しているようで、実はほとんどの設定を無視しちゃってるしなあ。でも、でも。『猿の惑星』の面白さを支える要素の中でも無視できないひとつは、ジーラとコーネリアスという、二人の猿のキャラの魅力だと思う、その点で、彼らを主人公にし、彼らの受難を描いた本作は、やっぱし何だかグッとくるものがあるのです。ああ、もう少し金と時間をかけて丁寧に作ってくれていればなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-01 14:27:43)(良:2票)
54.  ジーザス・クライスト・スーパースター
うーん。私はロックンロールというものをまともに聴いたことがなく、全然知らないのですが、コレはやっぱり魅力的な曲なんですか?変にわざとらしいような7拍子みたいな曲が出てきて、文字通り拍子抜けしてしまったもんで、どっちかというと映像を中心に楽しんでしまって。オマエなんか観るんじゃねーとか怒られそうなのでこの辺で退散します。
6点(2003-08-17 14:30:21)
55.  女囚さそり 第41雑居房
ストーリー自体は割と単純でして。栄転を前にした渡辺文雄所長が、あと思い残すは、憎き梶芽衣子をいかに懲らしめるか、だったのが、彼女を含め女囚たちの脱走事件が発生。女囚たちの逃亡劇と、彼女たちを追う刑務官。というわけですが。 これだけの話が、一体どうしたらここまで意味不明の前衛劇になってしまうのか。いやはや、壮大なる一大叙事詩を見せられた気分(笑)。 そもそも、どこでこんなロケ撮影したんでしょうね。この世のモノと思えぬ光景の数々、まさに人外魔境。 娯楽の範疇を、超えてます。いや、逸脱してます。誰も止める人が居なかった・・・ってことですよね・・・・・・。
[インターネット(邦画)] 5点(2021-07-14 22:41:07)(良:1票)
56.  処女の生血 《ネタバレ》 
またも出ました、「アンディ・ウォーホル・プレゼンツ」のクレジット。どうせ全然、プレゼンツなんぞしとらんのだろう、とタカをくくっていると、更なる衝撃が我々を襲う、それは「出演:ヴィットリオ・デ・シーカ」というクレジット。どうせ、騙されて出演させられたのだろう、とタカをくくっていると、いやこれが意外にノリノリの演技で、満更でも無さそう? さて、前回の『悪魔のはらわた』がフランケンシュタインものだったので、必然的に(と言ってよいのかどうか)今回はドラキュラもの。オリジナルのネタは無いのかよ、と突っ込んではイケナイ。十分、オリジナルな内容(勿論、良い意味ではありません)。例によってウド・キアが演じている、主人公のドラキュラ伯爵。時代も流れ、世知辛い現代、どこに行っても処女がいない、血が吸えない、ああもう駄目。と、いきなり泣き事をのたまい、何とも気が滅入る。で、目をつけたのがデ・シーカ公爵の美人(かなあ?)四姉妹。処女であれば結婚して連れ帰り・・・と行きたいところだったが、実は次女と三女はドスケベで、ムキムキ絶倫男(何故か共産主義者)と3Pにふける毎日。そうとは知らずに血を吸ってしまい、食あたりを起して苦しむドラキュラ。というアホ過ぎるお話なんだけど、雰囲気はあくまで大真面目のゴシックホラー。次女、三女と、一度ならず二度までも食中毒に苦しむあたり、情けないというか、ダラシないというか。いやそれを超えて、何だかドラキュラが気の毒にすらなってくる。早く医者に診てもらえよ。でまあ、さすがにうら若き(ホントに若いの?)四女ばかりは処女のはず!と思ってたら、ドラキュラの正体を見抜き事態を察知したのが例の絶倫コミュニスト、彼女を助けるのかと思いきや、「処女のままでは危険だ!」と早速ゴーカンしてしまう(どうやらココも笑う場面ではなくって、あくまで真面目なホラーらしい)。可哀そうなドラキュラ。クライマックスに至っては、絶倫男が斧を振り回してドラキュラを追い回すという、ホラーにあるまじき展開。バラバラに解体され身動きがとれなくなっても、さすがはドラキュラ、とりあえずなかなか死なない。それがかえって、情けないというか、ダラシないというか。実に哀れ。まるで大悪獣ギロンに解体される宇宙ギャオスのような最期でありましたとさ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-16 23:10:30)
57.  新・高校生ブルース
本来は『ポーキーズ』みたいな映画のノリのはずなのですが、全編にわたって充満しているのはむしろ、オヤジ臭い安キャバレーみたいな雰囲気でした。
[地上波(邦画)] 5点(2009-03-01 11:14:17)(笑:1票)
58.  新・明日に向って撃て!
この作品。どうなんでしょうね。うっふっふ。トム・ベレンジャーはポール・ニューマンに似てるから抜擢された、ってな話を聞いており、観るまでは「?」だったのですが、観たら納得、確かに面影あります。でもウィリアム・カットの方はどうでしょうね~。まあでも、この「似て非なるもの」ってのが曲者、なんだかフラストレーションがたまってくる。何しろ、映画自体は、「似て非なる」どころか「まるで異なる」映画ですからね~。かの『明日に向って撃て!』と比較しちゃあ、これはキツい。しかし『明日に~』をの存在を無視すれば、何が言いたいのかわからない散漫な映画。まあ、ようするにコバンザメみたいな映画、ですが、水族館でコバンザメを眺めているのも、それなりに面白いもの、ではあります。
5点(2004-08-13 15:04:33)
59.  シンドバッド虎の目大冒険
最初の宇宙人3兄弟みたいな奴はよかったんですけど、後がさっぱり。モンスターのキャラが弱く、あんまり心ときめきません。大体、無理にコマ撮りやらなくても、着グルミか何かでも表現できるそうなヤツが多い(実際一部の撮影ではそうしてる)。敢えてコマ撮りにこだわるのは、「動きがギクシャクして特撮っぽくて面白かろう」という、コマ撮りの限界を自ら認めたような開き直りにも感じられてしまいます。やっぱりキャラが命! ストーリーの方はハナからもうデタラメで、モンスターにも魅力がないとくれば、どうにも見どころが少ない。労力があまり報われなかった残念な映画です。
5点(2003-10-12 10:01:18)
60.  ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー 《ネタバレ》 
ジャッカー電撃隊とゴレンジャーが夢の競演! って、出演者が一部重なってるのにどうするの? 心配ご無用。あくまでジャッカー電撃隊が中心であり、ゴレンジャーで変身前の姿を見せるのはモモレンジャーだけ。変身後だったら、さらに仮面ライダーV3だって登場可能(しかも写真だけだしなあ)。 冒頭、ショッピングを楽しむジャッカーの4人の前に、急にいきなり突拍子もなく、インデペンデンス・デイの先駆けとしか思えない巨大過ぎるUFOが登場。この容赦のないテンポの良さは、この後も続くので覚悟してください。 で、怪しい女を捕まえてみれば何とモモレンジャー、さらには、発見した暗号をたやすく解読して、あれよあれよという間に、敵の基地が奇怪岬に存在することが発覚。で、この奇怪岬というのが、何の変哲もないフツーの海岸、といった感じなんですが、防衛のために見張りを続けるクライム一味の姿に、BGMとしてパーカッションのリズムが刻まれると、何だか『史上最大の作戦』みたいでちょっとカッコいいじゃないの。 ただし、肝心のクライムの首脳陣が皆、一応、極悪な感じのカブリ物をしているのですが、なんだかこの、各々が「極悪です」と一生懸命主張するようなコスチュームには、哀愁すら感じられてしまって。しかもよせばいいいのに、クライム四天王、わざわざ合体して四天王ロボに変身する。敵役が、合体したり巨大化したりするのは、「もうすぐ終わりです」という合図みたいなもんですからね。余命もあとわずか。 ラストはビッグワンの策略により、完膚無きまで叩きのめされる鉄の爪。気の毒で見てられない。でもとりあえず、完結篇っぽい感じにまとめて、よかったですね。
[DVD(邦画)] 4点(2016-10-19 13:53:29)
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