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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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61.  シェフと素顔と、おいしい時間
巻頭で「アメリカ映画の様な恋がしたい」とジュリエット・ビノシュが語ってる通りの、ハリウッド映画を意識して構成された脚本を、二大スターの魅力で見せるフランス製ロマンティック・コメディ(もしかしたら非常に珍しい作品かも?)。「女を追いかけてる男」と「男から逃げ出した女」が「空港」で出会い、「アクシデント」で「呉越同舟」、「好意と反目」を「一夜」で「何度も」繰り返し、やがて「自分の本当の気持ち」を知る。まず無名の俳優では今更成り立たない内容ですけど、そこはスターの芸と存在感、厚化粧と英語訛り(?)等の小ネタで、最後まで充分楽しく見せてくれました、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-10 02:17:11)
62.  失楽園 《ネタバレ》 
何なんでしょうか、このリアリティの無さは。別に既婚男女が出会って恋に落ちても、いつどこでセックスしても構いませんけど、この二人には最初から「日常」が無い。寒々しい雰囲気でよそよそしい会話を交わす役所広司家。とても普通の関係とは思えない黒木瞳夫妻。特に黒木家に生活感は皆無。家政婦を雇ってる様子も無いし、一体誰が家事をしてるんだ? この関係は日常との対比で演出しないと全く説得力が無いゾ。それに、何で心中? ただお互い離婚して一緒になりゃ済むことじゃないの? そこに特別な障害も無かったと思うんですけど…、3点献上。
3点(2005-03-24 00:07:16)
63.  17歳のカルテ
なんか皆さん演技についてばっかりなので、映画について。「恋する人魚たち」の時(のウィノナ)もそうだったと思うけど、思春期を誇張するとこんな感じなのかなぁ、と。最初は普通っぽい患者達を、やっぱり異常なんだと思わせちゃうストーリーが少し嫌い(あと、男以外はあんまり60年代を感じさせないので、登場する男達にすごい違和感があった)。欲を言えば、もっと正常と異常のボーダーを訴えて欲しかった。でも良い映画だとは思うので6点献上。
6点(2005-03-16 00:28:23)
64.  春夏秋冬そして春
ハリウッド映画の劣化コピーばかり量産してる最近の韓国映画界にあって本作の様な作品に触れると、韓流も捨てたもんじゃないと思えてくる。キム・ギドク作品は「魚と寝る女」しか観てませんが、本作は更にシュールな舞台設定の上、登場人物と台詞も更に抑えられ、これまで以上に寓話性が顕著になっている。そして、春夏は比較的普通っぽい展開でしたけど、秋になって、途端にキム・ギドクらしい作品になった。繰り返される人の一生の春夏秋冬。ある人生が幕を閉じても、必ず別の春はやってくる。芸術性も高いと思いますが、それ以上に本作は面白い映画です、7点献上。
7点(2005-03-16 00:15:37)
65.  始皇帝暗殺
やはり製作に日本が絡んでしまった為か、陳凱歌を監督に据えてみても、邦画大作的な中途半端さが見え隠れしてしまう仕上がり。最大の失敗は、主人公が趙姫に見えてしまう脚本だと思う。意図としては三者三様の視点から物語を組み立てたかったのだとは思いますが、彼女は歴史の証人として狂言回しに徹し、秦王と荊軻、そして如何に二人の男が合いまみえることになるのかに物語をフォーカスすれば、ずっと面白い映画になった筈。入魂のオープンセットが、後に「HERO」で日の目を見ることになったと思えば、これも無駄ではなかったということでしょうか…、4点献上。
4点(2005-03-16 00:05:31)
66.  シャイン
非常に特殊な人物の非常に特殊な半生なので興味深く鑑賞することは出来ますが、個人的には感動したり楽しんだりすることは出来なかった。まず、父親の人物像が良く解らない。最初はプロのレッスンを断り、でも自分の指導に限界を感じて息子を預ける。最初は息子の成功を喜びながら、やっぱり息子を手放そうとしない。多分誰よりも息子を愛してながら、留学後は徹底して拒絶する。父親もかなり精神異常の気がある。あと、現在でもデヴィッド・ヘルフゴットには賛否両論あるようですが、私も彼は猿回しの猿に感じられる。彼の本心はどこにあるんでしょうか…、6点献上。
6点(2005-03-08 00:22:25)(良:1票)
67.  シャーク・テイル
全く新味の無い能天気な往年のハリウッド映画を、ヒップ・ホップ主体の音楽と最新CGで今風にしただけの古風なアニメーション映画。ピクサーと違ってドリームワークスのアニメは出来不出来にバラつきがある様に見受けられますが、本作は明らかに後者だと思う。とにかくテーマやモチーフが古過ぎる。貧民街から見上げる高層マンションのペントハウスなんて、一体いつの時代のイメージなんだ? 本国でもこーゆー単純なアメリカン・ドリームに今更憧れてる人も少ないでしょう。また、「アンツ」に引き続いてキャラクターも、声優に似せることに熱心でちっとも可愛くない。ロバート・デ・ニーロそっくりなドン・リノの「演技」が私には面白くても、それを理解できる子供がいるとも思えない。従って子供も楽しめないでしょう、5点献上。
5点(2005-03-04 00:18:26)(良:1票)
68.  獣兵衛忍風帖
川尻善昭監督の、まだアダルト・アニメの雰囲気を残しているハードボイルド時代劇アニメーション。これもまた独特な世界観を持った作品の様な気がしますが、基本的には特殊能力を持つ者同士の戦闘で物語を進めていく。敵の特殊能力はどこかで見た様な感じなので、そこに新しさは無いし、エロ・シーンも結構あるので万人向けの作品でもないでしょう。毒見番くノ一として毒に慣らされ、自らが生きた毒となり、キスしただけで相手を死に至らしめる文字通りの毒婦・陽炎は魅力的でしたが、周りのキャラに対して、肝心の獣兵衛に魅力が足りないのが大きな欠点です、5点献上。
5点(2005-03-04 00:05:27)
69.  ZIPANG
林海象作品はこれしか観てませんが、雨宮慶太がストーリーボードを描いてる所為なのか、この映画もお馴染みの東映戦隊ヒーロー物のノリ。地獄極楽丸と鉄砲お百合(安田成美が良い!)という魅力的なキャラクターを創造していながら、話の本筋を彼らに関係の無い異空間の恋物語にしてしまったのも残念。チャンバラも本作の高嶋政宏に比べれば、まだ「あずみ」の上戸彩の方が様になってます。そして、全身金粉にまみれながらも、唯一人シリアスに演技する平幹二朗が哀れを誘います…。こんななら雨宮慶太がメガホンを取った方がずっと良かったと思います、3点献上。
3点(2005-02-26 00:07:59)
70.  シャンドライの恋 《ネタバレ》 
愛する男と、愛する男を助ける為に全てを投げ打った男。とことん説明を削ぎ落とし、タンディ・ニュートンの日常を追っただけの官能的映像で描き出される、一人の女の心の揺らぎと究極の選択。この映画を観た一人一人はシャンドライとなり、彼女と共にそれぞれが結論を下さなければならない。これは観客にとっても正に「悩ましい」状況。しかし、シャンドライの家主に対する気持ちは、果たして邦題通りの「恋」と呼べるのか? 彼の行為は無償の愛でも、その結果は金で女を買うことと何処が違うのか? ここを突き詰めれば自ずと結論が出る筈です、7点献上。
7点(2005-02-15 02:21:18)
71.  シェルブールの雨傘
話自体はどーってことない、戦争で引き裂かれた若いカップルの悲恋物語でも、正に実験作と呼ぶに相応しい全編を歌で通した本作は、音楽以上に演出と美術が凄い。【STING大好き】さんの仰る通り1曲1カットに近い撮り方。しかし、そこに存在するのは通常のミュージカルの様な「振付」ではなく「演技」。もちろん主演者以外の台詞も歌で、ダンスじゃ無いのに曲に合わせて絶妙にカメラに入っては出て行く(一番凄いのはオープニングで修理工場に車が入ってくる所。ここもちゃんと歌に合っている!)。こりゃよっぽどのリハーサルを重ねたんでしょうねぇ。ということで、7点献上。
7点(2005-02-03 00:04:10)
72.  白い船(2002)
教室の窓から見える「白い船」と、その小学校の児童達の交流を爽やかに描いた実話の映画化。そして、文部科学省を挙げて全面バックアップされた島根県平田市のご当地映画。悪い映画ではないし、実話だと言われればそれまでなんですけど、私にはどうしても一つ引っかかることがある。それは、海が生活圏である漁港の町の小学生が、沖合を通る正体不明の物体に興味を持ったとしても、それが唯のフェリーだと判明した後、なぜ見慣れてる筈の「船」に異常に執着したのかということ。この説明がなされていないので、私はクライマックスにも今一つ感動できませんでした。映画としては子供神楽や漁港の様子、山の斜面に家々の建つ町並み等、他のご当地映画と比べ、生活描写は優れていたと思います、5点献上。
5点(2005-01-19 00:16:36)
73.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
う~ん、どうなんだろ? 評論家や歴史家にとってはネオ・レアリスモの傑作中の傑作なんでしょうし、クリアな映像で切り取られた当時のイタリア社会は見応えがありますけど、「面白いか?」と問われれば、私の口からはとても面白いとは言えません。もう、見るに堪えない位に悲惨。生活の糧である自転車の盗難、絶望的な自転車探し、出来心からの自転車泥棒、そして息子の前で取り押さえられる父。肩を落とした親子の後姿で終わる救いの無いラスト・シーンに、この先この一家にはどんな不幸が待っているのだろうと、暗~い気持ちになったもんです、5点献上。
5点(2005-01-11 01:08:56)
74.  純愛譜 《ネタバレ》 
これまた全く面白くない日韓合作映画。悶々とした毎日を過ごす韓国のだらしない地方公務員(しかし、ここは韓国映画らしく金は持ってるらしい設定)と、だらけた毎日を送る日本のプー太郎女子の日常を、ダラダラと描いていく一種の青春映画(決して恋愛映画ではない)。この二人に感情移入できる人間等まずいないでしょう。そーゆー意味で二人はお似合いだし、出会うべくして出会ったのかもしれない。ラストで「これから私たちの物語が始まる」みたいなナレーションで締め括られますけど、始まった途端にお互いを軽蔑して終わってしまう様な気もします、3点献上。
3点(2004-12-28 01:42:34)(良:1票)
75.  詩人の大冒険
頂点に君臨する者の傍若無人振りを基本とした過剰でベタベタなギャグ。「カンフーハッスル」よりもありえねー人体水墨画(?)や一子相伝の功夫技。すっかりお馴染みとなったこの馬鹿馬鹿しさと下品さは期待を裏切ることはないでしょう。しかし、私が本作で驚いたのは、チャウ・シンチーではなくコン・リーでした。当時、既に中国を代表する大女優になっていながら、この馬鹿馬鹿しさに付き合った女優魂が凄い。そして、まるでその意気に応える様に、私が観た彼女の映画の中では最も綺麗で可愛く撮られてます。本作はコン・リーの魅力を再発見する映画でもありました、6点献上。
6点(2004-12-28 01:35:25)
76.  秋菊の物語
一人の農村主婦の頑なな行動を通して、当時の中国の近代化の現状を包括的に、そしてユーモラスに描いた佳作。一般的な国民の暮らし、一人っ子政策、先富論に引き裂かれた都市と農村、そして本作の僅か三年前、天安門で市民を武力弾圧した国とは思えない程の民主的法整備等が淡々と描かれていく。秋菊自身の物語の結末は少し皮肉なものでしたが、舞台となる中国の近代化自体に賛否の視線は無く、そのまま提示されていた様に感じました(詳しくないですケド)。既に10年以上前の作品となってしまいましたが、これは中国社会の勉強にもなると思います、7点献上。
7点(2004-12-28 01:35:02)
77.  シベールの日曜日
聞きかじったプロットから、数十年も「記憶喪失の男が純真無垢な少女に癒されていく物語」だとばかり思い込んでたんですけど、全く逆でした。純真だったのは男の方で、本作の少女は歴としたファム・ファタールです。もちろん女の武器を使う訳でも、悪意がある訳でもありませんが、彼女には「無邪気の邪気」がある。こんな可愛い子に「ジュ・テーム」と甘く囁かれたら、ロリコンじゃなくても人生が破滅に向かうことは目に見えてる。私は映画の冒頭から、ずっと薄氷を踏む様なサスペンスを感じてました。こりゃある意味、「勝手にしやがれ」よりも遥かに衝撃的な古典です、7点献上。
7点(2004-12-24 00:15:00)
78.  仕立て屋の恋
とにかく視る。次に嗅ぐ。そして優しく触れる。対象を決して傷つけず、所有しようとしない仕立て屋の愛情表現は、どんな熱烈な愛の言葉や激しいセックスよりもエロティック。仕立て屋の決して見返りを求めない愛情は、どんな恋愛感情よりも深く純粋。そして彼にとっては、女がどういう人間でも構わない。ただ彼が愛した女というだけで充分。だから仕立て屋は、後悔せずに愛に殉ずることが出来た。余りにも切ないけれど、これは幸せな幕切れ。これだけ高尚な愛に生きた男を変態と呼ぶなかれ。勃起したペニスを突っ込むことしか考えていない輩こそ、本当の変態です、7点献上。
7点(2004-12-24 00:10:47)(良:2票)
79.  白い犬とワルツを(2002)
もう見事に想像通りの、企画先行型の典型的なダメ邦画。最近徐々に活気を取り戻しつつある邦画界に於いて、こういう大味でつまらない、旧態依然とした作品が足を引っ張ってしまうということを、どうして未だに理解しようとしないの? 特に東映、お前だよ、お前。同じメジャーでも他社はそれなりに頑張ってるのに、いつまで同じことを繰り返せば気が済むの? 本作にしたって、役者も良いし、魅力的なキャラクターも揃ってるのに(わざわざ在日まで登場させた意図はどこにある?)、映画作り自体がてんでダメ。もうさ、お宅は子供向けアニメとVシネマだけ作ってなさい、3点献上。
3点(2004-12-18 02:43:46)
80.  下妻物語
「アメリ」の映画文法を見事にアダプテーションし、猿真似ではない日本ならではの、そして「今」だからこその第一級青春エンターテインメントに仕上げた傑作。本作で特筆すべきは、邦画にあるまじき徹底したリアル感。奇天烈な登場人物、単純なストーリー、過剰なファンタジー演出が空疎に見えないのは、そのドラマが我々の住む実在の空間で進行するからに他ならない(架空の町でも、架空のスーパーでも、架空のブランドでも、どれか一つが登場した途端にこの物語は陳腐になってしまう)。アンチお友達主義のテーマを孕んだ真の友情物語も素晴らしい。ダサいと感じるのは他人の目を気にしてるから。他人の目を気にしない人間は、それだけで充分イケてるのです。個人的に、これは2004年度のNo.1候補です、8点献上。
8点(2004-12-02 11:39:37)(良:1票)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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