1. 死霊館のシスター 呪いの秘密
《ネタバレ》 前作「死霊館のシスター」は遥か前に見たきりで正直内容うろ覚え状態だったので、冒頭などは「誰やこれ、、、_」状態でしたが、それでも女学校の薄暗い雰囲気だったり街並みなどの感じはとても好きな部類でした。 本がペラペラ捲られてヴァラクが現れる場面も、予告で見せられてタネはわかっているのにちゃんと怖くできていますし、前半は悪魔が何を目的としているのか、という調査パート、後半は打って変わってお化け屋敷然とした展開で面白かったです。 中盤の「ワインをキリストの血だと思えばそれはキリストの血」という伏線をちゃんと回収した撃退方法や祈りの場面など、同様の悪魔祓い映画の「ヴァチカンのエクソシスト」とはまた違った感じがありよかったです。 実話をもとに、トいうのが死霊館ユニバースの触れ込みですが、ウォーレン夫妻が関係してる時点で「んなわけねーだろwww」なので今回も見せ物補ホラー映画として十分楽しかったです。 ただあのヤギ男一体だれよ? [映画館(字幕)] 7点(2023-10-14 00:42:50) |
2. ジェヴォーダンの獣
《ネタバレ》 CGの怪物とかインチキカンフーが出てくるとかで見る前は結構トンデモ映画なのかな、と思っていましたが、いざ観るとそれなりに真面目に作ってあるなという印象。 18世紀中期にフランスで起きた有名な未解決事件ということで、自分はそれだけでまず好きなジャンルでした。 ところどころスローになったり謎のエフェクトが入ったりしているし、事件が起こるまでというか導入部は結構長いというかかったるいのですが、世界観自体はいい雰囲気ですし、物語世界を堪能する意味では良かったです。 マーク・ダカスコスが途中退場というのはちょっと残念ですが、アクションは見応えありましたし、カンフーというよりサバットの原型なんじゃねーかなと思いました。 ランタイムは長いですし話がちょっととっ散らかっているイメージではありますが、謎の獣、仕込み武器、陰謀、女密偵、秘密結社などなど、自分の好きな要素てんこ盛りだったので結果rとても楽しかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2023-06-02 20:26:46) |
3. シン・仮面ライダー
《ネタバレ》 仮面ライダーのかのじも通ってこなかった勢としての感想になってしまいますが、もう少しアクションシーンは何とかならなかったのか、という点でした。 あとこれはこの作品に限ったことではありませんが、変に頭文字をとって「ショッカー」と読ませるあたり「子供っぽい名称より俺が考えたこっちの方がずっと大人っぽいぜ!」みたいな中二病全開で逆にダサくなってるのと、「まだそんな演出やってんの?」(奇抜なアングルや風呂ネタなど)という印象が強かったです。 [映画館(邦画)] 5点(2023-04-14 17:56:53) |
4. シャザム!~神々の怒り~
《ネタバレ》 最近のやたら伏線やら前作の設定引継ぎが多いヒーロー映画にしては特に前作観ていなくてもなんとなーく付いていけるのでありがたいです。 また、ラスボスもちゃんとラスボスらしい風体と迫力していましたし、結論から言うと舞台の限られた狭い空間での戦いなはずなのになぜかそれをあまり感じさせなかったり、バトルも迫力あってよかったですし、冒頭のネタ要員かと思いきやしっかり登場したワンダーウーマンも良かったです。 [映画館(字幕)] 7点(2023-03-24 20:28:27) |
5. 七人の秘書 THE MOVIE
《ネタバレ》 ドラマ版未視聴での鑑賞でしたが問題なく楽しむことができました。 秘書や家政婦として周到に潜入するくだりやそれぞれの役割で連携する様ははスパイ大作戦などを彷彿とさせるし、カクテルドレスでの大立ち回りも格好良かった。なにより悪役が綺麗なおねぃさん達に成敗される単純さがとても良かったです。 [映画館(邦画)] 7点(2022-10-16 20:01:41) |
6. 呪詛(2022)
《ネタバレ》 今年度最恐ホラーの名をほしいままにしている本作。禁忌だったり禁足地だったり、呪詛の言葉やそれぞれのシンボル、SAN値直葬されそうなラストの仏母のご尊顔やら呪いが伝搬していく感じなど、好きな要素てんこ盛りでした。 しかしどうしてか、自分は乗れなかったのが事実。 時系列が行ったり来たりしていちいち興がそがれてしまったのと、思ったよりジャンプスケアが多く、呪いという忍び寄る恐怖に対しての演出がいまいちだったことやPOV視点によるガチャガチャしたカメラで(本作に限っては)全く怖いと思うことができませんでした。 あとちょっと長いというか展開がまどろっこしい。 多分自分がホラー映画に対してもう少し単純明快さを求めているからだと思います。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-08-13 12:15:56) |
7. シックスヘッド・ジョーズ<TVM>
《ネタバレ》 スピード感が前作に増してなくなったのと、登場人物がみんなバカな行動取りすぎ、というのはもはや野暮なのかもしれませんが、「嵐なんて全然来てねーじゃねぇか!」とか「なんで海に飛び込んだん?」とか「波が来て海にあんな変なのいるのになんで海上の施設(ただ浮いてるだけ)に行こうと思ったん>とか「なんでみんな船の縁にいたがるん?」とか、そういうこと突っ込みながら観る映画なので、まあそういう意味では楽しいかもしれません。 あと、けなげに陸をうにょうにょ歩いてくるサメ君がだんだん可愛くなってくるのはポイント高いかもしれません(笑) [CS・衛星(吹替)] 5点(2022-05-29 16:41:19)(良:2票) |
8. 死刑にいたる病
《ネタバレ》 これはなかなか凄まじい作品でした。 ゴアを前面に押し出した作品ではないけれど、冒頭と終盤に出てくる描写は「これって本当にPG12?」と思えるほど。 そして作品全体にただよう陰鬱さ。次第に闇に魅入られていく主人公、謎が解明されていく過程など、ゆっくりとですが着実にい追い詰められている感じがして怖かったです。 そして、カリスマ性があり、より異常性が際立つ殺人者も、実際に「あちら側の人ってこんな感じなのでは?」という印象。 前評判通り面白い作品でした。 [映画館(邦画)] 7点(2022-05-20 01:28:53) |
9. 親密さ
《ネタバレ》 個人的に「ハッピーアワー」と同じ魅力を感じた作品でした。 前半は「親密さ」という劇中劇の舞台稽古から、登場人物の心情を描き出し、後半は実際の舞台をフルで流す、という、ある意味実験映画みたいな構成で、単純な「面白さ」とは無縁の映画なのですが。知らず知らずのうちに見入ってしまう不思議な魅力がありました。まあ実際、後半は舞台をそのまま流してるようなものなのでそれが面白ければ見てしまうのは当たり前なのですが。 ただ、前半でも、所々映る夜景のショットや、空が白み始める中延々歩いて互いの心情を吐露する長回しの場面など、自分が「好きだ」と思えるところがたくさんあったので、そういう意味でも「自分好み」の作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2022-05-16 03:23:25) |
10. シン・ウルトラマン
《ネタバレ》 ウルトラマンに関しては全くの門外漢なので語るべきものはないのですが、特撮映画として自分はどうだったかといえば、まあ、怪獣プロレス的には楽しいと思えた半面、妙に説教臭くなる中盤以降からは「ほかでやってくれ」という印象のまま見終わってしまったので、いまいち作品世界に乗れませんでした。 まあそもそもそういう考えならば観るなって話なのですが。 [映画館(邦画)] 6点(2022-05-16 03:12:56) |
11. 死体を売る男
《ネタバレ》 ↓で鱗歌さんがほとんどのことをおっしゃってるので付け加えることもないとは思うのですが、あえて。 カーロフの墓掘り人だったり、「バーク」するシーンなどは時代的なものがあれどなかなか凝った根出、かと思えばラストはホラーの展開で、ある部分だけ見るといいな、と思うのですが、本当にストーリーが捻りがないので、そういう意味ではちょっと面白くないかなーと思ってしまいました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-04-04 23:55:24) |
12. シュザンヌの生き方
《ネタバレ》 出てくる登場人物それぞれあんまり共感できる連中がいないながらも、小馬鹿にしてたと思ってた女性が実はこちらを手玉に取っていた、という展開はなかなか面白かったし、時間も短いのでちょうどいい時間感覚の作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-01 00:54:40) |
13. ジキル博士とハイド氏(1931)
《ネタバレ》 ハイド氏の面が猿顔で今見るとコメディっぽく見えてしまう、とは思うんですが、人間の原始的な欲求が具現化した姿=先祖返り、という解釈だとすればこれも納得。 何より、ジキル博士からハイド氏に変身するシーンが九十年前の作品とは思えないほどスムーズ。 そして意外に軽やかに立ち回る姿や、一人称視点、分割画面など映像的に凝った演出も多々。 怖いか、と聞かれるとそれほどなのですが、本当に同じ役者かよ!?と思える変身っぷりや、ハイド氏になった際の鬼気迫る演技など今でも十分見応えのある作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2022-02-08 04:28:30) |
14. シオリノインム
《ネタバレ》 民家の雰囲気だとか、ホラー演出はそれなりにされているのに7割がたがえっちな展開で「俺は何を見せられてるんだろう?という感じです。 えええっちなの目的で観ましたが(笑) あの悪霊?夢魔?のでっかい魔羅様はもうあきれるばかり。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-01-13 21:54:26) |
15. シャークネード<TVM>
《ネタバレ》 ピラニアだって空飛んでるんだからサメだって空飛んでもよくね? とは思えど、余りクオリティは感じられず。 ただかろうじて映画の体裁は保ってる感じです。 あんな長時間空にいたらそもそもサメ死んでるんじゃね?とか野暮なツッコミしながら観るのが正解なのかな、と。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2022-01-13 21:44:10) |
16. ジャンヌ・ダルク(1900)
《ネタバレ》 面白いか面白くないかで言えば、ストーリーもなんのこっちゃ?なので面白くはないのですが、やはり歴史的価値の方が上回る作品。 他のメリエスの初期の作品よりは幾分かストーリー性が出てきているのでその分見やすいと思います。 とはいえ、この時期はストーリーを描き出すなんてまだまだ試行錯誤の段階ですが、、、。 [インターネット(字幕)] 5点(2022-01-07 02:27:27) |
17. 新・男はつらいよ
《ネタバレ》 今回は寅さんがとらやのおじちゃんおばちゃんにちょっと恩返ししようと頑張る回。だけどそんなに上手くいくはずもなく、あっけなくハワイ旅行プレゼントは消えてしまう。 劇中でも言ってるように、あそこで正直に持ち逃げされたと言っていればことなきを得ていたような気がするけどそれをいうのは野暮。そもそも寅さんにそんな選択肢はないわけで、結果ババを引かされる羽目になってしまった。それが終盤の旅立ちのセリフでも出ていて、今更生き方を変えられないけど、いつかきっと恩返しをしようという寅さんなりの仁義だと思った。 もちろん、今や時代錯誤のキャラクターではあるけれど、そんな人がいたっていいじゃない、と思わせてくれる作品だった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-01-04 04:53:39) |
18. 情婦マノン
《ネタバレ》 うっかり恋をしてしまったのが男を手玉にとる情婦。さっさと若sれればいいのに、とか思いながら結局最後は2人の行末を案じてしまう。 そしてマノンの方もロベールに心を惹かれ、しかし苦渋の別れ。でも実の兄を殺した彼の元に戻っていく。 純愛とは違うけどこれもまた一つの愛の形。マノンの死体に語りかけながら最後の時を待つシーンはなかなか印象深い終わり方だった。 [DVD(字幕)] 7点(2021-10-23 18:48:14) |
19. 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。
《ネタバレ》 死霊館、と言われても、もはや「館」が題材ではないのでどうなの?とか思ったり「これは実話である」というテロップが流れても「んなわけねーだろwww」という非常に興ざめなポイントが多々。まあ、この作品が「実話」なんてのを信じてる人は今の時代小学生でもいないと思いますが。 で、作品自体はといえば、前半は結構冷めた視点で見てたのですが、後半の「見世物映画」となっていくあたりから個人的にすごく楽しめました。 脅かし方は相変わらずのジャンプスケア。あとはよくわからない怪物が全力で襲ってくるといった「手垢のついた」手法、しかも前作などよりもホラー要素は少なめ、ではあるのですが、ウォーレン夫妻の心霊探偵のような捜査過程や、終盤のモンスター映画然とした展開などはなかなか見ごたえあったと思います。 これからも、「実話」とかって詐欺まがいの文句に頼らずに、ウォーレン夫妻が心霊探偵として活躍していくような作品を続けていけばいいのでは?と思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2021-10-02 12:47:51)(良:3票) |
20. 処刑!血のしたたり
《ネタバレ》 監督のスコット・スピーゲルをはじめ、出演陣や製作側が「死霊のはらわたⅡ」の面々なので、ある意味内輪の作品のような感じがします。 殺され方は結構エグめ、そして結構レパートリーがあり結構楽しいです。 奇抜なカメラアングルやシェイキーカムなど、「死霊のはらわたⅡ」でのノウハウが生かされてるなーと思う反面、ライミ監督のようなスピード感や勢いはちょっと少なめ、なので結構緩いというかかったるいなーとも思うのですが、閉店後のスーパーマーケットで「1人ずつ順番に連れてくゾ〜」な展開は結構好きです。 犯人は「お前かよw」なのですが、それを含めて楽しめる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-29 19:55:40) |