1. 勝利なき戦い
《ネタバレ》 ○死守する必要があるのかも分からない場所をただ上の支持のままに守ろうとする戦士たち。○中間管理職にあたるグレゴリー・ペックの葛藤も描かれるが、結構あっさりしている。○戦闘シーンも力を入れて、尺を使っている割にはそこまで迫力もない。○拡声器で相手の戦意を喪失させる作戦なんてあったんですね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-03-25 22:00:15) |
2. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 ○最終的に事実がどうであったかが描かれないのが良い。この制度上、事実がどうであったではなく、陪審員がどう判断したかが肝心なわけで、それを映画としてしっかり結論付けている。○女性こそいないが様々な人間模様が描かれており、こういう議論をあまりしない日本からすれば羨ましくもある。○ラストカットが偏見持ちの人間がいない場面のカットであるというのも興味深い。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-02-18 22:38:09) |
3. ショウほど素敵な商売はない
《ネタバレ》 ○ミュージカルとはこういうものだろうが、歌とストーリーの絡み合いがあまりにもなさすぎる。7割がミュージカルシーンとあり、ストーリーの進展はあるときは突然、あるときはストップである。○「雨に唄えば」でも拝見したドナルド・オコナーのソロシーンは突出している。残念ながら他のシーンはどれがどれだか区別できるほどのものではない。 [映画館(字幕)] 3点(2010-04-30 23:57:28) |
4. シェーン
《ネタバレ》 西部劇としてはよくある話で、喧嘩で仲直りなどベタな演出も多いのだが、シェーンがやたらとカッコいい。よくある設定のキャラなのだが、ジョン・ウェインともイーストウッドとも違う雰囲気がものすごく良い。ただ、この主人公のシェーンについて言及するとすれば、中盤で出番が少なかった。でも、そんなことはラストで吹き飛んだからまぁ良い。あのラストは忘れられないな。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-05 12:44:29) |
5. 情婦
《ネタバレ》 このサイトでの評価が高いことと、この手の映画でのどんでん返しに慣れてしまったことが期待はずれにしてしまった。どんでん返しにつながる伏線が弱い。キャストは申し分ないが、この点数で。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 11:11:37) |
6. 七人の侍
《ネタバレ》 世の映画には3時間を超える大作がたくさんあるが、その中でもその長さをほとんど感じさせない作品。ストーリーは1分あれば話せるが、この濃さは観なけりゃわからない。作品から溢れ出る力強さは他では味わえないはず。そして、何より三船敏郎と志村喬の存在感。脇も頑張っていたが、この二人は別格。本当に世界に通じる俳優だっただろう。この映画は是非後世に残していきたい。 [DVD(邦画)] 10点(2008-08-17 10:20:10)(良:1票) |