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マンフロントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 52
性別 男性
自己紹介 自分に理解できないから低評価というのはいかがなものか。でも無駄に難解にしてごまかしている作品に高評価というのもいかがなものか。自分が納得できるポイントを書くことで発見していきたいと思います。

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1.  ジェネラル・ルージュの凱旋
映画としては面白くないことはないのだけれど、全体的に前作から続いて釈然としないのは、抜群の洞察力とあくの強さで事件をてきぱき解決するヒーローが、できることならみんなで石をぶつけてやりたい、と全国民的に思われている厚生官僚(事件解決の動機も省益の確保といういかにもな設定)であることではないか。本来なら普通の人なら切り捨てるものも大切にする人、目的があって結果が得られることしかやらないという現代人の病、合理主義や成功主義の病に侵されていない対極の非エリートヒーローとしての竹内結子が風貌に合わない意外な活躍をして、ロジックで固まった厚生エリートを凹ませれば胸もすくのに、バチスタを上回ってどうしょうもないただの引き立て役の無能医師にしか表現されておらず、映画としての主役の基本設定に失敗していると思う。言いたいことも病院経営と両立しない現代の救急医療制度の矛盾の告発であり、志の高い映画だとも思うのだが、救急医療が機能しなくなっているのは利益追求する病院がすべて悪いと言いたげな展開になっていて告発ポイントがずれていると思う。医療従事者が過労死寸前の献身や経済的不利益を引き受けなければ成立しないとしたら、それは大もとの制度設計そのものがおかしいからのはず。救急医療従事者に崇高な自己犠牲の職業倫理を押し付けることで問題を解決しようとして、救急医療従事者でも普通の生活できる制度に工夫しようとしない厚生省の無為無策こそ大きな問題のはず。ところがその点は全く追求されない。堺雅人みたいなスーパーヒーローが存在して初めて成り立つような救急体制は、現実にはあり得ない。これでは厚生省の無策への論点ずらしのためのプロパガンダ映画ではないか?原作どおりなら医者(原作者)の厚生省へのゴマすり作品じゃないか?とも思えたりするのだが。 
[映画館(邦画)] 7点(2009-03-12 00:52:22)(良:1票)
2.  下妻物語
本来誰にも同情心など抱かない強い独立独歩派のモモコが、イチゴのためにずっとこだわり続けてきた少女趣味をかなぐり捨てて、『ああ、15世紀のおフランスに生まれたかった・・・』のモノローグとともに、スケ番たちに怒涛の殴りこみをかけ、関西弁で思い切りタンカを切る、深田恭子・アイドルぎりぎりのファイトシーンが大いに笑え、かつ感動した。CGがこなれていて、映像表現がビビッド。何にもない田舎がみずみずしい魅力ある風景に変貌し、こ汚い農家にも、自らの内からあふれる充実があれば、フランスの宮廷以上の魅力と心地よさがあることを発見させてくれる、環境にあふれ出し、その意味を一変させる少女達の生命感が魅力。
[DVD(邦画)] 8点(2007-11-28 12:21:50)
3.  仁義なき戦い 代理戦争
平均点ベストランキングがすごい高得点で期待して観て見ましたが、この点数はなんかの陰謀では??? ひたすらガラの悪い男達がひたすら凄んで、しかしやってることは神戸のコワモテ組織のカサを着て相手を支配しようとしたり、顔役にとりいることで破門に追い込んだりで全然たいした事をしてないし、権謀術数ちっとも面白くない。メインの抗争(?)ストーリーとさしてかかわりの無いところで、作り物っぽい血の出入りシーンがあるだけでそれも強烈な音楽で煽ってるだけで特に工夫があるわけでもない。小林旭かっこいいけど何もしないし。陰謀が渦巻いて二転三転しながらものすごくリアル、強烈な銃撃シーンのギャング映画ミラーズクロッシングの足元にも及ばない。
[DVD(邦画)] 3点(2007-08-18 00:42:35)
4.  親切なクムジャさん 《ネタバレ》 
キリストもびっくり、天使のような親切を『武器』に他人を操ってしまう聖女とも、悪女とも見える、実は直感的で本心に忠実なだけの女のユニークな復讐劇。このストーリーの面白さは、現場検証で結び目の形に凝ったり、釈放されて指を切ったり、銃の装飾に凝ったりの天然直観型の主人公のユニークさにある。唯一の武器の『親切』で復讐の手がかりとなる人脈を組織し、自らの手ではできない復讐も、被害者家族への『親切』で果たしてしまうという、定型を超えた手段のユニークさにあると思う。ところが犯人を拘束してから主人公は脇にまわり、群集による残酷コメディ劇に変貌し、それが妙に長いぐだぐだの展開で主題を拡散させてしまったと思う。命には命をもって償うべき犯人の殺害主導に必要以上に凹ませたのは、前半女ボスを明るく毒殺した彼女の性格描写と整合しない、偽善的でメロドラマ的なものだ。復讐後に主人公が泣く描写を強く要求したイ・ヨンエ(コメンタリーによる)は、分かりやすく定型的な善人描写に固執することで物語の主題を拡散させてしまったと思う。 主人公の道徳観は内心のもので世間の掟から自由だから魅力があったはずだ。復讐を果たした後のケーキパーティも、求心力がなく無駄に長いが、これもイ・ヨンエと凄惨な復讐劇との関係の中和が目的ではないかと妄想した。 しかし清純派大スター(俳優でなく)としての大きな制約があったとはいえ、彼女が演じることで、主人公に説得力も魅力も面白さも出てきたのは間違いない。
[DVD(吹替)] 7点(2007-04-28 15:38:36)
5.  ジャッカル
ヤサ男のローテク職人狙撃に対する、マッチョのハイテクかず撃ちゃ当たる物量狙撃という、いかにも現代アメリカの考え方を示した仏版ジャッカルからの変化を見るのが面白い。もともと面白い設定をうまく換骨奪胎して現代ハリウッド娯楽対策にリメイクしたと思いました。リチャードギアの「テロリスト」は自分は独立戦争の兵士として戦っただけなのだから、暗殺阻止に協力したら釈放して国に帰せと要求します。 そして暗殺阻止に活躍した「テロリスト」を、局長が個人的に釈放してやるのですが、今(2007)見るといろいろ感じるものがあります。 つまり米独立戦争時の反乱軍、独占領下での仏レジスタンスも当時の英独から視ればまさにテロリストとであり、実際にそう呼ばれてましたが、無事独立を果たしてからは建国の英雄です。実はこの映画はテロリストという言葉の、別の方向から見た意味を考えるように、ささやかに要求しているのです。お金(油)のために大勢の犠牲者を巻き添えにして平気で殺す人間こそ本当の悪なのです。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-28 17:34:41)(良:1票)
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