1. 忍びの者
《ネタバレ》 忍者同士の壮絶なバトル、ではなく、意外に小市民的な幸せを求める男の話でした。結構大がかりな合戦シーンがあるものの、うまく生かし切れていないのがもったいない。 [DVD(邦画)] 4点(2008-10-05 18:28:35) |
2. シェナンドー河
《ネタバレ》 幼少のみぎりに鑑賞した際はダダ泣きしてしまった覚えがある。ン十年ぶりに見たが、映画後半の強引ともいえる不幸な展開と、予定調和的に訪れるラストの救いは、脚本としてもうひとつかなと思われた。しかし、真面目に感動作を作ろうとしているスタンスは評価したいし、説教臭い映画の説教を、私はうんうんとうなずいて見るたちなので、やっぱり少しウルウルしてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2007-10-28 01:03:24) |
3. シンシナティ・キッド
マックイーンが実に格好良かった。スタッフ・キャストを今あらためて見てみると、すごい顔ぶれであることに気付く。名作。 [地上波(吹替)] 8点(2007-10-27 22:30:32) |
4. ジェフ
《ネタバレ》 なにがびっくりしたかって、「ジェフ」がアラン・ドロンじゃなかったこと。はたしてジェフはどうなったのか? 筋立てはシンプルだが、謎めいていて、最後まで緊迫感があり、面白かった。主題曲もせつなく、心に残る。そして、アラン・ドロンが若く、美しい。 [地上波(吹替)] 7点(2007-10-05 23:08:51) |
5. 処女の泉
《ネタバレ》 非常に若かりし頃に見た作品ですが、信仰心の薄い私でも感動を覚えました。美しいモノクロ映像が印象的でした。しかし、厳しい描写があり、また、救いのある話でもないので、見るに辛いものがありました。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-24 23:33:54) |
6. 人類SOS!
《ネタバレ》 原作はSF小説の名作「トリフィドの日」です。今、読み返すと古くささを感じるところがありますが、その世界観が素晴らしく、いろいろなSF作品に影響を与えたと思います。さて映画ですが、とても昔に見た記憶なのですが、これがとんでもない珍作なのです。殺人植物トリフィドの造形がチャチなのは時代的に致し方ないとして、原作の良さを脚本が見事にぶちこわしている見本のような作品です。原作のファンは間違っても期待して見てはいけません。そもそもこの邦題では、トリフィドの物語とは分からないでしょう。トリフィドを中心に巡る二つのエピソードがどう収斂するのかと思いきや、全くかみ合わずに終了。その腰砕け加減は怒髪天をつく思いです。イギリスではテレビドラマ化されていたりして、人気のある物語なので、ハリウッドが最新技術を駆使してリメイクすれば、と思う次第です。 [地上波(吹替)] 0点(2007-09-23 08:26:56) |
7. シャレード(1963)
ミステリー・サスペンスに免疫のなかった頃に見たのでたいへんに感動した。スタッフ、キャストが豪華ですばらしい。ヘンリー・マンシーニの名曲と共に忘れがたい名作。 [地上波(吹替)] 9点(2007-01-13 10:13:09) |
8. 心中天網島
難解な芸術映画と聞き、いろいろな知識を詰め込み、頭でっかちになって見に行ったものだ。しかし、映像美の前に杞憂に終わった。アート・シアター・ギルド(ATG)といえば、低予算だが良質な映画の代名詞だった。本作はその低予算を逆手にとった秀作といえる。現在の日本映画の力で、CGを使いまくり、総天然色でリメイクするとどうなるだろうか。素晴らしいできになると思うが、篠田の天網島が色褪せることはないと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-07 18:55:10) |