1. シックス・センス
《ネタバレ》 全く読めなかった。少年の見るこの世の者でない数々にひたすら恐れ慄いていましたが、彼もその1人であるとわかった瞬間、全身に鳥肌がたった。喉がくっとなり、目頭に涙が溜まった。彼はどれだけ自分が歩み寄っても、妻が「自分を許さない」と思い悲しんでいた。でも真実はそれをはるかに超える悲しみだった。あれもこれも思い返すと辻褄が合う。取り返しのつかない時間だったということを悟った時の彼の気持は計り知れない。少年の存在が彼の救いであった。ホラーというジャンルにして、胸を熱くさせる傑作だと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2009-01-10 01:04:55) |
2. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 面白かった! 最初は殆んど根拠といえないような理由を基に無罪・有罪を唱えており、ないわ~と冷ややかな目で見ていた。が、あの論議大好き眼鏡おじ様が論理的展開を見せだし、やくざ風役者(トヨエツ)が心動かされてからは一転、「はーそこをそんな風に根拠づけるか~!」と関心までするくらい盛り上がり、巻き込まれた。巻き込まれた気弱なおじさんおばさんは、赤信号を思い出し、おばさんがいた事の矛盾思い出した。 この映画の楽しめる見方は、登場人物のように、巻き込まれていく事だと思う。他に何も客観的証拠等を提示されていないので、論理は無茶な所もたくさんある為乗り切れない人もいると思う。でも、この映画は推理物でも法廷ものでもなく、特殊な条件下に押し込まれた赤の他人らの人間模様を黙々と表わしていると思う。正直、真偽はどっちだっていい。 登場人物はなぜこんなにも必死なのか?正義を訴えたいわけでも罪を暴きたいわけでもない。人が必要以上に主張する裏には、その人の何らかの劣等感、鬱憤等があり、その体験に由来している。この映画はそれらの事が表現できていたと感じたし、くどくなかったのでとても楽しめた。登場人物がもう少しだけ少なかったらなぁと思った。 [DVD(邦画)] 9点(2008-12-16 00:14:22) |
3. 呪怨 (2003)
これを見たきっかけは、夜更かししててTVつけながらパソコンしてたら、2時頃から勝手にオープニングが始まってたという感じで‥。心構えもなく一人で見た事もあってめちゃくちゃビビりました。最後のカヤコのシーンが死ねるほど怖かった。 [地上波(邦画)] 6点(2008-12-15 00:10:49) |
4. シャイニング(1980)
色味は確かにきれいで、お母さんの顔がホラー顔なんだけど…。だめだー。致命的に怖くないし、描写的に足りない気がする‥。長く感じました。キングの方が好きです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-14 23:45:13) |
5. シャイニング(1997)〈TVM〉
長いんだけど、苦じゃなかったです。ストーリーもしっかり映像化されてるって感じで嬉しかったですね。そりゃこきおろして自分が!って原作者が作り直した映画だもんな(笑)私はキューブリック監督が苦手みたいなので、こっちの方が断然、内容的にも怖さ的にも良かったです。お母さんはあっちの方がいいですが。 [地上波(吹替)] 8点(2008-12-14 23:42:21) |
6. JSA
重々しい内容ですが、見て損はない‥と思います。「馬鹿みたい、不条理だ、理不尽だ」と思うような事でも、人、文化、時代、国を変えればそれまた馬鹿みたいにその理不尽がまかり通るんです。取り扱うテーマが愛じゃなくて友情で良かったと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2008-12-14 15:32:30) |
7. 死ぬまでにしたい10のこと
《ネタバレ》 名作。アンは、決して余命2,3か月と宣告された事も、泣く事も、通院する事も、絶対言わない、そんな姿を家族に見せない。なぜならそんな姿は、アンが死んだ後、残された者の記憶に焼き付いて離れないからである。夫や子供は、アンと過ごした楽しい思い出に上書きされて、最期の悲しい思い出に支配される。 浮気には共感しないが、多分リーがいたから悲しくてどうしようもない気持ちを消化でき、最期まで家族に優しい愛を向けられ、弱い所を見せずにいられたのだと思う。 最期の映像が、アンが望む、アンのいない生活なのだとしたら‥あまりにも悲しくて、切なすぎて痛かったです。 この映画の原題は、この映画を表す悲しい言葉だと思います。 [DVD(字幕)] 10点(2008-12-13 23:30:16) |
8. シカゴ(2002)
《ネタバレ》 ミュージカル苦手なのですが、この映画はテンポがよく、とても満足です。『セル・ブロック・タンゴ』と、ママの歌う所!!!!! 何回もリピートしました。キャサリン、セクシー!!! [DVD(字幕)] 9点(2008-12-12 21:50:24) |