1. スターリングラード(2001)
はっきりいわせてもらうと、あんな味方を盾にしか思っていない士官の下では統率がバラバラになる。戦争で勝てるわけが無い。事実ロシアでこの映画が公開された時、あまりのソ連軍兵士官の残虐非道ぶりに、元ソ連兵達から事実を歪曲しているとして講義運動が起こった。それは「聞けわだつみの声」等の日本の中道左派的な世論の為に作られた数多いクソな戦争映画と類似するものがある。ただ単にアメリカが共産主義や社会主義がクソだと言いたい為の演出なのだろうと思う。冷戦時代はまだいいとして「今更もういいよ」といった感が否めない。これからはどうせ「テロは悪」という映画が多くなっていく事なのだろうと思うが・・・だがそれを差し引いてみてもスナイパー同士の戦いは素直に面白く8点、レイチェルワイズの尻に2点、そして最後レイチェルワイズが生きていた事に-4点でこの点数。 6点(2002-11-20 20:35:30) |