1. ストレイト・ストーリー
リンチの作品なのに、異形の者も混沌とした時間軸の交差もない。 静かな、ただ静かなロードムービー。 老いるというこは、悲しくも有り、逆に柔和にもなれるということを教えてくれる なんだか、ほわっとさせられる1本。こんな、リンチも悪くない。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-25 21:36:07) |
2. ストーカー(1979)
哲学色の濃い作品なのだけれど。ラストの妻の台詞と娘の存在がすべてであり、前兆である・・・そんな印象をもった作品です。映像が叙情的で、とても美しい映画。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-09-07 22:28:08) |
3. スイミング・プール
前作の「8人の女たち」もそうだけど、映画というより、舞台を見てるような作品。 または、小説を読んでるような作品。 引き続き、女たちを対照させ、女の怖いトコが統合され、よく描けてるなあと思う。 「オチ」の部分は、受けてがそれぞれで考えればそれで、よしってことで。 この曖昧さが、またいいと思う。映像も美しいので、8点さし上げる。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-27 23:27:42) |
4. スモーク(1995)
趣のある味わい深い作品です。男達の美学とでも言うんでしょうか? 静かだけどとてもドラマティックでクリスマスシーズンには何度でも観たくなってしまいます。世の中ドンドン喫煙者に冷たくなっていきますが、「タバコ」も立派な文化なのにね。禁煙したはずなのに1本火をつけたくなっちゃうほど二人ともかっくいいです。 8点(2003-12-25 21:48:16) |
5. ZOO(1985)
《ネタバレ》 この監督の作品にしてはわかりやすい方かなあ。 マイケル・ナイマンの曲と腐ってく動物のフィルムが妙にマッチしてるのが不思議。悲壮感のない腐敗がそこに映し出されてる。 結合スーツ(?)を着てオズワルドとオリバーがフィルムを見てるシーンはとても印象に残りました。 あとあとの作品に見られるグリーナウェイ監督のこだわりが、 あちこちに垣間見られる作品かと。 8点(2003-11-05 23:41:48) |