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delft-Qさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 122
性別 男性
自己紹介 自分の感性は、きわめて平凡だと自分でもわかっています。ただ、ほんとうはよくわかっていないのに、「わかった!」「よかった!」というのだけはしないつもりです。

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1.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
期待に違わぬ秀作だった。かつて人気のあったシリーズをリメイクするのは、ときにリスキーな仕事だが、本作はじつにうまく、古くてまったく新しいスタートレックの世界を生み出していた。   映像の美しさや特殊撮影の質の高さなどは、おそらくほかの方が言及されると思うので、ほかの部分に着目すると、カークとスポックという双璧を為す二人の人物像の再プロファイリングが大変興味深い効果を発揮していた。若きカークは「宇宙大作戦」のカークより、一層際立ったキャラとなっており、喧嘩っぱやく直情的でよりダイナミックな個性の持ち主。しかし、ただ激しい性格というだけではなく、事象を冷静に見つめる鋭利さもそなえている。他方、スポックのほうは相変わらず“論理的”で冷静ではあるが、こちらも内面には豊かな感情を秘めていることがオリジナルよりはずっとあからさまにされており(ウフーラとの超豊かな感情交流には驚き!)、ひと味違うスポックとなっている。   そうしたキャラの再設定のおかげで、カークとスポックはまるで表と裏を引っくり返したような存在となっていることに気づかされる。外面は激しく内面は冷静なカークと、外面は冷静で内面は激しいスポック。両者はあたかも鏡に映った一つの個性のようで、プラスとマイナス、凸と凹を思わせる。他の追随を許さない特別な関係となることが、そんな人物像の組み合わせで示唆したのは見事。   オリジナルに対するリスペクトを十分に示しながらも、パラレルワールドのようなまったく新しいスタートレックの世界が誕生した思いがする。今後、本作では登場しなかったクリンゴンなどがどんな味付けをしてくれるか、とても楽しみだ。   あえて一つ突っ込んでおくと、本作は生まれ変わったシリーズのお披露目的色合いが濃かったゆえとは思うが、スタートレックを味わい深いものにしている哲学的テーマが見出せなかったのが若干物足りない。2作目以降では、ぜひ表面的なストーリーに加え、底流を支える深遠なるテーマの設定を求めたい。それがスタートレックをして、単なるスペースアドベンチャーものとは一線を画しているポイントなのだから。
[映画館(字幕)] 9点(2009-05-31 00:30:49)(良:1票)
2.  スーパーマン リターンズ 《ネタバレ》 
みなさんの評価が分かれていたので、どうなんだろうと思いつつ見に行きましたが、私はよかったと感じました。とにもかくにも新スーパーマン役のブランドン・ラウス、いい俳優を掘り出したもんです。クリストファー・リーブのあとを継がせるのは、きわめて難しい課題でしたが、ほとんどベストに近い「解」を見出したのではないでしょうか。他方、おおむね好感をもって受け入れられているようですが、ロイス・レインが私には……。とりたてての問題ないとは思うのですが、いろんなシーンのちょっとしたところに微妙な「若さ」が見えた気がします。 ビジュアルエフェクトは十分楽しめました。極端とも思えるほどの飛び方は爽快このうえないし、まるで「カンフーハッスル」みたいな“ありえねー”活躍の連続ぶりにもカタルシスを覚えます。この“ありえねー”さをもって、突っ込みどころとして評するのは、本作の場合、間違っていると思います(笑)。ストーリー的には、中盤、スーパーマンがストーカーマンと化すあたりは、やや引いてしまいましたが、終盤のどんでん返しによって辻褄は合わせられました。また、「クラーク・ケント」がほとんど無視された存在となっていたのは不満の残る点でした。 次作以降についてですが、私は本シリーズが『スターウォーズ』化していくのではないかという危惧を覚えています。つまり、「ジェイソン」=「アナキン・スカイウォーカー」という図式で、SWとは善悪が逆転した父子対決なんてこともあるのか……とか。あんまり、そういう展開にはしてほしくないなぁ~と思いつつ、8点也です。
[映画館(字幕)] 8点(2006-09-02 14:18:02)(笑:2票) (良:1票)
3.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 
30年近い年月を経てついに完結したSWオデッセイ。あのジョン・ウイリアムズのテーマ音楽とともにエンドロールが流れ、そしてすべてが終わった瞬間、必ずしも特別なSWフリークというわけではない私でも、感無量的気分になりました。封切り第1回上映だった館内からは、満場ではないものの拍手も湧き起こりました。   「エピ1」「エピ2」とクオリティが低下していた(と私は思う)だけに、最終作となる本作がいかがなものか半ば期待、半ば不安な心境で観賞しましたが、これまでいちばん人気のあった「エピ4」および「エピ6」に匹敵する水準だと思います。いや、全6作シリーズのなかで、もっともよい出来だったといっても過言ではないというのが私の評価です。   突っ込みどころは、もちろんあります。アナキンとパドメはなんであんなペントハウスみたいな家で生活できてるの?(笑)とか、いくら何でもあんなに溶岩の真上にいたら焼け死んじゃってるよとか、R2D2ちょっとスーパードロイドすぎない?とか。でも、まあ、そんなことはいいじゃないかと思わせるだけ、観客をグイグイ引き込む力があったと思います。   あえてケチをつけるとしたら、最高の見せ場であるアナキンの“転向”の描き具合があっさりしすぎたこと。もちろんパドメの命を救いたいという葛藤が説かれてはいましたが、マスターウインドゥを殺してすぐさま簡単に議長に「こんどは、あなたがマスター」とひざまづき、ひいては子どもたちをも虐殺しまくるというのは?でしたね。たとえば、子どもたちを殺すシーンそのもので、もっともっとアナキンの苦悩を描くなどしてほしかった(もっとも、子ども向けの要素が強い本作ではそんなことできないだろうが)。   ビジュアルエフェクトも素晴らしい進化を遂げており、大団円にふさわしい仕上がりでした。映画に求めるもの自体がSWシリーズと完全一致しませんのでこの点数ですが、私としては最大級の賞賛としての8点也を捧げます。なお、ベイダーの扮装をした人は見かけませんでした(笑)。 
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-09 13:31:42)(良:1票)
4.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 
してやられたって感じですなぁ。途中までは、「ここまでスパイダーマンでないときのピーターを落とすか!? もうこれ以上付き合ってられないな」と思わせるが、ああいうラストをもってくるとは(日本人では、ちょっと思いつかないかも)。欲求不満がたまっていたものをスカッとさせる部分もちゃんとつくってあり、お決まりの「つづく」もありで。まあこれが、観客心理を読みきっているフィルムメイカーのプロのワザってところですか(そのワザにきっちりハメられるのも口惜しいが)。ということで7点也です。ところで、ミルクとケーキをもってきてくれたあの目の大きな女の子と宇宙飛行士の青年、絶対、3でトリックスターになると見た(笑)。それからトビー・マグワイアは実際には、ビバリーヒルズの豪邸に住んでいるそうです……。
7点(2004-12-12 18:15:25)
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