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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 823
性別 男性

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1.  砂の器 《ネタバレ》 
鑑賞後に「なぜ和賀は殺人を犯さなくてはいけなかったのか」が腑に落ちなかった。しかし、よくよく考えてみると、和賀の気持ちを推し量ることは相当に難しいのではないかという結論に至った。 過去に対して抗う男の人生の苦闘・苦悩というものは当人ではないと分からないものだ。 劇中でもセリフがあったが、過去を知る男の存在を消したいといった単純な理由ではないだろう。 他人に成りすます、父親に会いたくてもどうしても会えない、そういった長年の苦闘・苦悩の蓄積のようなものがああいう形で爆発してしまったのではないか。 また、和賀の過去を知る男だからこそ、苦闘・苦悩をぶつけることができたのかもしれない。 さらに、父子を会わせようとする事は確かに親切心かもしれないが、当人たちにとっては願っても願ってもどうしてもできないことだったのかもしれない。 それを三木が強制しようとしたために、このような悲劇に繋がったのだろうか。 父親が自分の息子の姿を見ても「こんな人知らない」と答えたことからも、父子の気持ちを知っているのはやはり父子だけだと感じた。 自分が腑に落ちないと感じるのは当然といえるかもしれない。 ただ、これほど重い想いを抱えているとしたら、加藤剛の演技はやや軽い気がする。 全体的に重厚感のある作品には仕上がっているが、多少軽さが目立つような気もする。 あまり重苦しいと商業的に影響が出るのかもしれないが、もう少し重苦しくしてもよかったかもしれない。
[DVD(邦画)] 6点(2010-12-28 23:28:58)
2.  スター・トレック(1979) 《ネタバレ》 
このシリーズは映画もテレビも見たことないので、初見となった。 70年代のSFが面白いわけないだろうと思っていたが、意外と楽しめたというのが正直な感想。 冒頭以外には、敵の宇宙人も登場せず、銃を使って撃ち合うこともない。 ストーリーは哲学的な内容で溢れており、現代ではなかなかお目にかかれなくなった、ある意味で斬新かつ新鮮なSF作品と感じられた。 「スター・ウォーズ」のようなエンターテイメント性、「エイリアン」のような神秘性、「未知との遭遇」「2001年宇宙の旅」のようなテーマ性を兼ね備えた作品に仕上がっており、ユニークかつ深いと感じられる。 その“深さ”も、一般人が楽しむことのレベルであり、理解できない難解さではないということも好印象だ。 本作をみて「機械ですら創造主を知りたい」と願うのならば、「炭素ユニットである我々も当然創造主を知りたいと願うのではないか」というようなことを考えていた。 宗教的な見地からも深みや面白みを感じられる。 深く考えれば、「人間と機械との違い」「人間とは何か」「人類の進化」という点まで広がる。 機械とは異なり、人間は非論理的であり、感情的であり、愚かなのかもしれないが、そうだからこそ、色々と何かを想像・創造して、幸福に生きることができるのかもしれない。 エンタープライズ号のクルー同士の微妙な関係も面白い。 はっきりしたことは本作では何も描かれていないが、「過去に何かがあったのだろう」と想像力が膨らむような作りになっている。 カーク船長も完璧な人間ではなく、ある意味では不完全な船長だ。 “機械”ではないので、不完全であることは当然なのかもしれない。 ただ、なかなか始まらないのでDVDが壊れているのかと思ったくらいに映画がスタートしないのは驚き。 いよいよ始まっても、序盤のスローな展開は異常。 エンタープライズ号にはそれほど興味が全くないので、ただの宇宙船を延々と映されたシーンが続いた際(ファンにとっては最高のサービスだと思うが)には、「これは絶対に寝るな」と思ったが、序盤を乗り切れば、あっという間にこの世界観に引きずり込まされる。 宇宙の神秘というか、宇宙の奥深さを感じさせるようにもなっており、ミッション終了後にカーク船長が宇宙に旅立つ前から、無性に「冒険に行きたくなる」ようにもなっている。 ファンが多いのも納得といえるデキといえる。
[DVD(字幕)] 8点(2009-06-14 03:06:20)
3.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 
前半・中盤は、結構丁寧に創っているなという好印象だったけど、あのラストにはさすがに言葉が出なかった。時代背景が違うとはいえ、この脚本をみて常識あるワーナーのお偉いさんとか誰も何も言わなかったのかな。 あんなメチャクチャなラストで物事を解決するのではなく、個人的には「失った命は結局救えない」というラストでも良いのではないかと思われる。 ヒーローはなんでもできると思われがちだが、決して神というわけではなく、できることには限界がある。だからこそ、救うことができたはずなのに救えなかったという苦悩や苦しみが産まれ、かけがえのないものを失った悲しみや、限りあるものの美しさが描かれるのではないか。 このラストでは、「人類の歴史を変えるな」という父親の教えを無視する上に、自然の摂理に反する行為である。子ども達にも影響を与えるはずなのに、物事はすべて駄々をこねれば解決できるという子どもじみた発想でしかなく、ヒーローとして、また大人としての成長が感じられないと思う。 ところで、このシリーズのⅠ~Ⅲを通してみたけど、スーパーマンへの変身のシーンで、Ⅰで電話ボックスをちょっとはチェックするもののボックスタイプではなく諦めるシーンがあっただけで、結局変身の際にほとんど電話ボックスを使うことがなかったのには驚いた(Ⅳは未見)。Ⅰでは自動回転ドア、Ⅱでは証明写真用のボックス、Ⅲではクルマの中だったかな。その他には、誰もいないところで走りながらとか、ビルから飛び降りながらとかで、電話ボックスではなくて結構いろいろな場所や方法を利用していたのは、新たな発見だった。
[DVD(字幕)] 5点(2006-07-31 23:05:41)
4.  スリーパー
巨大プリンとの格闘とか、欲望という名の電車や、名犬ラッグスとかそういう馬鹿馬鹿しいのは好きなんだが、あとは笑いがちょっとズレているのは30年前の作品だからしょうがないかな。 特にミスコンやカガミネタや懲りない爆弾班がイマイチかなと感じる。 しかしメガネを付けながら200年も寝ていたのとメガネをかけているロボットにはだいぶ笑えた。 手術シーンもそれほど面白くはないのだが、ウディとダイアンのやり取りはやはり絶妙で息がピッタリと感じる。 SFなのだが、科学や政治なんかをだいぶ皮肉っている面があると感じる。 そして信じられるのはセックスと死というのもウディらしいな。
4点(2005-01-16 04:28:06)
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