1. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 1977年にシカゴでみたエピソードⅣのオマージュがあちこちにちりばめられていて、38年来のSWファンとしてはうれしい限りでした。3Dで観たのですが、スター・デストロイャーが画面からはみだしてくる程の迫力で、映像技術の進歩を感じました。マスクをとったカイロ・レンは、あの憎らしいほど強かったダ-ス・モールには及ぶべき術もありませんでした。しかし、あの十字のライト・セーバーは、両刃のセーバーに迫力は劣るものの、結構、カッコ良かったです。謎の生物としては、あの水飲み場での巨大豚のお尻が可愛かったです。英国人であるレイ役のディジーは、眼力が備わっており、素晴らしい女優さんで,今後が楽しみです。最後に、38年前のルーク・スカイウォーカーの面影をやや残したマーク・ハミルが出てきたら、老人の懐古趣味を刺激し、思わずその当時の苦労を思い出し、ウルウルとなってしまいました。 [映画館(字幕)] 8点(2015-12-19 15:47:00)(良:1票) |
2. 300 <スリーハンドレッド> ~帝国の進撃~
《ネタバレ》 久しぶりに3D映画の醍醐味を味わいました。ペルシャの神王の誕生秘話は,冒頭にさっさっさと流されてしまい、理解するのに時間がかかりました。海戦が中心という訳で、前作の「300」よりは色彩が綺麗でした。3Dの血しぶきもたっぷりで、臨場感に溢れていました。ただ、女海軍提督の二刀流は、あの華奢な体型では多少無理があったような感じもしましたが、両乳房の大きさから可能であった(?)のかも知れません。今までの西洋時代劇アクションとは一味違った魅力が一杯の映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2014-06-20 15:03:22) |
3. スノーホワイト(2012)
《ネタバレ》 久々に百花撩乱の映像美を楽しみました。CGによるメルフェンチックの極致とも言えるサンクチュアリの風景、湖、深い森の峡谷の俯瞰、連なる山並みの美しい稜線、さらには「赤と白」を際立たせた雪とバラ、赤の軍旗と黒い甲胄など何処かリドリー・スコット監督にも似たカメラセンスを感じました。本作のルパート・サンダース監督もやはり英国出身とのことで妙に納得しました。▼其れにも増して、シャーリーズ・セロンの壮絶なまでの美しさと、心の奥底まで表しているような豊かな表現力に圧倒されました。特に、最後にスノーホワイトに刺された瞬間に見せた、あの哀れむような悲愁に満ちた眼の演技にはびっくりしました。つまり「今は、私を滅ぼして、貴女がこれから女王になるのだけれども、貴女もいづれは年老い醜くなって死んでゆくのよ!」と哀れんだ眼と感じたのです。さすがオスカー女優でした。この「自分自身の美しさ」を死ぬまで追い求める女性の気持ちの裏の「執念と嫉妬」を痛いほど感じたのは小生だけだったのでしょうか?▼それにしても、あの騎馬軍団の突撃と天秤式石投げ機による攻撃シーンは、黒澤明監督の「乱」の戦斗シーンを見習ったような素晴らしさでした。▼スノーホワイト本人の女優さんよりも、スノーホワイトの子役の女優さんの美しさにみとれてしまったのは小生のロリコン趣味??からでしょうか。 [映画館(字幕)] 8点(2012-06-15 17:13:41)(良:1票) |
4. スーパー!
《ネタバレ》 単純なコメディと思って観た私がアホでした。米国の暴力礼讃映画だったとは気がつきませんでした。主人公も狂人ですが、部分まともなところもあり、多少ほっとしたところもあったのですが、エレン・ペイジはまったくいかれた少女役で、最後にはあんな無残な殺され方をするとは予想だにできませんでした。さらに、あんな平穏なエンディングは許しがたく、むしろ夢でみた牢獄でカマを掘られているエンディングの方が、多少は納得できそうな気がしました。私には後味の悪い映画でした。 [DVD(字幕)] 1点(2012-01-22 01:46:32)(良:2票) |
5. スカイライン-征服-
《ネタバレ》 評価が極端に分かれていますが、小生はこんな映画の大部分が気に入りました。その気に入った処を列挙してみます。 ▼まずエイリアンのクリーチャーがべとべとぬるぬるで大好きです。LA侵略のCGも大好きな映像でした。音響も迫力があり、一瞬、このたびの大震災の映像とも重なったところがありました。 ▼色々な死の場面がありましたが、一押しは、オリバー(マンションンのジャニター?)が日本の特攻隊のポスター前のライター不発から、最後の爆発までの潔さを感じさせる表情でした。「ベナス・ノウチェス!」が格好良かったです!!開き直った時には、あのような顔になるのかと感心しました。胎児については、同じ監督の「AVP2」では、産婦ごとサクリファイしたのに、今回はエイリアン2と同じく確認したのみであつたのは、多分、多くの批判を反省した為であったのだろうと推測しました。 ▼米軍の最新鋭戦闘機もかなり出てきていましたが、それにしては兵隊の装備がチャチだったのは気に入らないところでした。エイリアンをコンクリートブロックで殴るなんて、まったくナンセンスで、小生好みです。まあ、そのハチャメチャぶりが徹底しており、ただただ呆れていました。 ▼多分中古のDVDは購入するかも知れません? [映画館(字幕)] 6点(2011-06-20 19:15:18) |
6. SPACE BATTLESHIP ヤマト
1974年に初めてTVアニメ「宇宙戦艦ヤマト(松本零士作)」で「ワープ航法」「波動砲」などの今までにはなかった概念に感動し、1977年の劇場アニメ公開には長い列にならび、佐々木いさおの歌う「宇宙戦艦ヤマト」や「真赤なスカーフ」に涙しました。さらに1978年の劇場映画「さらば宇宙戦艦ヤマトー愛の戦士たち」の主題歌「ヤマトより愛をこめて」のリフレイン「今はさらばと言わせないでくれ」で何回泣いたことか!あのアニメが実写版になるなんて、まったく想像だにしませんでした。今回の実写版では、干上がった海底から「宇宙戦艦ヤマト」が土煙を上げて発進する場面と、沖田艦長が「地球か!何もかもが懐かしい」と言った台詞を聞いただけで満足でした。さらに、買い求めたパンフレットの裏表紙の実写版ヤマトはもう最高です!!ただ、アニメ版と比べると、雑な点も多く、厳しい点になってしまいました。 [映画館(邦画)] 6点(2010-12-06 18:15:36)(良:1票) |