1. ゼロ・グラビティ
ストーリーは至ってシンプルですが、近くなったり遠くなったり周囲をグルグル回ってみたりと無重力を漂うような抜群のカメラワークでカットが少なく長回しが多くあり、その場に居るかのような演出により臨場感が凄い。永遠に続いている宇宙空間の無音という静寂な世界や、慣性の法則に対する人間の無力さがリアルに描かれている。通信音や呼吸音など音楽が控えめなのも宇宙空間に放り出された恐怖を増幅させるのに上手い作用を起こしているな。色々と暗示しているシーンもあるので楽しめましたね。これはぜひ大きなスクリーンとサラウンド効果のある映画館で観て欲しいですね。特にIMAXの3Dで観たら大迫力だと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2013-12-13 23:23:13) |
2. 009 RE:CYBORG
《ネタバレ》 原作既読ですが色々と忘れてるので読み返そうかな。押入れから出すの面倒…。 冒頭の「はじめに声ありき。言葉は彼なりき。…」と出たところで、「あー、これは天使編や神々の戦い編の関係だな」と思いましたが案の定な内容。新規立ち上げ的な作品でいきなりコレは敷居が高いと思いますがね。シリーズ化する気なのかわかりませんが、今回はメンバーで巨大な悪に立ち向かうってベタな展開でも良かったかも。『彼の声』に突き動かされメンバーもテロ集団化しちゃってるし、やたらミサイル処理してるだけの印象でした。サイボーグ戦士の味方のギルモアもメンバーに対して妙に敵愾心があって好戦的だし違和感あったな。最後はメンバーの誰かの希望した再生された世界ってトコか。なんか逃げた感アリアリ。噂では押井監督の話だったそうですが宗教的な要素や啓示なんかは得意だと思うので押井版が観たかったかな。 ビジュアルは概ね良好なものの、視覚効果など演出面では既視感がある。特に視覚聴覚を強化された003:フランソワーズ絡みだと演出全て攻殻が浮かぶのは仕方がないのかね。002:ジェットの飛行シーンはリアリティを追求したんでしょうけど、飛行形態フォルムがチョットやりすぎでガッカリしたのは私だけですかねぇ。 石ノ森章太郎(石森章太郎)先生亡き後、未完の作品である009を完結させるため色んな媒体で作品が発表されている。この作品もその一環、というかこの作品が(シリーズ化したとして)決定打的な存在になるのかな。人類の本性が悪ならば、それを滅ぼすことは人類を滅ぼすということなのか、その時、サイボーグたちはどうするのか。先生は、どうケリを付けるおつもりだったんでしょうね。 [映画館(邦画)] 5点(2012-11-03 22:07:29) |
3. 世界侵略:ロサンゼルス決戦
《ネタバレ》 どう見ても圧倒的な戦力を持ちながら、白兵戦までして地球の戦力レベルに合わせ真っ向勝負してくれる宇宙人さんは優しいなと。 でも本物の歴戦の軍人にしか見えないアーロン・エッカートのナンツ2等軍曹は背を見せ育てる寡黙タイプでカッコ良かったですね。独白シーンや一人ヘリからロープで降下すると次々にロープが下されて隊が一つにまとまるシーンや、最後は束の間の休息後すぐに無言で弾丸を詰めだす軍曹、それを見て隊のみんなも続いていくなんて辺りはグッときますね。「反撃だっ!」で終わるのも良いし、米軍万歳、海兵隊万歳な展開ながら燃える物があるのは事実だなぁ。女性兵士にミシェル・ロドリゲスが出てますが慣れたモノですね。現場の一小隊の目線で進むので人によってはこじんまりした印象を受けるかも知れませんが、緊張感、臨場感があり楽しめました。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-25 23:12:23) |
4. 戦国自衛隊1549
鹿賀と北村と伊武だけは良かったかな。隊員の背景や葛藤が何にも無く、アクションもアレでカタルシスも何も無い。もう少ししっかりとした脚本が書けないのかと。角川60周年記念作品らしいけど、テレビ局の記念ドラマ以下でしょ。恥ずかしいから海外に持っていくのは止めた方がいい。それにしても、もっと粋が良くて映画で主役張れる役者って日本にはいないのかなぁ?日本は役者もドラマで満足してるトコがあるからなぁ。 [映画館(字幕)] 3点(2005-06-22 02:01:30) |
5. セルラー
脚本が上手い、テンポの良いノンストップアクション映画。ポップコーンを頬張りながら気楽に楽しめます。キム・ベイシンガーはかなり来てましたねぇ…。あらためて思ったけど、あんな若手がゴロゴロいるハリウッドはレベルが日本とは段違いですな。 8点(2005-03-08 22:41:23) |
6. 生徒諸君!
小泉今日子だけは適役でしたね。去年からビーラブで教師編が始まったのが気になる。 4点(2004-01-10 23:44:36) |
7. 西太后
中国はエグイ。さすが4千年の歴史。 4点(2003-11-01 19:20:34) |
8. ゼイリブ
さすがカーペンター、風刺も効いてます。 8点(2003-10-18 18:57:46) |
9. 戦場のピアニスト
自分からは何もしないくせに、人に頼り助けられ、たまたま生きてこられたという、運のいい人の話。街並みとか美術、音楽は素晴らしかった。 5点(2003-10-12 22:57:00) |
10. 戦国自衛隊
題材としては最高。脚本が弱いね。千葉の無意味なヘリからの吊り下げ撃ちには笑った。 7点(2003-09-30 03:22:19) |
11. セーラー服と機関銃
この頃の角川は結構好きだった 6点(2003-09-30 02:29:51) |
12. セブン
強烈の一言 9点(2003-09-13 00:16:58) |
13. 千と千尋の神隠し
《ネタバレ》 序盤はワクワクしたんですけどね。少女の成長を描いているのですが、中途半端かなぁ。 最後はあっさりだし。 [映画館(邦画)] 5点(2003-09-12 19:29:43) |
14. 千年女優
《ネタバレ》 日本でアニメ映画っつうとジブリばかりが持て囃されていますが、負けず劣らずの傑作ではないかなぁと思いました。最後の台詞にはニヤリ。 8点(2003-09-12 18:35:46) |