3. セブン・イヤーズ・イン・チベット
頑張って撮影をしただろうことに敬意を表してこの点数です。それに、世界中の人(特に多くのアメリカ人)に中国共産党のチベット侵略を伝えてくれたんだから、その点での評価です。しかし、なんだか人も自然もショボくれたチベットになってしまってます。チベット自治区での撮影はご法度だったんだろうから、仕方がないとは思いますが・・・ちょっとショボくないですか?特にジョカンとか。この映画を観てチベットに行った人は、本当に感動するそうです。チベットに行ってからこの映画を観た人は、「なにこれ?」と思うそうです。納得。この映画を観た人は、是非是非本物のラサに行ってみてください!たまげますよ!けど、先入観はなるべくないほうがいいかな。チベット人について、その基本であるチベット仏教をもとにもう少し詳しく描いていたらと思います。ダライラマの存在についても、もう少し僧侶としての前面を強調して欲しいと思いました。この映画を観てラストエンペラーの少年時代を思い起こした人もいると思いますが、本当は皇帝とダライラマではちょっとじゃなく違います。これじゃ、ただの王さまになってしまう! ここまで書いて、この映画の本筋であるブラッドピットについて何も言及していなかったことに気付きました。うーん、いいと思う。別に無し。 6点(2003-12-10 19:11:56)(良:1票) |