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anemoneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 646
性別 女性
自己紹介 2006年のレビュー本数4本ってあんまりですわね。
2005年には「姑獲鳥の夏」まで見ていたクセに。
ってこういう使い方やっぱ邪道ですよね。来年こそは。

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1.  セレンディピティ
地味なラブコメにも意外な傑作ってけっこうあると思うんですけど、残念ながらこれは普通に地味なだけでしたね。細かいところでちゃんと笑えるし映画でニューヨーク観光が出来るというのも決して悪くないな、とは思うんですけど、ちょっと主人公2人の現在のパートナーが可哀想に思えてしまって2人に肩入れ出来ませんでした。普通の彼氏彼女の間柄ならいざ知らず、婚約しちゃったら相手に致命的な落ち度でもなければ裏切ったらだめでしょ、と思うわたしがちょっと古いのかも知れませんけど。やっぱり結婚って最後の最後まで「ホントに大丈夫かしら?」って不安は誰しもあると思うんですよね。その不安から「運命の出会い」に逃げるのってもっと心配じゃないのかー?って。まあファンタジーにそこまで現実味を求めてもしょうがないんですけど、わたしのイメージではジョン・キューザックってどうしてもリアリティの人なんで、やけに話が中途半端になった気がします。ロケーションや街の遠景はすごく雰囲気の良い映画なので、あと1ミリでいいから話が追いついていればなぁ、と。ケイト・ベッキンセールはやっぱりとびきり可愛いです。彼女のファンだったらあと3点ぐらい余裕でプラスしちゃえる映画だと思います。それほどでもないわたしには、可もなく不可もなく、という感じでした。ひまつぶしだったらもうちょっと面白い映画いっぱいあるしね。
[DVD(字幕)] 5点(2007-04-16 00:20:37)
2.  世界で一番パパが好き!
まあケヴィン・スミスにもいろいろあったんでしょうなあ。そこには私生活における人生の転機とか、ハリウッド・メジャーとのつきあい方とか、時には人として映画人としてじっと手を見るぐらいのことはさすがのケヴィン・スミスにもあると思いますわ。で、彼なりに正しいハリウッド・メジャーの騙し方を研究した一つの結果なのかな、とか。最後まできっちり素直に騙された人にとっては、ハート・ウォーミングなご家族モノ、ケヴィン・スミスの正体を知る人々にとってはイヒヒなネタ物、いったいこのメンバーでなーに学芸会みたいなことやってんの?と笑っていたらホントに学芸会が出て来ちゃったんでひっくり返って笑いました。個人的には、このチームにはホント、いつまでも仲良しで頑張ってもらいたいと思っているので、この映画にはケヴィン・スミスならではのひたむきさで、「映画こそ家族なんだよ」という暖かいメッセージが込められていると信じます。ベン・アフレックもマット・デイモンも、ケヴィン・スミスが「おーい、そろそろ何かやろうよ」と声をかけたら喜んで集まって来る人たちでいて欲しい。集まっちゃ、しょーもないことばっかり考えてる人たちであってもらいたいです。ムダという物の持つ本質的な娯楽性を美学にまで昇華させるスミスが、これを見て涙する人々を幕間から覗き見てクククと笑う顔が見える気がする。散りばめられたセンスは相当ブラックなんですけど。 【追記】豪華キャストのギャラを心配されてる方がいらっしゃいますけど、たぶんこれほとんど全員手弁当に近いと思いますよ^^ なにしろファミリーだから。
[DVD(字幕)] 7点(2007-04-01 03:19:54)(良:1票)
3.  セルラー
シナリオの完成度の高さと、正当派アクション映画としての見せ方の上手さに脱帽。ネタ依存型の一発芸的なシナリオが流行りすぎてしまった昨今、たたみかけるように「次」を見せて行く展開はシナリオ作法のセオリーの手本ともなり得る。映画のシナリオってこういう風に書くものですよ、って今さら言われてしまう土壌もどうかと思うが。ハリウッドのカー・スタントの手法を知り尽くしたデビッド・R・エリスも本領を発揮。のっけからアップテンポな展開に観客を一気に引きずり込み、一度もトーンダウンせずにラストまで引っ張り抜いた力技にはあっぱれと言うより他はない。惜しむらくは50歳を超えたキム・ベイシンガーのくしゃくしゃの表情がもはやスクリーンでのアップには耐えられなかったこと。狙いなのかも知れないが音楽がやけにうるさくて選曲がダサかったこと。せめて40歳前後の女優が演じて選曲がカッコよかったら満点あげても全然惜しくない出来だっただけに無念でならない。よって痛恨の1点減点。でもウィリアム・H・メイシーのファンは必見。これを見逃したら、メイシーファンは一生後悔すると思う。トイレタイムは無いのでご注意下さい。
9点(2005-03-06 16:26:56)(良:2票)
4.  セッション9
徹底的に地味な顔ぶれと丁寧な作りで期待感の低さを快く裏切ってくれた佳作。ひょっとしてこれがショーン・ペンとティム・ロビンス主演だったりしたらかなりナハハ~なノリだったかも、とは思うがキャスティングも技のうちだとわたしは思っているので。単に予算がなかっただけとは思うが、このランクの素敵に手堅い作りが好きな人にはけっこうノレるのではないかと。目安として、このクラスなら有名スターは完全に不在な方がむしろ当たりは多い。キャストに振り回されず、プロット主義できちんと撮れている。映像的にも奇をてらわず、さりとて惰性に流れず、通好みのする丁寧な作り。アイデアとしてはもう一つ弱いような気がするし、だからこそ「キューブ」にはなれないんだな、という納得もあるが、小粒ながらなかなかの秀作、という印象はある。主演陣、健闘するも熱演には至らず。ほどほど感で買い。
7点(2004-07-12 22:59:21)
5.  戦国自衛隊
当時とっても資金力があった角川映画のはずなんだけど、タイムスリップのシーンのSFXには邦画の限界を見せつけられる思いがしますね。それだけがとても残念ですが、千葉真一を始めとする自衛隊員たちの活躍は素直に応援したくなる熱さが感じられました。もともと私は大仕掛けの戦争映画が大好きなので、この作品でも関が原の戦いのシーンで大いにワクワクしました。上杉謙信を演じた夏木勲に当時かなりメロメロになったのを覚えています。こういう発想って今ではさほど珍しくもなくなって来てしまったので、時代と共に陳腐化して行くのは避けられないと思いますが、当時としては非常に画期的なアイデアでしたし、子供心に「すげーっ」と感動してしまいました。たぶん最近の若い人がご覧になっても感想は「・・・・」なんじゃないかと思います。ノスタルジーと言われてしまえばそれまでなんですけど、ニッポン人にはサムライ魂があるぜ!と熱い気持ちにさせられる映画の一つとして未だに忘れられない一作です。
8点(2003-12-20 15:07:18)
6.  セルピコ
今どきコレを観て「うぉー正義っていいゼ」と思う若者がどれだけいるのかちょっと自信はないのだが、やっぱりシドニー・ルメットとアル・パチーノだけのことはある。けっこう長い映画だったような気がするが、ビデオだとすぐに気が散ってしまう私がちゃんと最後まで真剣に観ることができたというだけでも、一見の価値はある映画。見返り抜きで真実を貫く男の姿というのは、結局どんな社会にあっても一つの憧れであって現実にはなかなか実行できないものなんだろうけど、それをやってしまう主人公のカッコ良さに、小市民たちは夢を託してしまうのだろう。いわゆるオトコの美学というやつですよね。「セブン」で熱血野郎の新米刑事に妻がセルピコと呼びかけるシーンがあるが、そういう真実一路なオトコの代名詞になるくらいの存在になるだけのことはある。アル・パチーノって決して器用な役者ではないと思うんだけど、持って生まれた物があまりにも大きかった。こういう存在感って、やっぱりこの時代のアメリカ映画には絶対必要なものだったと思います。
7点(2003-12-20 14:52:18)
7.  世界が燃えつきる日
ジャン・マイケル・ビンセントのセクスィーな笑顔と、スネたティーンエイジャー役しか人々の記憶に残さなかったジャッキー・アール・ヘイリーの近未来SF。この組み合わせだけでも充分楽しめるのだが、行く先々で出会う廃墟と化した町の姿に、近未来SFに期待するものは普通に詰め込まれていると思うのでそれなりに楽しい映画だったように思う。巨大ゴキブリの群れに追いかけられるシーンは何度観てもおっそろしい。タネも仕掛けもないベタベタな近未来SFではあるが、このぐらいベタだと却って素直に楽しめてしまうような気がする。今となってはこれも一つのノスタルジーかも。個人的に、ジャッキー・アール・ヘイリーにはマット・ディロンと同じくらい熱狂したので、その後彼の消息が聞かれないことが今だに残念でなりません。美少年マニアの方、是非一度いかがですか。
8点(2003-12-20 14:41:24)
8.  セブン
恥ずかしながら、20年以上映画を観ていてこれほど「映像」そのものの雄弁さに気づかされた作品は初めて。引退を間近に控えた老練な刑事と、活気逸る新米刑事のコントラストを軸に、前半は雨、雨、雨の陰鬱な街をカメラは人の腰から下の位置で水平に移動する。対象的な後半は、晴れ渡る郊外に舞台を移し、空撮を多様した縦のラインでカメラはちっぽけな人間達を見下ろす目線。7つの大罪はストーリーを組み立てるためのモチーフにすぎず、映像のダイナミクスにあっと驚かされながら最後まで一気に引っ張って行く手腕には脱帽した。刑事部屋や図書館で見られる完璧なパンフォーカス、執拗なまでに遠近法を強調したラインの美しさや図書室のグリーンのライト、ミルズの追跡をどこまでも下から追い続けるカメラの目線、光と影、色と形、映像そのものが持つ凄まじいまでの存在感が、ストーリーの異常なまでのウソっぽさを全て忘れさせてくれる。何度でも観たくなる、神々しいまでの美しさがここにある。
10点(2003-12-02 01:00:47)(良:9票)
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