1. それでも生きる子供たちへ
オムニバスは得点がつけづらい。ジョン・ウーの映画はあまりに類型的かつメロドラマっぽくてあざとい演出が目に付き、まったく受け付けなかった。分かりやすすぎる。最初のタンザ、ブルージプシー、イエスの子らはとても面白かった。個人的にはビルーとジョアンがロードムービーになっていて、好み。ジョナサンは正直よくわからなかった。チロはフェリーニの81/2を彷彿とさせるような賛歌となっていて思わず笑みがこぼれる。突き抜けた圧倒的な作品はなかったが、同じ目的のなかで単なる募金映画というか啓発映画に終わらなかったところは評価できる。 [DVD(字幕)] 6点(2011-05-21 12:11:01) |
2. ゾンビランド
面白い。さっくりと作ってあって、ゾンビ系のシューティングゲームを見ているよう。だからゾンビに対する恐怖とか戦いというよりも、それを通して人間関係を学ぶという心温まる映画でした。キャラはとても良かったと思います。ジェシーがフェイスブックについて言及しているのを観ると「あれっ、マーク・ザッカーバーグかな」とか思っちゃったり。ああいうキャラがハマり役なんだなーきっと。ビル・マーレイはいろいろ笑えたけど、ガーフィールドって……。けっこうマニアックなネタが多く、しかも視覚的なネタではないので日本人や映画ファンではない人にはわかりづらいのかも。私はとても楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-07 14:06:21) |
3. それでもボクはやってない
で? という疑問が抜けず。こういう実態があるのは勿論許せないことかもしれないけれど、映画としての魅力はゼロでした。極端な話、こういう実態があると知っている人は観なくてもいい映画だと思います。情報を伝えるだけなら映画じゃなくてもいい。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-02 01:00:33) |
4. ソウ
《ネタバレ》 単純に面白かったです。オチにムリはありますが、意外性という面では良いですね。そういう謎解き要素と、ホラー的、スプラッタ的要素、サスペンス要素が上手く組み合わせられていて、最近のホラー・サスペンス映画では出色です。 発想が良いですね。最後の救いの無い感じもまた良い。 もし私がオチに気付かなければ8点はつけていました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-18 13:46:06) |
5. ソウ2
《ネタバレ》 一言でいうと期待外れ。前作ジグソウによる狭い空間でのゲーム、精神、肉体を傷つけるゲームのおもしろさというかそういう発想があったわけですが、今回は部屋が多すぎるというか、不確定要素が多すぎて、前作とのギャップがあります。ジグソウの確固たるルールっていうか行動原理がおかしくなっています。完全な密室でもないし。 メンバーが増えたけどそのメンバーそれぞれの居る意味というか役割もいまいちわからず。あんなに居る必要があったのでしょうか。 そんで肝心のオチなんだけど……ん~~。苦しいな。というかまぁ発想自体はいいかもしれないけどそれの演出というかがうまくいってないのか、前作ほどの驚きは無かったです。まぁ前作も「えぇ~~?」って感じではあったけど。 注射針のとこなんかはかなり痛かったですが……それだけを見せる映画でもないでしょう。 [DVD(字幕)] 5点(2007-11-18 13:42:26) |