21. 存在の耐えられない軽さ
何回も観てしまう、好きなラブストーリーの一本。 [ビデオ(字幕)] 8点(2011-06-12 00:05:23) |
22. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 冒頭はハーバートのエリート模様を描いてて、ふ~ん、こんなもんなんだ、と思っていた。ハーバートを描いた作品には「ペーパーチェイス」があるが、今のトップエリートは講義の課題なんか、さらさらとくぐり抜けてしまう。「ぺーパーチェイス」の頃は講義についていけずに自殺までするのに。今の学生はすごいね!学長も!いいですねぇ。親のコネで会いに来た学生に「つまらん!」と言ってのける。後半は社会に出て行く話だけど、「バトルオブシリコンバレー」を思い出させる。でもこの作品での主人公マークは、さほど金儲けしても、表面上は変わらない。「バトル~」のマックの社長は、俺は天才なんだ~って感じで弾けるのに。これがフェイスブックの魅力(らしい)の”クール”て言う事なんでしょうね。この若きエリートに周囲の大人も取り乱さない。もう若い人間が起業するってことは珍しくなくなってたからでしょうね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-30 23:38:25) |
23. ソラニン
《ネタバレ》 完成度の高い原作の世界を壊さず、見事なキャスティングで映画化していると思う。特に加藤とビリーがピッタシだった。ラスト、原作のように橋を渡りながら「久々に俺の超絶ベースが火を吹くよ?」「だったら俺の鬼ドラムが嵐を呼ぶぜ!?」という愛すべき脇役二人のセリフを楽しみにしてたから、ちょっと残念。この映画はこの映画で「映画ソラニン」のラストになっていた。原作未読の方は是非、原作も読んでください。自分は何度、読んだか分からない!!(くらい良い!) [DVD(邦画)] 7点(2010-12-10 00:01:06) |
24. 続・荒野の用心棒
《ネタバレ》 西部劇に機関銃。この組み合わせで、もう観る前からしびれた。90分の映画なので、その設定を充分に活かした映画なのだろうと思っていたら、他の人に機関銃を撃たせたりして、あんまり活きてないと思った。主人公は「マッドマックス」のメルギブソンみたいに半殺しにあうので、最後の決闘でまた機関銃が活躍すると思いきや、別の技を披露してくれた。音楽がいかにもイタリア映画で、これがマカロニウエスタンか!とその映画の雰囲気を堪能しました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-04 18:51:52)(良:1票) |
25. そして船は行く
《ネタバレ》 この映画と、観る時のこっちとの距離感をどう持てば良いのか、分かりにくい映画でした。でも振り返ってみると、見所は結構たくさんあり、まぁ面白いのかな?て感じでした。さすが、巨匠。でもラストの撮影風景はいらないと思うんですが。それにしてもボイラー室で競うように歌ってましたが、石炭の粉塵でのどをやられないか?とヒヤヒヤしました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-11 06:07:54) |
26. 捜索者
最初、絵に描いた様な幸せな家庭(大草原の小さな家みたいな家庭)が、インディアンに襲撃を受けて、毅然とした母親とか殺されてしまう。残酷な演出だよね。こういう話って、現代に置き換えて、たくさん創られている。「悪」がこの映画のインディアンの代わりに、ならず者だったり。アメリカって建国してまだ二百数年しか経ってないので、こういう映画で描かれているようなことを、ちょっと前に経験したんだ。あんな荒野の一軒屋って無防備もいいとこだ。アメリカ人が銃を離さないのもこの時代の恐さがDNAに刷り込まれているからかもしれない。この映画の目玉であるジョンウェインはカッコよかった。 (2度目鑑賞) 西部劇は何も決闘シーンの映画ばかりではない。 インディアンとの熾烈な争いも西部劇のポイントである。 これは後者。 ジョンウエインが演技している貴重な映画。何せそこにいるだけで映画になる俳優だから、こういうのは貴重になる。 ちょっと捻たカーボーイを演じている。 しかし、唯一の肉親の妹を助け出して、一言「家に帰ろう」と優しい声でいう。 これが、今まで嫌な奴だった分、ドカンと効く。 結婚式での喧嘩の場面も「静かなる男」同様、好きですね~、フォード監督♪ [DVD(字幕)] 6点(2010-02-02 12:29:33) |
27. 相続人(1998)
《ネタバレ》 いやぁ、面白かった。アルトマンの人物の演出はホント見事で、探偵さんが良かった。主人公が弁護士と言うところがグリシャムカラーかな?グリシャムもこの話のヒントになるような体験があったのかしらん?女性は怖いね。でもあんな状況にめぐり合ったら、男としてどうなんだろう?「それじゃ」と言って、帰る男っているだろうか? [DVD(字幕)] 7点(2010-01-12 11:40:04) |
28. その土曜日、7時58分
ルメット監督といえば、社会派モノや戯曲の映画化を多くてがけているが、この作品は今までのルメットとちょっと違うと思った。「ウイズ」や「グロリア」のような作品にも、ちょっと社会派のスパイスを効かせていたが、この作品はそれがない。ただ、金が人生を誤らせるという点くらいだ。しかし、新しい試みもしている。タランティーノのような演出をしたり、映画ならではの場面変えに新しい試みをしている。老いても、まだまだやれると言った感じで、この監督、ホントすごい。尊敬します。 [DVD(字幕)] 7点(2009-07-06 13:29:39) |
29. ゾディアック(2007)
《ネタバレ》 この事件が未解決だとは知らなかったので、後半、ギレンホール演じる漫画家が動き出した時、これは警察でも突き止められなかった事件を漫画家が!?と期待して観たので、退屈はしませんでした。が、ラスト、はっきりと断定できずに映画が終わった時、ちょっと疲労感が残りました。監督は、あのリーとかいう人物が犯人だと遠まわしに言っていますが、2時間半の映画を観終わった後のカタルシスが弱いので、ちょっと疲れたということです。警察が、個人で動いている漫画家にヒントやアドバイスを与えるシーンは面白かったです。あの眠そうな顔した刑事がいい味を出してて、好感もてました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-10 16:32:23) |