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1.  そして父になる 《ネタバレ》 
自然な子供を描かせたら右に出る者のいない是枝監督の作品。しかもテーマは子供たちのアイデンティティです。面白くないはずがありません。子供たちの存在に危機を与えるのは身勝手な親。特に福山雅治演じる野々宮家の父親です。インテリである彼は他人を思い通りに動かすのが当然と考えているような人物。自分の家族も斎木家の人々も配慮のない発言で傷つけます(一方で斎木家の父親 リリー・フランキーは怪しげに見えて大変真っ当に子供を愛していてびっくりします)。でも、あのラストに落とし込むためにはこの性格でないといけなかったと思います。予定調和的ですが、タイトル通り子どもが不幸になって終わらないので安心です。
[DVD(邦画)] 8点(2025-01-25 23:11:08)《新規》
2.  ソウルの春 《ネタバレ》 
日本でいうなら226事件でしょうか。パク・チョンヒ大統領が暗殺されたという事実しか知らない状態で鑑賞したおかげで、最後までどちらが勝つか分からずドキドキできました(いや、私はイ・テシンが勝つと信じていました。こちらの西島秀俊似・イケメン主人公顔に対しチョン・ドゥグァンは明らかに悪者顔ですからね)。チョン・ドゥグァンは悪辣すぎなので最後まで好感を持てませんでしたが、驚異の粘り腰には脱帽です。権力の頂点に立つ人間はやはり出来が違うのかなと。
[映画館(字幕)] 7点(2024-09-26 16:47:34)
3.  ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 
時間が何か月後、何年後とポンポン飛んだり、解決するかに見せて未解決で終わるのは実話ならでは。時間を返してほしいとは言いませんが、これだけやって確かなことは何も分からないんですか・・・と・・・思いました。事件に翻弄される人々を描くのが主眼であったのなら、仕方ありません。
[DVD(字幕)] 4点(2019-12-28 16:25:20)
4.  その男ヴァン・ダム
ヴァンダムの名はよく耳にしていましたが、まともな鑑賞はこの作品が初。本当は著名な作品を観てから手を付けるべきなんでしょうね。彼を良く知らない私でも過去のヒーローの悲哀は伝わりました。映画でなら即ぶっ飛ばすはずの強盗に抵抗できないヴァンダム、銃を突き付けられ、言いなりのヴァンダム、なんてみじめ。終盤、ついに華麗なハイキック炸裂!!と思ったら幻!?よくぞここまでカッコよく描かないことを徹底したものですね。良い役が回らなくなってからも相変わらず俺たちの国の英雄扱いされてるのが、何気にきついと思います
[DVD(吹替)] 6点(2017-11-28 22:35:21)
5.  ゾンゲリア
ナイト・オブ・ザ・リビングデッドの登場からそれほど経っていない段階でこういう作品が生まれていたんですね(亜流と言う言葉は失礼か。使用者の思うままに操られる等、本来の意味のゾンビに近いですしね)。ラストは衝撃的でした。あれ?普通のサスペンス映画っぽいな。いつになったらゾンビが出るの?と勘違いしてましたから。
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-21 12:49:19)
6.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 
とりあえず長い、そして南北戦争のシーンに西部劇のガンマンが混じっている違和感が強かったです(時代考証は間違いないのでしょうが)。正直前作ほどの楽しさは無かったですが、ラストの「ならず者」→「悪玉」→「善玉」→「お前は善玉なんかじゃねえ!」で思わず笑ってしまい、全部許せる気持ちになりました。映画を見ているとこういうこともあります。
[DVD(字幕)] 7点(2014-09-03 11:28:11)
7.  ソウ3
毎回思うんですが、ゲーム自体よりも参加者たちを拉致してくるほうが余程難行ですよね。重病人と助手一人だけでやるんですから。
[DVD(吹替)] 6点(2010-05-25 23:47:24)(良:1票)
8.  それでもボクはやってない 《ネタバレ》 
「疑わしきは罰する」が今の日本の裁判なんですね。怖い。警察のずさんな決め付けに対し、あそこまで無実の証拠を積み上げたというのに、あっさり有罪。気の毒な被害者(中学生)の心を癒すため被告人にはとりあえず罪を被っていただきます、というかのような判決でした。やりきれないですね。
[DVD(邦画)] 9点(2007-11-06 01:08:13)
9.  そして誰もいなくなった(1945) 《ネタバレ》 
そして誰もいなくなっ・・・てないですよ!!原作がミステリ、しかもオチが特別重大な作品だけに「看板に偽りあり」が気になるところ。途中まではしっかり筋を追っており、犯人にタネ明かしさせる余裕もあったのだから、不自然なハッピーエンドにはしないでほしかったです。こうでないと観客が許さないってことでしょうか?ロンバードの、古い洋画でよく見る「やたら女性を守りたがる紳士」ぶりが鼻について不愉快でもありました。
[DVD(字幕)] 3点(2007-08-16 03:57:38)
10.  ソドムの市(1975)
糞尿地獄には分かっていても目を背けました。全編通して狂気の沙汰ですね。 思想的なものは全く感じませんでした。単なる監督の趣味でしょう。
[DVD(字幕)] 6点(2005-04-12 12:38:49)
11.  ゾンビ/ディレクターズカット完全版
ゾンビ一人一人は弱っちいけど、真綿で締めるようにジワジワと終末が迫る感覚を思うと、より一層この映画が傑作と感じられます。 (追記)物陰から緩慢に迫るゾンビの怖さと言ったらありません。これはその後の同タイプの作品でも無いものです。
[DVD(吹替)] 9点(2003-06-30 01:33:59)
12.  そして誰もいなくなった(1974)
なぜこんなエンディングなのかなあ。原作を傑作たらしめた最大の要素が「最後に誰もいなくなる」ことだと思っているので、映画版は、この改変で駄作に貶められたと感じます。さらに言うなら、この有名な原作を元にした映画はいつも最後が改変されている(サファリ殺人事件とか)。何がそうさせるのか?
3点(2003-06-30 01:21:19)
060.68%
1121.36%
2333.73%
3394.41%
4728.14%
59911.20%
616118.21%
716919.12%
814716.63%
98910.07%
10576.45%

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