1. ゾンビランド
《ネタバレ》 そこそこ面白いB級ゾンビ映画らしい…程度の知識で観てみると、ウディハレルソンとかアビゲイルプレスリーとかビルマーレイ(笑)とかどっかで観た事のある役者ばっかりでびっくりします。 映画全体にそこそこの金とかなりの手間がかかっている良作で、いわゆるB級ホラー映画とは全然別物でした。 なにしろオープニングからセンスが抜群。そこからロードムービー風味の展開を見せて後味の良いラストまで一気に楽しめる完成度の高い娯楽映画です。 劇中に出てくるいろんな映画(notホラー)へのオマージュも楽しいし。 ゾンビが出てくる映画愛に溢れたハートフルなコメディロードムービー…とまとめるとジャンルがめちゃくちゃで、混ぜるな危険的なものを感じますが、しかしこの映画はその奇跡のミックス見事に成功しています。 とはいえなにしろレンタルでもR指定のシールが貼られている映画。 一部(ほぼ序盤ですが)がだいぶグロです。 そのせいで観る人をやや選ぶ面はあるかと思います。 とはいえそのグロ部もほとんどがコメディパートとしてのグロで、いわゆる痛いとかつらい系ではありません。 多少のグロが気にならない人なら、ぜひ一度観てみてほしい完成度の高い娯楽映画の快作だと思います。 てか、ゾンビ映画全体の中で興行収入1位の映画なんですね。それも納得の出来です。 [DVD(字幕)] 8点(2016-12-03 22:46:48)(良:2票) |
2. ソウ
《ネタバレ》 あえて野暮な事を言うならば、人間があれだけ長い時間死体のフリをするのは絶対に無理です。 二人が極限状態に置かれていたとはいえ、死体のフリをしている人かどうかはいくらなんでもわかります。気づかれます。 そういう意味では「それはいくらなんでも無理筋だよ」というオチなのですが、それはやっぱり野暮天というもの。 まったく予備知識がない状態からこの映画を観たときのインパクトは、やはり映画史に残るものだったと言えるでしょう。 この映画についてはあまりにもいろいろ語られすぎてて何を書いてもいまさら感が強すぎますよねw [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-06 23:14:37) |
3. ソウ2
《ネタバレ》 ヒット作の続編は難しいというのは本当によく言われる事ですが、ソウ2はがんばってたと思うんです。 高くあげられたハードルをギリギリクリアしてきて、「お、この製作者は違うのか?」と世間に思わせてくれました。 しかし3からは、なんだろうこれじゃない感。 そっちじゃないんだよ!って感じなんですよね。 さてソウ2、証拠をでっちあげられて牢屋に入れられた人たち、そりゃもともと悪人なんでしょうけど、しかしここまで撒き餌扱いされると主義主張に関係ないただの無差別殺人に近いのではないか、と。 1作目は謎多き犯人像にもうちょっと何かあるんじゃ?と思わせといて、今回は変な謎解きが入った結果、逆に底の浅さが見えちゃった感じなんですよね。 まぁそれでも「おお!そうだったのか!」という驚きは1作目同様にあるわけで、本当にこのシリーズ、2までは面白かったと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-30 12:41:23) |
4. ソウ3
《ネタバレ》 ソウ1がなぜ面白かったかというと、とにかく緊張感に満ちた圧倒的な謎、そしてあのオチ!というとこにポイントがあったんだと思うんです。 当時は、いろんな個人の方が「ソウの考察記事」をネットにあげて深読みして語ってましたが、実際そうさせる要素が一作目にはあったんです。 でもこの3作目くらいになるともういけません。 謎も何もなくてしゃべるしゃべる。舞台裏を見せながらのゲームに一作目の要素は全くなく、しかもそれも無駄に見てていやな感じのばっかりっていう。 こういうのは舞台裏を見せてしゃべりながらやっちゃうともはや意味ないと思うんです。 しかも3作目となると何かをパワーアップさせる必要があるから…ということでパワーアップしたのはキモグロ要素。 いや、そこじゃないんだよ!ってね。 今回は1作目あたりの舞台裏も結構見せてくれちゃってるわけで、当時ワクテカで深読み考察してた人達の意味ってなんなの?っていう気分にもなります。 1作目の魅力はまったくなくなり、ただただキモグロの映画に成り下がった残念な3作目なんですが、しかし1作目くらいの出来のものを連続して作るのは難しいだろうし、なんのかんの言って過去の謎解きはやっぱ皆期待してるわけで、こうなっちゃうのはしょうがないのかもしれませんね。いやキモグロはだめだけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-02-01 10:48:21) |
5. そんな彼なら捨てちゃえば?
《ネタバレ》 スカーレットヨハンソンの体がエロすぎる、とか、主人公格のジジのmisono感が強すぎる、てかもうこの女misonoでいいじゃん!とかいろいろ些末な点が気になる本映画ですが、一番気になるのは「邦題」でしょうか。 原題の「He's Just Not That into You」は、要するに「彼は貴女に興味ないだけです」という、この映画中で何度かジジに対して語られるセリフそのものであり、ジジが一応主人公格であるこの映画にはわりとふさわしいタイトルになっています。 しかし邦題は「そんな彼なら捨てちゃえば?」で、あれ、これって映画の中の誰目線かと考えると、ジェニファーコネリーのものです。 なんと邦題だと主人公自体を別の女性に変えちゃってるわけですね。 てかこれじゃテーマもスタンスも変わっちゃってます。真逆です。 いやいやそれだめだろ! 確かにこれは群像劇であり、明確に誰が主人公だと言えるものではないのでしょうが、しかしストーリー中の扱いと何より原題を見て明らかなように、この映画の主人公格はmisono…じゃなくてジジ。 にも拘わらず邦題で主人公どころか映画のテーマすら変えちゃうってのはいかがなものなんでしょう? やはりジジのmisono感が強すぎて日本人には耐えられなかったのでしょうか? うん、そうなのかもしれません。 洋画の邦題で意味まで変えさせちゃうとは!おそるべしmisono!! あと、この映画を観ていて痛感したのですが、私、ほんとに女性にしか興味がありません。 女優さんは(ある意味これだけの豪華キャストでは当然なのですが)名前も顔もよくわかります。 間違いようがありません。 しかし男性の区別がほとんどつかないんです。 特にありがちな白人2枚目俳優はまったくわかりません。 ブラッドリークーパーだのベンアフレックだの、有名俳優が出てるにも関わらず「えっとこれは誰だっけ?誰の彼氏だっけ?」状態。 いろんな洋画を観ていてちょくちょくそんな気はしてましたが、ほんと私2枚目系男優には興味ないんだという事がよくわかった映画鑑賞でした。 だってこのブラッドリークーパー、たとえば10クローバーフィールドレーンにも出てたらしいんですが、あの映画観ててどこに出てたか最後まで全然わかんなかったくらいなんですから…って、電話の声だけの役なの?? そんなんわからんわ!! [インターネット(字幕)] 6点(2017-12-29 03:20:02) |