1. 捜索者
これが西部劇の最高傑作?といった映画だった。 モニュメントバレーの壮大で美しい景色は伝わってくるが、肝心の復讐劇が途中でドタバタ喜劇が入ってくるせいでダレる(しかも大抵面白くない)。主人公は終始偉そうだし、やたらとテンション高めの保安官とか、違和感ありすぎ。 主人公の心の葛藤や娘の悲劇など感情を揺さぶってくるドラマに感心するところもあるけど、やっぱり先住民憎しの姿勢が前面に伝わってくるのは昔のアメリカ映画ならでは。 この時代の背景とか知っているとまた評価は変わってくるかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2024-07-21 00:05:37) |
2. そして父になる
《ネタバレ》 倍速ですっ飛ばしたくなるようなトロトロの展開に、途中で嫌気がさした。 ところどころでいいシーンはあるけれど、感動しないし笑えない。 福山パパの暗い翳がさす家庭じゃ、家出したくもなるだろう。 もっと前向きになれる映画が観たい。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-12-31 19:02:19) |
3. ソーシャル・ネットワーク
《ネタバレ》 期待はずれ。 もちろんアカデミー賞候補だけあって、作品のレベル自体は高い。 でも、どこまでが実話なのか分からないのは問題。 最後にもっともらしく訴訟額まで具体的に示すのなら、ドキュメンタリーで作ってくれたほうがまし。さんざん金金金、パクリ、裏切りとネガティブな話ばかり描いて、最後だけ情感に訴える演出をされてもねぇ。見終わったあとの気分は微妙。 それに登場人物の会話が複雑で、時間軸も行ったり来たりするのも分かりにくすぎてマイナスに作用していると思う。 [DVD(吹替)] 4点(2012-07-03 19:53:52)(良:1票) |
4. ソウル・サーファー
《ネタバレ》 「人生の教科書」ともいうべき素晴らしい作品。 のっけはブレた画面にコロコロ変わるシーンの連続で落ち着かないのだが、主人公が腕を無くしてからはシーンやセリフがことごとく胸に突き刺さってくる。 その感動も押し付けがましいものではなく、主人公ベサニーに自然と感情移入してしまう作りになっている。 何よりラスト。この映画が実話に基づいて作ったということが明らかになるところで、もう胸が一杯になってしまう。 特に印象深かったのは、主人公がタイのプーケットで自分がやるべきことを見出すシーン。 今の自分の境遇にピッタリくるものがあった。 サーフィンの迫力だけなら他の映画も良いけれど、ストレートに勇気をもらいたいという人に特にオススメ。 [映画館(字幕)] 9点(2012-07-01 23:13:58)(良:2票) |
5. 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗
長いねえ、これ。主人公が2人から3人になってややこしくなるかと思ったけど、意外と長い割には分かりやすかったかも。でもなあ、自分としてはどうしても銃を扱ったバイオレントな映画は点数が低くなってしまうっす。最後らへんの決闘へ至るストーリーは、先の展開が展開が読めなくて面白かったけどね。でも、いろんな意味で、あくどい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-06 00:08:29) |
6. 続・男はつらいよ
《ネタバレ》 お母さんを間違えるところがいいですね。観客もころっと騙されてしまいます。そこでミヤコ蝶々演じる本当の母親が登場。うまいもんです。山崎努が若いですね。 寅さんが何度も泣いてへこむので、みているこっちもつらくなってくるのがこの作品の難点です。 (2020.1再鑑賞。「寅ちゃん」と呼ぶ平田オリエさんのヒロイン像はかなり良くて、だからこそ三枚目にされる寅さんが哀れ。今回は母親との再開シーンが見どころだが、それ以外にあまり良エピソードが少なく普通の印象。) [CS・衛星(邦画)] 6点(2005-08-13 22:18:44) |
7. 続・少林寺三十六房
《ネタバレ》 前作「少林寺三十六房」にいたく感動し、楽しみにしていた口。第1部となる労働者搾取のやりとりに辟易しながら、第2部少林寺編を楽しみにしていたところ、なんとカンフーの修行をさせてもらえずに終わってしまい、大ショック!残りの房の修行をみせてくれるものだとばかり思っていたのに。。。気を取りなおし、第3部復讐編では、足場の修行を生かした主人公の立ちまわりを楽しんだが、「この強さはありえない…」との疑問は残った。だいたい和尚にぼこぼこにやられて追い出されたのに、実はこんなに強くなってたのよ、と言われても。前作では修行を終えてから無敵の強さを身に付け、それをみせつけてくれた。厳しい修行の過程を見て、見ている自分も修行をした気分に浸れ、悪人を叩きのめす、そんな魅力が半減どころか大幅に減っては点数を下げずにはいいられない。でも、少林寺で石を使った井戸のエピソード等思わずにやりとしてしまうのは良かった。軽快な音楽と「ハーーーァッ!」という掛け声のなか、頭を振りまわして水洗いする名シーンは、おそらく一生忘れないだろう(笑) [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-26 09:42:17) |
8. 早春物語
「階段と坂」が印象的な映画。ともすると、あざとくなりがちな中年と少女の恋を共感して見られたのも、やはり澤井監督のデリカシーによるところが大きいのだろうという意見に同感。 5点(2004-10-22 21:57:24) |
9. 続・猿の惑星
ここで言われているほどひどい作品ではないと思った。54番の方が言われているように、低予算等さまざまな事情を考慮してみると、わりと良く出来た作品なのかもしれない。37番の方の意見も頷けるところがある。なかなか言葉を発しない女人間が「テイラー!」と言うところなども名シーン。あいかわらず最後までドキドキして見ることが出来るし、ここぞというところでカメラが顔にゆっくりと向かっていくところがいいんだな、また。ただ、名作である「猿の惑星」の続編であることを考慮すると、かなりのパワーダウンである点は否めない。 6点(2004-05-03 11:05:53) |