1. ソウ4
《ネタバレ》 前3作と比べ、パワーダウンは否めない。「ジグソウは死んでからもゲームを続ける」というアイデアは非常に良い。しかし、ジグソウが描写されすぎであり、本作品で過去3作のジグゾウへの印象をむしろ悪化してしまったのは私だけであろうか?脚本は良くできているのだろうが、いざ映像になると、過去作の場所を限定したシチュエーションサスペンス的な魅力がなくなり、まとまりを欠き、次回作へのつなぎも見え見え。スタッフには、一度オールクリアして、新たな作品の創出を望みたくなる。 [DVD(字幕)] 5点(2008-04-30 00:16:28) |
2. ゾディアック(2007)
《ネタバレ》 リアリティへのこだわりが感じられた、淡白さが良い。キャスト、セット、ロケーションともに違和感がなく、事件当時を徹底的に再現しようとする意欲が強い。フィンチャーとしては新進監督から脱皮するために大作を作りたかったのであろう、悪くはない。しかし、パニックルーム以降、セブンやファイトクラブ、ゲームのパワーがなくなってしまっているのは惜しい気がする。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-30 00:09:03) |
3. ソウ3
《ネタバレ》 良くできている。特にシリーズ3としては脚本も良いしジグゾウ特有のテーマ性(健康な人間に対する挑戦=ゲーム)も持続されていたとは思う。しかし、1・2と比較すると何とも残念感が残ってしまった。このシリーズの持つ「何となく乾いた雰囲気」がまるで感じられず(勝者が生き残れる「ゲーム」ではなく、逃げ道を作らず皆を敗者として殺してしまうアマンダの登場もその一因だろう)、「痛さ」「残酷さ」が表面に出すぎと感じた。しかしながら、1⇒2⇒3と視点を換えて描写している点は興味深く、続編の登場は待ちたいと思ってしまう・・・ [DVD(字幕)] 6点(2007-05-05 02:57:23)(良:1票) |
4. ソウ2
《ネタバレ》 おもしろかった。「2」を見てガッカリしなかったのは久しぶり。前作同様に「痛い」のには困ったが。「3」の制作も決定したらしいが、あの女性がジグソウ2代目となるのは軽すぎる、どう仕上げてくるかに期待したい。最高の映画ではあるが疑問点はある。①首の後の数字と「虹の彼方」に意味がなかった→ブラフなら引っ張りすぎ②冒頭シーンで2代目ジグソウ=アマンダが録音テープを見つけるのは変→昔、被害者だったのが理屈になるのか?③2代目ジグソウはリスクをおかしすぎ→注射の海のシーンはあんなに懸命に探したら自分の命が危ない④地下におりて「1」のバスルームでのシーンでは2代目ジグゾウは凶暴男を銃とかで軽く殺してしまえばいいじゃないか?刑事の息子をもう面倒見る必要もないんじゃないか?→映像に映ってないのだから善人を演じる必要はないだろう等々・・・。自分の見方が甘かったかもしれないので、もう一度見てみたい。 [DVD(字幕)] 8点(2006-03-19 02:14:00) |
5. ソウ
《ネタバレ》 すごい脚本。その脚本家が盗撮家のアダムを演ずる。いかに低コスト映画とはいえ予算がないから演じたわけではないだろう(刑事役ではダニー・クローバーを使っている)、これには何か意味があるはず。この映画の主演はだれか?外科医のように思えたが、主演が最後に映像に出るとすれば、このアダムなのであろう。ラストシーンが示しているのは、このアダムの悲劇であり、アダムの表情や鍵の場所を聞いたことから考えると、アダムと犯人はグルだったのではないだろうか?本当にいろいろなことを考えさせられた映画であった。何度か見てみたい映画である。しかし、痛すぎるね、この映画。 8点(2005-03-21 23:11:13)(良:1票) |
6. 双生児
塚本監督もメジャーになるとパワーがおとる点は否めないが、やはり良い出来の映画と思う。眉毛のない日本人、町や家の雰囲気、色使いなど、世界に通用する日本が描かれていると感じた。乱歩らしい気味悪さにちょっとエスプリが効いた感じが良し。 7点(2004-07-24 14:38:51)(良:1票) |
7. ゾルタン★星人
ストーリーは破綻気味、B級とも呼べない仕上がり、でもバカバカしさがなぜかいい、巨大美女なんだあれは????。「くっだらない映画!!」って他人に紹介したい映画。 6点(2004-03-18 12:34:18) |