1. ゾンビ・リミット
愛の範囲とはなんでしょうね。 結局、人間も窮すると種の反映に付随したところにしか 愛が及ばない、ということを実直に描いた映画のような気がします。 シーンごとに視点・感情移入する人物を逆転させると その愛及ばぬがゆえに、の切なさが増大し 映画としては楽しめるかもしれません。 マスクの転売とかもそうですし ご時世的にはこの映画、よく観られそうですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-01-04 23:12:42) |
2. ゾディアック(2007)
僕はこの映画が好きだ。 それは好奇心を超えたところにある、執念というものを 年月経過を得ながら描いているところだ。 結論としては、不毛かもしれない。 しかし、私が映画として想像力をもっともかきたてられるのは、 なにか信念を持って不明にあたる姿であり、 そこに10点中8点 くらいではあるが論理が成り立つことだ。 ジェイク・ギレンホール、という俳優はとても魅力的と思う。 この映画の中ではその熱狂ぶりが、犯人以上に得体が知れない。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-12-10 23:33:10) |
3. ゾンビランド:ダブルタップ
わけの分からん事を言われながら、ハチャメチャなことが起きて、 収集が決してつかないゾンビ映画。 いや、ゾンビ映画では無いな。 コメディとヒューマンドラマ、そのどちらでもない何か。 独自のルールによって面白さを作り出そうとしている。 見たこともない深海魚の寿司に、たっぷりとワサビが入っているような感覚。 味なんてわかりはしないし、料理名なんて決してわからない。 しかし、たしかに魚の味はするし、ワサビも少し寝かせると辛みが効いてくる。 そんな映画。 今の時代におけるシュール、ってこういうものなのかもしれない。 [地上波(字幕)] 7点(2020-09-11 20:55:19) |
4. ゾンビーワールドへようこそ
《ネタバレ》 よし、俺たちが世界を救うんだ! とばかりにホームセンターに突っ込むシーンがなんともダサい。 ダサいのが首尾一貫しているのが良いのか、悪いのか。 信頼している人がゾンビになってしまうなど、 抑えるところは抑えているが、 主人公たちが「ボーイスカウトであること」が最大限活かされた シナリオではないし、 突如あらわれる美女が助けてくれたり、 ゾンビに妙な(無駄な?)愛着を感じさせたりするあたり、 B級映画を狙ってつくったのか、という内容に逆に感服。 [インターネット(字幕)] 6点(2018-08-06 21:30:50) |
5. ソウ ザ・ファイナル 3D
1 を慈しむ作品。 ジグソウの生還者だ、という嘘をつくやつを 本当に嵌める、 ジグソウの協働者を殺す、 途中、本物のジグソウが出てきて、 意味深な台詞をまわすも、 特に起きる惨劇には関係なし。 悲惨のパレードがただ繰り返されて終わる、 テキサス・チェーンソーの方がまだスプラッターしてる感じ。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-06-04 17:44:18) |
6. そして父になる
暗い、暗すぎる。オチは救いなのかもしれないが、それまでの描写が幸せを描くシーンさえどこか陰鬱だ。暗い状況はストレートに、明るい状況は思い出として描かれているからか。取り違え事件そのものの是非はさておき、子どもについて考えるとき、特に子どもがそれを見ているときに、暗くては仕方ないじゃないか。と思う。家族の過ごし方の描き方もちとクドかったなぁ。これをリアリティある、と感じてしまった私自身、家族を持つことへの抵抗が強いのかもしれない。 [映画館(邦画)] 5点(2013-10-02 21:21:33) |
7. ソウ
稀有な作品。予算云々はさておき、アイデアが素晴らしい。限られた空間でのドラマは、想像力をかきたて、フラッシュバックする恐怖の記憶は、ダイレクトに我が脳裏にも刻まれる。もし同じ状況に私がおり、play the game した後に生き延びることが出来たとして、ジグソウに傾倒しない自信があまりない。 [映画館(字幕)] 9点(2013-08-02 04:04:49) |