1. ソハの地下水道
ソハの行動が素晴らしいことや人間味にあふれていること、あるいはその運命の悲しさについては、どれだけ語っても足りないから、この映画が作られたのは素晴らしいと思う。 ただ、リアリズムにもほどがある。 ユダヤ人たちを人間らしい人間として描こうとする製作意図は分かるけれど、あまりにいいろいろな面で醜い面を描きすぎている。別に聖人君主に描く必要はないけれど、これでは、この作品の持っているメッセージ性を損ねるのでは。 映像的にも、ブクブクに太った妻との営みとか、出産シーンの描写とか、どう考えても不快なだけで、どうしてもこの映画に必要なものとは考えられなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-15 13:45:43) |
2. ソフィー・マルソーの三銃士
なんか、フランス映画ってどの作品も何かしら違和感があるんですよね。登場人物の気持ちの流れ、行動原理などでいちいち引っかかるものがあって。英米映画には全く感じることがないのに、何でだろう。ほとんどその独自の文化に触れる機会を持たなかったからしれません。 ただ、上記にあげたような点に関しては、一つの異文化としてそれなりに鑑賞することもできるんですが、駄目なのがギャグ、お笑い。全く理解できなくて、くすりとも笑えない。この映画に関してがまさしくそうで、ひたすら退屈であやうく眠りかけました。例えば、あの家来からお金をだまし取る場面とか、単なるゴリ押しとしか見えないんでしょうが、フランス人が見たら大爆笑するなんらかの要素があるんでしょうね。 やはりお笑いやギャグを理解するのには、その背景にある文化とか社会風俗になじみがないと無理なのかな。たとえば、吉本の喜劇をそのままフランス語に翻訳してフランス人に見せても多分クスリとも笑わないと思われ。 ただ、美乳の気前良さには感動しました。結構出し惜しみする日英米の女優たちは見習ってほしいw [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-09-08 13:12:09) |
3. ソフィーの復讐
《ネタバレ》 落ちにこそちょっと意外性はありましたけど、あとは演出とか、主人公の妄想がそのまま表現される手法とか、言っちゃなんだけど日本じゃテレビドラマでよく見られるような作品でした。 ただ、チャン・ツィイーはもちろん綺麗ですが、ファン・ビンビンも最近墨攻で気になった女優さんで、メインの女優が二人ともこれだけ好みだと、どうしても点数は甘く成ります。 ただ、韓国には器物破損罪とか物を壊した際の損害賠償とかってあまり社会の一般常識として定着してないんでしょうか?(もちろん、舞台中国ですけど、行動様式は韓国のものでしょ) 嫌いな女だからって、フリークライミングのロープ緩めるとか、ちゃんと考えたらドン引きですよね。 前から感じてたんですけど、一旦感情が沸騰しちゃうと、行動に全く歯止めが利かなくなるのが、まあ普通として容認されてる民族の人とは、あまり個人的にお付き合いしたくないなと。w 平成23年6月27日再見 これも2度目の鑑賞には耐えられない映画でしたね。主人公の新しい彼氏の正体に意外性があるんだけども、わかってみていてもそれらしい、納得できるような伏線は全く感じられず、むしろかなり強引な筋になっている。だから不自然さばかり 先走って。 あと上記にも書いたけれども、嫌だなあ、この日常的な暴力性って。もちろん、日本映画でも、あるいは欧米映画でも映画の中で暴力が描かれることはごく当たり前。しかし、それはある程度暴力性を持った人間のシリアスな行動として描かれるのであって、この映画のように一般の(塚、どちらかというと上層の)人間の、しかも面白半分の行為として暴力が描かれることはない。日本人の感覚じゃあ、他人のワイヤーロープを緩めて高いところから落として大怪我をさせる、あるいは自分の弟の大事な写真展で大暴れして会場を破壊する、こんな行為をギャグとして受け止めろってのは無理、無理。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-07 12:14:13) |
4. 卒業(1967)
ミセス・ロビンソン役の女優さんがどうも苦手で。整った顔立ちなんだろうけど、自分的には「怖い」男顔で、ああいうタイプにはひたすら萎えます。 確かに、こういうことで映画に入っていけないのは、相当レベルの低いとい自覚はあるけれど、同じような年代でももう少し女性的なセクシーさを感じさせる女優さんを使っちゃいけない訳でもあったんだろうか? キャサリン・ロス、決して美人系でもないし、スタイルもなんかぱっとしないんだけれど、出てきた瞬間からすごく惹かれるのは不思議です。 [DVD(字幕)] 5点(2010-11-15 13:38:26)(良:1票) |
5. そんな彼なら捨てちゃえば?
平成23年7月18日全面改訂 女性向け映画だからって言っちゃおしまいですけど、あまりにも全体を流れる価値基準、行動原理が女性固有のもので、正直ついていけないです。特に、あの煙草がらみのストーリー。確かに信頼を裏切られたやり切れ無さは理解できますが、ああいう神経質な拘りをもった人、苦手だなあ。見てて逆にイライラしました。 それと、自分幼稚なんで、メインの女優さん(ジジ ジニファー・グッドウィン)に全く魅かれるものがないと、正直だれますね。(スカヨハの出番少ない、少ない) あと、出てくる男性があまりに小市民的なのも退屈ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 11:47:09) |
6. ソラニン
《ネタバレ》 企画段階で失敗だった映画というのも珍しいですが、まさしくこの映画はそうです。 もともと映画化の企画があって宮崎あおいを選んだのか、あるいは宮崎あおいの主演作としてこの題材が選ばれたのか?いずれにしろ、大失敗でした。一旦動き始めた企画というのは、取り返しのつかない事実が判明しても止められないんでしょうか? ま、ストーリー自体が「現実の仕事はくだらないよ(っていちゃもんつける前にホッチキスくらい決まった位置につけろよな。w)人間好きなことして生きてければいいんだ、それ以外の生き方は駄目だよ的な陳腐で陳腐でしょうがないテーマと、人を殺せば感動を得られると思ってる駄目な邦画の典型みたいな流れ、二人とも無職で生活が不安な様子が画面から全くわからない脚本・監督の無能さ」で成り立ってたんですが、それでも宮崎あおいの演技があまりに上手で、表情があまりに良くてなんとか終盤までは脱落せずについて行ったんですが…… 最後のライブシーンがね。一番感動を盛り上げなければならないところで、あの歌唱力は……………。 もちろん、女優としての宮崎あおいの魅力、能力に歌唱力なんて全く関係ないことは、言うまでもありません。しかしながら、少なくともあのシーン、ライブハウスで大勢の観客から喝采を受け、感動させるだけの歌の魅力、全くありませんでした。(塚、テレビを壊すくらい否定したグラビアアイドルより下手だったら、もうその時点で映画のリアリティ終了でしょ) 歌唱力、声量の乏しい女優が、余技としてCDを出したり、それをファンが喜んで買ったりするのは別に問題はないと思います。(塚、自分がやってますw) だけど、映画の中で歌の力で人々を感動させる役をやっちゃまずいでしょ。短期間のボイストレーニングで何とかなると考えたとしたら、映画と音楽の両方を舐めきってると思います。 自分が大好きな女優の映画を、しかも封切りの第一回で見に行って、こんな不快ななんともいえない思いをするとは予想すらしませんでした。 がっかりです。 [映画館(邦画)] 6点(2010-04-03 17:03:47)(良:3票) |
7. 早春物語
アイドル映画はアイドルが可愛くないと、その時点でアウトです。 原田知世は、このあとの映画では十分魅力的だったので、ちょっと中途半端な時期だったのかな。まだ、子供、子供してこの役は無理でした。 しかし、40代の男性と、17歳の女子高生の恋物語が別に世間に異端視されることなく、メジャー映画として公開されるなんて、古き良き時代ですねw [ビデオ(邦画)] 3点(2009-09-24 10:44:24) |