1. ウェス・クレイヴン’s カースド
まあ、そこそこオーソドックスな作りのライカントゥロープ物で、しかもウェス・クレイブンとくれば、さすがに「なんじゃ、こりゃ?!」みたいな失望感は無い。安心して観ていられる。そう、お茶すすって煎餅食いながら鼻歌まじりで。 だが、しかし……。それこそが問題なのよ。これ、ホラーだよ? ホラーなのにまったく怖くない。さらにこれ2005年の映画でしょ、だったらもう少し工夫が欲しいところ。 しかもクリスティーナ・リッチの使い方が何とも勿体ない! あのヘアメイクは何だ?! ちんぺいチャンとタメが張れそうな彼女のデコを強調してどうする?! そしてあの巨大な胸は一切スルーかよ! クレイブンともあろう者が、このB級ホラーにあるまじき健全さは何だ?! この手のB級ホラーはアメリカじゃ高校生のデート映画なわけですよ。でもね、これじゃあ付き合いの長い彼女とアレやコレやの合間に横目でチラ観で精々だな。これから口説こうというコ相手だったら、まだMJの『スリラー』のPV方がドキドキ出来るわ。 まあ、まとまりの良さに免じて4点差し上げますが、B級ホラー映画としての出来は3点。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-10-28 03:05:11) |
2. Vフォー・ヴェンデッタ
正直、「またか……」と言うのが素直な感想。この手の映画はもう見飽きたよ……。欧米人は、よっぽど封建社会がお嫌いらしい。そして欧米人の考える封建社会とは、政府による情報操作、言論統制、行動規制とお決まりの社会主義スタイル。封建主義と上手く付き合ってきた歴史を持つ日本人には、根底の部分で理解はし難いね。 また、この映画の失敗は、主人公がVなのかイヴィーなのか中途半端なこと。登場では、奇抜な格好と圧倒的な強さ、そして頓珍漢にも思える饒舌さで魅力たっぷりだったVが、先へ行くにしたがって尻すぼみ。背負った過去の暗さもイマイチ伝わりにくい。一方、イヴィーの成長物語にしては彼女が大して何するワケでもない。 さらに、政府側があまりに無策すぎて、復讐がとんとん拍子に進み、スリルもドキドキ感も無いし、市民の悪政に対するストレスも伝わってこない。 2時間以上の長尺の割には描ききれていない部分が多すぎて、だからナンなんだよ? 的な宙ぶらりんな感覚だけが残る。 [DVD(吹替)] 4点(2011-02-12 18:18:44)(良:1票) |
3. ウォーリー
ちょっと期待しすぎたのかな。確かに前半15分のウォーリーの動きには目を見張った。顔らしい顔があるわけでもないウォーリーの表情豊かなこと! 全体の動きですべてを表現するわけだが、ウォーリーの生真面目さと純粋さ、愛らしさなどが見事に現されている。だ・け・ど、見所はそれだけなんだよなぁ。後はいつものディズニー&ピクサー映画。後半の宇宙船内の追いかけっこなどは『モンスターズ・インク』とさほど変わらないし、終盤の泣かせシーンのいやらしさは「ピクサー、お前もか?!」と言いたくなるようなわざとらしさ。まあ基本的には子供向けということか……。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2010-05-19 19:07:35) |
4. ヴァン・ヘルシング
なんだかねぇ~…。かなり期待してただけに…。「リーグ・オブ・レジェンド」風味でモンスター退治する007って感じですか。トボけた秘密兵器を作るQのような僧もいるし。映画としては、まず話が唐突過ぎる。みなさん仰っている様に、何の説明も無いまま、ただドタバタジタバタ。観客は目の前で繰り広げられるCGの連打に、ただ「ほ~」と言ってるしかない。でも、悪いけどそんなのすぐに飽きちゃうよね~。そしてドタバタした割にはドラキュラは簡単に死んじゃうし。だいたいモンスター達が全っ然怖くないのはどーゆーこと? さらに連ドラにでもするつもりかヘルシングの正体は最後まで不明。おいおい…、スッキリしねぇ~。また、これくらい不細工に映ったケイト・ベッキセールは初めて見たゾ。あの綺麗な女優さんをココまでブスに撮るとは、ある意味凄いかも。一人いい味出してたフランケシュタインの怪物だけが印象に残ってるかな。まあ、特撮はそれなりにイケてるので4点っつーことで。 4点(2005-03-04 14:08:56) |
5. UDON
《ネタバレ》 なんかね~。ものすごく散漫な印象の映画。何が描きたいのか、何が言いたいのか全然わかんない。ストーリーも、弱小タウン誌の盛衰がメインなのか、親子の絆の再建話がメインなのか。二兎を追って一兎をも追いきれていない。そこに『キャプテンUDON』なるお遊びにしても貧弱なアニメが挿入され……。欲張りすぎて結局どれも中途半端。まあ、この長さを退屈させずに観せるパワーは感じるが、退屈はしないと言うだけで決して面白いワケではない。何より、食べ物を題材にとった映画であり、2時間以上目の前でうどんを食いまくられてるのに、それが美味しそうに感じられない。観終わった後「ああ、うどん食いてぇ!」と思わないんだよねぇ。それってこの手の映画としちゃもう失敗じゃん? [ビデオ(邦画)] 3点(2008-04-01 19:07:25) |
6. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 スピルバーグらしいと言うか、スピルバーグの嫌な所がビシバシ出てくる映画。スピルバーグという監督は、映画の観せ方は上手い。とくにサスペンスやスリラーの観せ方は「凄い」とさえ思う。しかし、映画として思想的なものが入ると、途端に如何にもアメリカ人らしい似非ヒューマニズムや浮っついたモラルが、不愉快なまでに鼻につく。まあ、どこがどうと数え上げるとキリがないので止めますが。 それにしても、容易に予想は付いたが、あの全く可愛げの無い、ただただ反抗的だったバカ息子は生かしておく必要があるか? あれだけの人々が殺された大惨事に、一人も欠けること無く再会を果たす主人公一家…………。別れた嫁さんとその彼氏に加え、爺さん婆さん、途中で勝手に軍に付いてどっかに行ったアホ息子まで。ナメとるな。 [CS・衛星(吹替)] 2点(2014-12-05 18:00:27)(良:1票) |
7. ヴィドック
ナンじゃ、こりゃ……。画面暗くて見難いし、話はツマンナイし中途半端だし、展開は遅いし……俺に寝ろってか? やっぱ、フランス映画はダメだわ。時間勿体無い。見て損した。 1点(2004-02-23 20:10:17) |