1. ウォーターワールド
《ネタバレ》 何回も見ているかなり好きな映画です。 地上がすべて海の底っていう世界が、まずわかりやすくて良いです。 少ない資源をめぐって争う人々。これは『北斗の拳』や『マッドマックス』と同じ世界観。 これぐらいシンプルでわかり易いストーリーでも、十分面白い映画は出来るということですね。 いや、むしろシンプルだからこそ、映画の世界をじっくり堪能できる、とも考えられます。 また、こーゆー作品では、悪役が非常に重要。その点、デニス・ホッパー扮するディーコンは、この映画のボスキャラとしては最適です。そして、『スモーカーズ』=『ザコキャラ』の働きっぷり、やられっぷりが非常に良いです。 マシンガンをガンガン撃つやつがいるかと思えば、水上バイクでかけまわる奴もいる。空をぶんぶん飛び回ってマシンガンを撃ってくるやつだっています。 どのシーンも、スピード感があってテンポが良くて大変面白い。そしてみんな気持ちいいくらいにサクサクやられていきます。かなり気分爽快です。 そしてヒロイン役はともかく、子役がかわいい。そして、演技がうまい!ケビン・コスナーと次第に心を通わせていく様子が微笑ましいです。 ドラマ性があり、コメディタッチで楽しいシーンがあり、ドッカーンなアクションもある、これぞ総合エンターテイメントの王道をいく傑作です。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-04-05 03:10:10)(良:1票) |
2. うちへ帰ろう
《ネタバレ》 泣いたー。久しぶりに映画見て泣きました。 これこそ隠れた名作でしょう。 この作品には、笑い、感動、人生において大切なすべてがつまっている気がします。 そして何より出演者のみなさんの迫真の演技が凄い。 特に終盤。母親の前で泣き崩れるダニー。デボラに父親の真相を話すドナ。父親に思いのたけをぶつけるデボラ。 誰もかれもが重要な役どころを完璧に演じきっています。 何故この父親と母親が離婚するまでに至ったのか、その真相は劇中では明かされませんでしたが、離婚っていうのは実際はそういう言葉にできない小さな積み重ねに因るところが大きいのかもしれませんね。 正直、若い人にはピンとこない映画かもしれません。 推奨年齢20代後半~40歳くらい。もしくは結婚を間近に控えている方。 そういった方は、きっと感動すること間違いなし。 心のデトックスされます。家族を大事にしたくなります。そんな映画です。 [DVD(字幕)] 10点(2015-09-21 00:23:39)(良:1票) |
3. ウィング・コマンダー
《ネタバレ》 安っぽいB級作品と思って鑑賞したのですが、意外に結構な掘り出し物。 前半は少々退屈な部分もありますが、中盤以降は戦闘シーンがぐんと増え、俄然盛り上がります。 今作は元ネタとなったゲーム用語が多数登場。ですがそんなに複雑なストーリーや設定でもありませんので、映画を見ていれば何となくわかります。 と・く・に、この作品、元ネタを知らなかったとしても、ある人種にはきっと楽しんでもらえると思えます。 それは『ガンダム好き』の方々。かく云う私もガンダム好き。ストーリー、設定、キャラクター、世界観、かなり似ています。ガンダム好きな方々は、この世界は結構浸れちゃうと思いますよ。(※モビルスーツは出てきません。) なんせ一人一人が自分の役割をきちっと果たしていく後半のストーリー展開は好きなんですよねー。ですが難を言うならば、演出の拙さなのかなんなのか、もっと盛り上げてほしいシーンでの盛り上がりに欠ける気はします。そのため、肝心なところで、緊迫感、爽快感が、ぐっと引き出せずじまいで次の展開へ、ってのが多いような・・・。この割り切り方、淡白な仕上がりもガンダムに似ているかもしれませんね。 宇宙での数多くの戦闘シーンの美しさと迫力は一見の価値ありです。 個人的には、好き。個人的には、オススメ。 でも、好きな人が限定されるのは間違いない作品。 [DVD(字幕)] 7点(2015-07-01 04:58:09) |
4. ヴァイラスX<TVM>
《ネタバレ》 パニックものとしてまずまずの出来だと思います。 同じ食中毒のような症状で、複数の人が病院に運び込まれます。食中毒を疑っている看護婦の奥さんに、『水を調べてみろ、水は最後まで疑われないから発見が遅れる』というようなことを、主人公が言います。ここからとんとん拍子に『新種の病原菌発見』⇒『公表』⇒『パニック』へと、ある意味王道を突き進みます。 この作品には、良い意味での既視感や安定感があります。テンポも程よく、速すぎず、遅すぎることもありません。暴徒化する民衆や、昆虫の脅威などの二次災害も、パニック作品ならではの緊張感を後押しします。 生物学者や、リッキーなど、犠牲になりそうにない人が犠牲になっちゃうのも衝撃です。火事になっても水が出ません。水が出ても、その水には新種の病原菌がいるわけです。消防士の人が『火も水も危険とはね。』なんてことを言ってくれちゃいます。 最後には罰せられても当然の市長が、お咎めなしと言う部分には抵抗がありますが、個人的にはオススメの一本。テレビ映画のようですが、画質以外はなかなかのクオリティです。良いんじゃないでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2015-02-04 02:49:30) |
5. ウォーターボーイ
《ネタバレ》 サクセスストーリーが好きなので鑑賞したのですが、途中で見るのをやめようかと思ったくらい最初の1時間くらいはひどいものでした。コメディ要素が強すぎる上に、ちょっと笑えないです。『いじめられっこが才能を開花させて反撃』っていうストーリーには心躍るものがありますが、そのいじめられる理由が軽度の知的障害っていうのがどうもひっかかります。アメリカは障害者には日本以上に優しく思いやりがあるイメージでしたので、なんとなく違和感を感じてしまうんです。 それから、キャシー・ベイツ演じる母親の存在がきつい。さすがにここまでいくとちょっと気持ち悪い。たとえコメディとは言え不快です。仮病を使ってまでアメフトをやめさせようとするなんて悪質すぎます。 一番好きだったのはフェアルーザ・バーク演じるヴィッキー。美人ではないんですが、大変に魅力のあるキャラに仕上がっています。ボビー・ブーシェが才能を開花させる前からの彼の理解者であり良き友人。こういう存在が一人でもいることで、物語に華が出ますね。 で、ラストの30分くらいがいいんです。それまでのフラストレーションを一気に清算してくれます。光輝いていますね。 母親の改心のシーンとその後の豹変ぶりは、べたな展開ながらも良い。そしてボビーだけではなく、トラウマを抱えるコーチにもトラウマを克服し見せ場を用意してくれているのが嬉しいです。 怒りを動力源にパワーを発揮するっていうのはどうかな、って思っていたんですけど、『水をゲータレードに変えろ』っていうワードで怒らせるのはちょっと面白い。 [DVD(字幕)] 6点(2014-07-28 12:17:48) |
6. ウェディング・シンガー
《ネタバレ》 主人公のロビーが、婚約者のリンダに結婚式をすっぽかされちゃって、その後荒れに荒れて、ウェディングシンガーでありながら人の結婚式をぶち壊す一連のシークエンスにドン引き。・・・ですが、そこにさえ思い切って目をつぶっちゃえば、かなり良質なラブコメなんですよね。 この作品、内容は結構普通だと思います。スタンダードでオーソドックスなありがちラブストーリー。なのに、それをこれだけ面白くできるっていうのは素晴らしいです。 本作の良さは主役の二人だけではなく、二人を盛り上げる脇役陣にもありそうです。サミーやジョージ、ホリーにロジー。その中でも、ロジーはかなり良い。ロジーの人生とジュリアの『一緒に老いていく姿を想像する』という台詞が重なるラスト直前の1シーンは感動的です。 また、ロビーが告白を決意してジュリアに会いに行くんですが、鏡の前でウェディングドレスを着たジュリアが幸せそうにしている様子を見て引き返しちゃうシーンが切ない。その幸せそうにしている姿が、実はロビーと結婚したときのことを想像しているっていうのが、またいっそう切ないです。 やはりラブコメにおいて、共感できる切なさが用意されているかどうかっていうのは大きなポイントかもしれません。それがあるかないかでは、ラストのハッピーエンドに対する印象は全然変わってくると思います。 その点において、本作の切なさを醸し出す演出ってのはピカイチです。 更に、シンガーソングライターとしての仕事が今後うまくいくことを予感させる伏線を劇中2箇所用意しているくれているので、後味最高の余韻が残ります。 傑作です。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-06-22 23:40:25) |
7. ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 非常に面白くなりそうなストーリーだっただけに、思ったより盛り上がりきれなかった肩透かし感のほうを強く感じてしまいました。ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンの共演だから自然と見る前からハードルが上がっていた可能性もありますね。 どちらにしろ、人に勧めづらい作品なのは間違いないです。けっしてつまらない駄作というわけではないんですけどね。 ラストに、アルバニアでの戦闘が再開したということをニュースで報道するんですが、確かにその映像だけを見てしまうと鵜呑みにしてしまいそうです。この映画を見た後でさえ、そう感じます。 ラストのこのワンシーンがなければただのフィクション、ただのブラック・コメディで終わったんでしょうが、このワンシーンを見てしまうと最早笑えなくなっちゃいます。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-13 03:47:30) |
8. 裏街の聖者
《ネタバレ》 トニーレオン演じるラウは、いい加減そうな雰囲気を漂わせながら、実は凄腕の医者であり、尚且つ人格者というスーパーマン。劇中同時進行で継続する様々な人間ドラマと医療ドラマを、スーパードクターラウがさりげなく解決していくという、所謂ヒーローものに近いジャンルだと思われます。 医者志望の金持ち少女(このヒトめっちゃ可愛いです。)や、研修医の若者といった次々出てくるラウのファン達が、より一層物語を盛り上げてくれますしね。 更にはラウの学生時代の教授の研究をめぐるちょっとしたサスペンスや、ちょっと腹黒い感じのするライバルの存在、余命いくばくもない女の子とのエピソードなど、コメディ調の作風の中に、絶妙なバランスでシリアスなストーリーが放り込まれているのが素晴らしい。 ただ、一つ一つのエピソードは悪くないのに、さすがに90分くらいの映画にここまで盛り込みまくると、一つの作品としてはやや散漫な印象になってしまいましたね。もうラウがあきれるくらいのスーパーマンでまったく動じない人物なので清々しいことこの上ないのですが、欲張りすぎたエピソードの数々が、一つの作品としての統一感を失わせてしまった感がもったいないです。それでもやはり、気軽に見れる娯楽作品としては、及第点ではないでしょうか。 [DVD(吹替)] 6点(2014-04-01 02:35:17) |
9. ウェールズの山
《ネタバレ》 209メートルの丘に6メートル分の土を盛って、305メートルの山にするという嘘みたいな本当の話(実話)にひかれて見ちゃいました。本当に、あらすじ以外のことは何一つ起こらないので、サプライズはないですけど安心して見ていられましたね。 ただ予想に反して良かったのは、村人ひとりひとりの個性がはっきりしていたことでしょうか。どこにでもいそうな人々なんですけどね。なんか心温められるんですよね。で、調査員の二人を足止めしようとするんですけど、その際のやりとりなんかがちょいちょいコメディチックで面白い。肩が凝らずに楽しめます。 それでいてわかっちゃいるけど、結末がやっぱ気になります。だから最後まで飽きずに楽しめます。 ラスト直前の、「丘を登って山を降りた二人」のフレーズはかなり良かったです。うまいこと言うなーと思いました。 タイトルの原題は後で知りました。原題通りでも良かったのですが、個人的には「ウェールズの山」っていうタイトルはかなりのお気に入りです。このわかりやすさが最高に良いです。それに、原題知らないまま見たから、あのフレーズが出たときなんかちょっと感動したのかもしんないですし。 ラストの現代のシーンは確かにオチとしては良かったんですけど、一部やらされている感が強い人達が垣間見えたのは僕の気のせいでしょうか。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-02-24 01:17:40)(良:1票) |
10. 運命の逆転
法廷ものやミステリーは面白いです。少しずつ謎が明らかになっていく感じが良いですね。映画を見ながら一緒に推理することが好きな人には楽しめると思います。映画の最後まで実話ということを知りませんでした。だからすべての真相が明らかになるわけではありませんが、それをふまえても面白いと思います。もし、すべての真相が明らかになったら、すべての真実がわかったバージョンの映画も作ってほしいです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-09-20 11:15:55) |
11. ウォレスとグルミット、危機一髪!
ただのアニメだと思っていたら、クレイアニメでした。自分には全然合いませんでした。 [DVD(吹替)] 3点(2011-07-06 22:08:20) |
12. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 タイトルに金魚。映画の中にも金魚がちょこちょこ。何かを象徴しているのでしょうが、その何かが最後までわかりませんでした。でも映画自体はとても面白かったです。小学校の女の子たちが、みんな小さい白いフード(?)をかぶっている様子がとてもかわいらしかった。最後のシーンで、お父さんの自転車からさりげなく見える2足の靴が最高に良かった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-06 20:31:28) |