1. ウィンチェスター銃'73(1950)
《ネタバレ》 ウエスタンならではの馬も砂漠も酒場もダシにすぎないとさえ感じさせるような、何とも洒落の効いた作品。一丁の銃が期せずして人の手から手に渡るのだが、それが単なるリレーではなく、自然に登場人物を増やしていき、それが交錯していく。中でも、ヤング・ブルをやっつけた後にリンと銃がすれ違ったまま終わるシーンなどは、実に強力です。こういうシーンはもっとあってもよかったとも思いますが、やりすぎても頭がこんがらがるか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-05 00:59:22) |
2. 雨月物語
筋立ては皮肉と示唆に満ちていてなかなか面白いのだけど、場面進行があまりにもそのまんまなので、せっかくの筋が生きていない。今となっては、参考作品扱いだと思います。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-05-09 03:53:18) |
3. 浮草
とにかく、役者の台詞回しや間合いが何とも間延びしていて単調で、少しも中身に入り込めない。役者が演技をしているというよりも、誰かに指定されたとおりにただ動いているだけにしか見えないです。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-03-27 03:21:18) |
4. ヴェラクルス
展開がすごく適当だし、話を大きくしたいのか小さくしたいのかも中途半端。照準があっちこっちに飛んでいるので、何を主題としたいのかが分からないのです。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-07-05 03:59:43) |
5. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 もっと怖くてどきどきする作品かと思っていたのですが、これは思いっ切りコメディではないですか。保釈金の額をどうこう言っている会話なんて、ほとんど吉本のノリです。ラストも真相の意外性で落とすのではなく、ギャグで落としています。そんなわけで、全然予想と違っていました。というか、あんなそのまんまな結末だなんて思わないよ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-12-08 02:12:52) |
6. 麗しのサブリナ
明るく楽しくちょっとドタバタな内容と、主演がオードリーというキャスティングが合っていません。オードリーの場合、表情がいちいち真剣すぎて、こういう話には合ってないんじゃないかな。ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンの豪華対決というのも、それ自体は見所があるんだけど、ちょっと重たくて雰囲気を阻害している気がする。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2009-06-08 02:03:04)(良:1票) |
7. 浮雲(1955)
高峰秀子の熱演は見事ですが、全体的に長過ぎです。屋久島まで何でいきなりついていったのかも、よく分かりません。 5点(2004-03-08 01:26:51) |