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プロフィール
コメント数 450
性別 男性
自己紹介 大阪府出身、岡山県在住、阪神・下柳と同年月日生

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1.  運動靴と赤い金魚
私は映画において路地裏の登場するシーンがとびきりのお気に入りで、表通りにはない繊細な感性の行き交いに魅了されてしまいます。最たるが「赤い風船」の風船と少年ですが、この「運動靴と赤い金魚」も路地を走る幼い兄妹の姿に魅せられます。「もっと早く来いよ」「すぐに走ってきたわ」、学校が終わってすぐに駆け出した妹を見ている我々は、ひどいことを言う兄だな~、と思ったりするわけですが、兄は兄で遅れまいと必死なのがよく伝わってきます。始終悲哀に満ちた兄の表情と喜怒哀楽のグラデーション豊かな妹の表情、この表情が貧しい家族の断面を切り取っていくのですが、シャボン玉に二人揃って嬉々とするシーンは生活を離れた子どもの表情が見えたりしてほっとしますね。ラストの赤い金魚は、「赤い風船」の少年に群がる風船にダブってしまいました。
[DVD(字幕)] 8点(2006-02-06 13:05:13)(良:1票)
2.  浮草
これは「うちわ」の映画。京マチ子が、若尾文子が、杉村春子が、中村鴈治郎が、道行く浴衣姿の娘が、うちわを扇ぎます。緩やかに扇いだり、裏と表をゆっくり回したり、扇ぐしぐさに感情が滲みます。カラー作品は、風呂上りの京マチ子、川口浩を誘い込む若尾文子の艶やかな“色気”を画面にのせながら、芝居小屋の楽屋裏の雑然とした臭気、蚊取り線香やラムネやアイスクリームなどの夏の芳香を、小津安二郎はうちわで扇ぐようにフィルムの向こう側に届けるのです。若尾文子を小津作品で見ることができるだけで私には幸せなフィルムですが、挿し込まれるラムネのショット(ルビッチの「結婚哲学」のコーヒーとゆで卵を思い出した)に象徴されるように、じりじりとした夏を舞台にしながらも清涼な作品なのです。
[映画館(字幕)] 10点(2005-05-29 20:11:13)(良:1票)
3.  宇宙人東京に現わる
これは日本特撮初の本格的カラーSF映画だそうで、しかもヒトデ型の宇宙人、パイラ人をデザインしたのは、岡本太郎画伯ときくと、う~む、エポックな作品だなあと感慨が沸いてきます。パイラ人がなぜ東京に現れたのか、というのも理由付けがちゃんとありまして、小国英雄さんの脚本もしっかりとしております。パイラ人をけっして地球の征服を企むような悪として描かず、宇宙愛・・・なんと壮大な宇宙愛を散りばめております。笑わされるところも多々あって、パイラ人同士の会話で「地球に入れば地球に従うという諺もある」とか、地球の美女に化けたパイラ人がテニスをするのですが、もの凄い身体能力で、ドクター中松のジャンピングシューズ真っ青の跳躍力を披露してくれております。ラストは、うさぎや小鳥のショットや子供たちの歓声などあっさりと終わっているところに好感が持てますね。これを見てから、街中の美女がパイラ人に見えてしまうことがあって困っております。
7点(2004-10-27 22:34:35)
4.  ヴァン・ヘルシング
曙vsボブ・サップのほうがまだ見ごたえがあった。
1点(2004-09-06 22:47:26)(笑:2票)
5.  ウォルター少年と、夏の休日
『ビッグ・フィッシュ』では、ラストの葬列シーンがファンタジーであることの爽快な余韻を残しすがすがしかったのですが、この映画では、ラストに登場する石油会社の人間は、信じることの大切さなどの証明として提示され、実に説教臭くすっかりローな気分になってしまいました。登場する母親、その恋人、財産に群がる一家など、誰もかれもステレオタイプで萎えてしまうし、抱き合う少年と母親など唐突すぎるな~。それにもまして、カメラワークがなんとも凡庸。やたらクローズアップで撮る、切り返しが単調、カット割が多すぎる、構図もきまっていない、では映像的に見るべきところがないです。原題の複数形が示す通り、老人2人の象徴として描かれるライオンの演技にプラス点です。
2点(2004-07-15 23:26:32)(良:2票)
6.  麗しのサブリナ
ワイルダー、ハリウッド監督10作目。ワイルダーの本質どうこうは置いといて、いわゆるワイルダー的、小粋なラブストーリーの登場です。 オープニングで、オードリーが木に登った瞬間、見る者はすべて、オードリーのタニマチと化してしまいます。そしてシャンパングラス、オリーブ、傘などの小道具を使うワイルダーチックなストーリィ展開に魅了されていきます。 が、そこまで評価したうえでマイナス点を少々。 ■皆さんご指摘の通り、ボガードは明らかにミスキャストですな。おっさんすぎます。 ■いくら変わったといっても2年で誰だかわからないって、そりゃーちょっと・・・ ■フランスの料理教室が英語だぞ。 ■娘を思う運転手の気持ちをもっと考えてやってよー。 ■サブリナ、簡単に自殺しずき。 ■サブリナはなんであんな放蕩息子をずっと好きなんだ、等々。 それから、この作品がワイルダーがパラマウント社で製作した最後の作品になってしまうのですが、劇中で紹介される次作『七年目の浮気』が、20世紀フォックス社での製作だというのはなんとも皮肉、です。次作ではいよいよマリリン・モンローが登場!
8点(2004-05-31 00:20:15)
7.  ウィンダミア夫人の扇 《ネタバレ》 
こういう素晴らしいサイレント作品を見ると、黙して語ることの雄弁性、台詞で語らない映画的演出力の才腕をいやでも思い知らされます。置き忘れた扇が見つかった瞬間、抱き合うウィンダミア夫人とアーリン夫人が抱き合うシーンには胸打たれてしまった・・・。見る者は2人の関係を知っているだけに、このー、ルビッチめーー。しかし、この扇の行方を追うとおもしろい。ウィンダミア卿(プレゼント)→ウィンダミア夫人(落とす)→ダーリントン卿(届ける)→ウィンダミア夫人(置き忘れる)→ロートン(見つけて渡す)→ウィンダミア卿(ここは内緒ね)→アーリン夫人と主要登場人物全てが一度は手にするという、まさにタイトルにふさわしい小道具。これを見るとますますルビッチの“ファン”になること間違いなし、です。
9点(2004-05-29 22:59:27)(良:1票)
8.  失われた週末
ワイルダー、ハリウッド監督4作目。オスカー獲得、パチパチパチパチ。非常に真面目な作品で、笑いは排除されております。中毒者を扱うという点で、この時代には冒険だったようですね。さて、お酒を求めてさまようレイ・ミランド扮するドン、こいつがもうどうしようもないんですが、見ているうちに「ドン、我慢しろ!」という感情よりも、「ドン、後ろ後ろ!電灯、電灯!」と思わずドリフのコントを見る子どものような声を上げてしまいそうになります。ドンが飲むのを期待してどないすんねん、とすぐに気付くんですけどね。いやー、でも病院のシーンなど、かなり中毒者をリアルに描こうとするワイルダーの姿勢がよく見えますです。ハッピーエンドになっているのは、そうしないとパラマウントの幹部が映画化させてくれなかったようなので、甘いと思う方々、大目に見てあげてくださいね。
7点(2004-05-20 00:59:35)
9.  雨月物語
不条理な死が連なる戦乱の世。女が死しても欲するのはささやかな条理。日常をつつましく生きる平凡。男が欲するのは条理からの脱出。日常をつややかに生きる野心。幻想幽玄なモノクロームの濃淡が、不条理と条理をきわやかに浮かび上げる秀作。
8点(2004-04-07 18:30:26)(良:1票)
10.  ウォーターボーイズ
シンクロが上達する過程はわざと軽くしているんでしょうが、それでもシルヴィ・バルタンをはじめとする音楽ともあいまって、文化祭当日のシンクロのシーンは爽快でした。スカッと青春群像、評価します。
8点(2003-09-07 00:47:36)
010.22%
130.67%
271.56%
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