1. ウィンチェスター銃'73(1950)
《ネタバレ》 名銃一周回って元の位置なお話。小気味よい展開が秀逸。キレある身のこなしのジェームス・スチュアート、画面に華を添える水難の名女優シェリー・ウィンタース若かりし艶やかな姿に+1点ずつ。因縁が骨肉の争いであるところに-1点。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-04-27 22:47:01) |
2. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 原作未読、初見。映像は1953年製にしては良く出来ていると思います。ストーリーも見応えありました。自分の世界が滅びそうだから他の世界を侵略する。問答無用で攻撃して破壊の限りを尽くす。今にも当てはまるもので結構な恐怖でありました。懸命に対抗する科学者達を襲う暴徒群衆も然りです。核攻撃も効かない(お粗末な描写に失笑)相手が滅んだのがウイルスというのに呆気にとられると共に最狂兵器はやはり生物化学兵器なのかと考えさせられました。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-03 14:20:45)(良:1票) |
3. 裏窓(1954)
《ネタバレ》 初見。ドリフの舞台セットのような、昔絵本で見たアリの巣の断面のような、お向かいのアパート。スルーすべきでしょうが、開けっぴろげにも程があるのに萎えてしまいます。分かりやすい展開に、これはミスリードで意外なオチが待っている、何と言ってもヒッチコックの名作との呼び声高いのだから、画面に集中していましたが。「え、何ですか? この結末は?」「♪ 真っ逆さ~ま~に~(略)♪ 」薄っぺらい人物像と併せて、策士策に溺れると言うべき作品でガックリです。画面に華をもたらすグレース・ケリーに+1点。 [DVD(字幕)] 4点(2020-05-19 14:26:06) |
4. ヴェラクルス
登場人物全てが企んでいる感が満載。悪に徹しきれないゲイリー・クーパーの引き立て役である迷い無き悪のバート・ランカスターが白い歯と同様に輝いておりました。肩のこらない西部劇を大いに楽しめました。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-12-31 01:19:48) |
5. 浮雲(1955)
《ネタバレ》 初見。お上品に取り澄ましているものの気安く関わる女全てを不幸に突き落とす身勝手なカス男と好き勝手に振舞う女の斜に構えた会話が鬱陶しい。陳腐な音楽に辟易。腐れ縁をダラダラダラダラと垂れ流すだけ。陰気臭さがタマラナイ。結末はウスウス感じたそのまんま。これ以上ない安物のよろめきドラマ、メロドラマ。我慢を重ねて最後まで観てグッタリとなりました。 2022.6.25追記 森雅之さん目当てで再見 残念ながら酷評の訂正部分がありません。 [DVD(邦画)] 1点(2011-10-18 23:58:06)(良:2票) |
6. 噂の女
娘が母に代わって、店を切り盛りしている姿に、それまでの曲折を思い感慨深いものがありました。監督の女性に対する労わりと励ましが仄かに滲み出ている秀作。 [DVD(邦画)] 7点(2011-07-29 23:21:03) |
7. 雨月物語
《ネタバレ》 御伽噺を思わせる内容の中で、幼子が食べる前に母の墓に供えて手を合わせるラストシーンにハッとさせられました。宮木への供養はその思いを汲み取って生涯を送る事であり、誰にもあてはまる事なのだと痛感させられます。映像と和楽によって、妖艶かつ物悲しい世界に惹き入れられます。ご参考までに、ビデオの台詞は幸いにしてクリアでした。 [ビデオ(邦画)] 7点(2009-10-14 18:42:32) |
8. 麗しのサブリナ
ボギーは渋くて、オードリーは可愛かった。サブリナの父親も印象深い人でした。ワイルダー監督だけに、一つ一つの会話がおしゃれです。カサをコートにチョイと引っ掛けるラストは素敵でした。ただ、ストーリーにもうひとひねりがあればと感じました。 7点(2003-11-28 18:23:16) |