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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  ウルフウォーカー 《ネタバレ》 
 これまでアートは最高だけど脚本と演出はダルいデキなトム・ムーア監督作品だったけれど、ここにきて最高傑作を出してきたわ。アタシ的に10年に1本の傑作。   あくまでクラシカルな2Dの手描きアニメ(CGは全く使ってないワケじゃないわ)のスタイルを貫く中で、そのこだわりの表現法は魅力的。透視図法を放棄した平面的な絵創り、人工世界の直線と自然界の曲線、匂いの表現、特に強調されるカットでのアスペクト比の変化とフレームの激しい揺らぎ。絵を見せる事に拘りまくった表現の数々。  一方でこれまで不足していたオーソドックスながら娯楽映画の王道に則ったストーリーラインとカタルシス(そのために棄てたものがあると思う人もいるでしょうけれど)。ひと皮剥けたエンターテイメントとしてのアニメーションのカタチを完成させた感じがするのね。   アイルランドの歴史を背景に、大自然と、信仰を前提とした人間の対立を描く作品は、勧善懲悪では済まない問題を投げかけているわ。良かれと思った言動が相手を縛り、傷つける。自分を抑圧していたそれを同じように他者にしてしまう、その繰り返される痛み。そしてそこからの解放。  人としての抑圧とウルフウォーカーとしての解放(その映像の甘美なこと!)は『もののけ姫』の影響を思わせつつ、一見、もう少し楽天的に思えながら、でも実はもっと突き放しているようにも思えて。そこにあるのは人に対する希望よりはまるで失望、諦めのような視点も見られる気がして、怒涛のハッピーエンドに何故か漂う切なさ、みたいな感じなのよね。   魅力的なキャラ、ロビンとメーヴのシスターフッド映画としての側面も持つ今作、まるで絵本のような映像、クラシカルな子供向け作品に見えながらその表現や底に流れるものにアニメーション映画の確実な進歩を感じ取る事ができるわ。
[映画館(字幕)] 10点(2021-04-15 18:50:14)
2.  ウィッシュ 《ネタバレ》 
 ディズニー100周年記念!ってワリには地味と言うか薄いと言うか、随分小さくまとめちゃったのね・・・って印象。  決して悪くはない、楽しめるのだけど妙に淡泊な作りでこの作品ならではの強い個性が感じられなかったの。   ヒロインのアーシャがこれまでの、特にこの10年ほどのディズニーヒロインの寄せ集めみたいな印象で、彼女ならではの個性が感じられないのね。ラプンツェルっぽかったり、アナだったりモアナだったりミラベルだったり(ラーヤ成分は薄めかしら)。そのせいか、行動にも強い意志みたいなのは感じられなくて結構行き当たりばったり。そこでおじいちゃんのだけ取ってくるかぁ?みたいな。  後半、協力する友人たちも初期にそれぞれ個性は与えられているハズなのに取って付けたようなシロモノなせいかキャラとしてはちっとも立って来ないの。おっさん声の子ヤギのヴァレンティノも特に活躍するワケではないし。  ヴィランな王様にしろ、その王を必ずしも信頼してはいない王妃にしろ、全員が妙に薄いキャラに描かれていて、アク抜き状態なためにどうにも印象弱いのよね。王様、絵よりもむしろ福山雅治さんの声の個性が強くて「あー、ましゃだねぇ」って。   舞台は狭いし(『アナ雪』のアレンデール城周辺だけで起こる物語、みたいなモノね)、歌も印象に残りづらく(メインになる歌のシメが「ない!」でさっと切られちゃうの、余韻残らなくて微妙じゃない?)、見終わって記憶に残るのがスター可愛い、ってくらいなの、微妙ね。  っていうかエンドロールが卑怯なのでそっちに全部キモチ持っていかれちゃうかしら。それはこの映画自体のモノではない全く別の感動を与えてくれちゃうワケで。   これまでのディズニー作品のオマージュやエッセンスが散りばめられていて、だからそこを色々見つけて感慨に耽ってね、みたいな側面があるのかしらね。美術の作りなんかも含めてある意味ノスタルジックで後ろ向き。  ここでひと区切りで101年目からのディズニーを乞うご期待ってところかしら。でも『アナ雪3』とか『アナ雪4』とか言ってるけどそんなんで大丈夫なのかしら?
[試写会(吹替)] 6点(2023-12-03 12:10:30)
3.  ウエスト・サイド・ストーリー(2021)
 前回の映画はそんなに好きじゃなくて、今回もそんなにだったのだけれども、「そんなに」の感覚そのものは昔とは別だったわ。昔は物語に引っかかったのだけど、何しろ40年以上前に見たっきりだし。で、じゃあ何が今回そんなになのかな?ってしばし考え込んで。   一つには舞台のミュージカルをいっぱい観るようになって(ヅカオタだし)、生の歌と踊りと演技に触れる事で自分なりにミュージカル映画の在り様を考えるようになって。  古のミュージカル映画はアステアやジーン・ケリーのダンスをそれこそコッテリと見せてくれたわ。きっちり全身の動きを捉えて。だけど前回の『ウエスト・サイド物語』も含めて、以後ミュージカル映画ってカット割り過ぎになった感じがするのね。MTV時代を経て尚更細切れになって。テンポ良く繋ぐジョン・ランディスの『スリラー』の感覚、アレね。でもアレはリズムのキモチ良さを伝える手法ではあっても演者の実力はあんまり伝わらない。  ソロのヴォーカルならばアップでも細かくカット割ってもいいけれど、ダンスのソロやデュエットは足元をしっかり、全身を捉えて、群舞は俯瞰で、しっかと長く撮ってこそ。でもみんな細かく切っちゃう。それってリズム的にはキモチ良くてもダンスを魅せるという点についてはとっても物足らない。ミュージカル映画は演者の実力をあまり信用してないジャンルなんじゃないかしら?って思ってしまうのよね。実際の実力もそうなのかもしれないけれど。この映画もどうにもダンスを見る気持ち良さには繋がりきってゆかなかったわ。もっとステップを見せて、もっと全体を見せて、って。   そしてもう一つ。あたしアレだわ、やっぱりヤヌス・カミンスキーの撮影があんまり好きじゃないんだわ。スピルバーグ大好き!だけど昔の方がカメラは良かったわよねぇ、って。光と影の使い方が特徴的っていうのはスピルバーグ的には昔からだし、ならばバトラーやジグモンドやダビューの方がステキだったわ、って。スローカムはそんなでも、だけど。  今回の映画なんか冒頭にティーガーIのフリしたT34/85がキュルキュル出てきても、トライポッドがヴォーン!って言いながら出てきてもおかしくないような画でしょ。コレが今のスピルバーグ印だ、って言われても、それでいいのかしら?って思ってしまうのね。まあスピルバーグがカミンスキーに絶対の信頼を置いてるようなので仕方ない、こちらが合わないだけのハナシなのだけれども。  でもね、ミュージカルはカチッとした、被写体をしっかと捉える画で見たいのね。スティディカム使いながらなおガタガタするような画はあんまり見たくないのよね。   結局は好みの問題なのでしょうけれど、目とアタマで舞台を切り取ってゆくっていう行為が日常的になってからはミュージカル映画の見方も変わってきたわ。
[映画館(字幕)] 6点(2022-02-15 15:47:56)(良:2票)
4.  ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 《ネタバレ》 
 「ミシェル・ウィリアムズがステキ」以外のコレと言った感想が出てこない映画で困っちゃったわね。   今回はヴェノムとエディの痴話喧嘩を延々と見せられる恋愛映画だったりして、そこを楽しめるのならばいいのだけど、いかんせんアタシから見たら魅力に欠ける2人なのよね。エディなんてただのダメ男以外になーんにもなしって状態だから見ててむしろツライし、ヴェノムは妙に人間臭過ぎちゃって怪物エイリアンとしての誇りは何処行っちゃったワケ?ってカンジだわ。いじけちゃってる夜の酒場シーンなんて共感性羞恥出ちゃうわよ。  で、もう一方のボニーとクライド組はただもう悪いだけ。それにくっついてるコピー赤ヴェノムはほぼキャラ無し。  何しろさっくりと終わっちゃう簡潔な短い映画なので世界もごく小さめ、ミシェルの扱いもその程度?って感じ、特に作品世界の発展的進行があるってほどでもなくて。こんなものなのねぇ、さっさとピーター・パーカー出しちゃってバキバキやってよ、くらいな。   IMAXでバーン!って見せるホドでもない、ちょっとしたドタバタアクションってところかしらねぇ。ついでにBRAVIAの宣伝とかもういいから。
[映画館(字幕)] 5点(2021-12-21 21:24:25)
5.  宇宙でいちばんあかるい屋根 《ネタバレ》 
 清原果耶の繊細な透明感と、相変わらず個性的演技の桃井かおりの存在感がいいわ。セットとVFXによる作り物感丸出しな屋上も箱庭っぽくてそれはそれで味があって。だけど、映画はパラリパラリと散漫なイメージが連なっていて綺麗にまとまってはゆかない感じで見ていてストレスたまるのね。   伊藤健太郎と姉、その恋人のエピソードなど、映画内の不協和音としてフラフラしてるばかりでカタチを成さないままに置かれている感じがするし(姉は健太郎の説明セリフ一つでフェードアウトかいな)、主人公の実母と新しい母親の設定と展開は読めまくって仕方ない定番お馴染みワールド。  屋根探しからの真実へ到達するまでの流れはこの映画の世界にとって必ずしも重要ではないんじゃない?とも思うし。  時代設定の意味がラストシーンのためだけにあるとしか思えないのもなんかねぇ。   主人公と星ばあだけの時間の尊さをもっと純化してくれていたら、と思うのね。そりゃ主人公は色々と悩みや問題があるわけだけれども、それを具体的に映像で羅列してゆくとどんどん陳腐に、雑味になってしまって。ひたすら苦悩顔を続ける吉岡秀隆、なんてのを別に何度も見たくはないわよ。  この映画の場合、他の現実的要素がガチャガチャしてるからこそ対比して二人の時間が純化してゆく、っていう手法は違うと思うのね。映画そのものから俗っぽさは排除されていても良かったんじゃないかなぁ?  書道教室の講師に勧められ、実母の仕事に魅かれ、水墨画の道を進んでゆくにしても、これこれこうだからこうなりました、って説明的な映像ではなくて、主人公の成長に絡めてカタチ作られてゆくものだったら良かったんじゃないかしら。   映画の視点がもう少し主人公の近くにあった方が良かったと思うわ。
[映画館(邦画)] 5点(2021-04-07 19:53:50)
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