1. ウルヴァリン:X-MEN ZERO
《ネタバレ》 つまらくはなかったし、結構ハラハラもしたが、もっともっとおもしろくできそう、 というのが結論。 もったいない。監督の手腕かもしれない。演出に更に切れとスピード感がほしい。 キャラも魅力的だし、役者はヒュージャックマンはじめ、がんばってたのに...。 [映画館(字幕)] 6点(2009-09-21 16:49:23) |
2. WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
《ネタバレ》 思ったより良い出来。カット割りもストレスがない。ただ役者が主演を除いてやはり、プロとの差を感じる。主演の人はうまい(笑) テンポがややゆったりなのはこの監督の特徴か。1.5倍速くらいでもいい。 無駄なカットも感じられ、30分くらいにも縮めらそう。 とにかく、まだよくないところはいっぱいあるが、光るものはたくさん。 いってみれば、これを元に、あの佳作、運命じゃない人とアフタースクールが生まれたのである。たぶんこの監督の作品はこれからもずっと追い続けると思う。 [DVD(邦画)] 5点(2008-06-15 23:53:36) |
3. 運命じゃない人
《ネタバレ》 最初はこの手の邦画によくある、ひとりよがりの暗いグダグダ・ウジウジ映画かと思っていたら・・・ 中盤から急展開。素晴らしいです。 皆さんが書いてるように脚本と演出の勝利。 もう一つ付け加えるとすると、登場人物がみんな憎めないやつばかり。 私は特にヤクザの組長のキャラにはまりました。 組長役の山下規介さん。おそろしいくらいの演技力です。 もっともっと注目されてもいい人だと思います。 人に見ろ~~!と薦めたくなる映画!邦画もまだまだ捨てたもんじゃない。 [DVD(邦画)] 9点(2008-06-13 10:56:27)(良:2票) |
4. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 ヒーローモノでもアメリカ万歳、軍事力万歳ものでもない スピルバーグの大傑作。 すさまじいリアリティと恐怖の大人の映画。 カメラの視点が人間の高さに統一されています。 視点の意味はふたつです。 一つはほとんどのシーンが人間の目の高さに統一されてること。 もうひとつは基本的に「トムが見たもの」しか映像として出てこないこと。 だから、全てのカットがものすごいリアリティを伴ったインパクトで 脳裏に焼き付きます。 これはこういうSF映画としては画期的じゃないかと思うのです。 普通は、迫力を出すために、あるときは主人公の視点から離れ、 「神の視点となり」カメラを縦横無尽に動かし、 例えば実際に宇宙人と軍隊の兵器がぶつかりあうところを バンバン撮るわけですが、今回神はいません。 基本的に「トムが見なかったものは写さない」という 手法を貫いています。 これは個人的には想像力をかきたてられ、 逆にものすごいリアリティを感じるのですが、 ここだけじゃなく、いくつか出始めてきた感想を読むと、 もっとスターウォーズなどのように、 ドンパチやってるシーンを詳細にハッキリ、バンバン見せて欲しかったというのが多い。 ラストも原作通りじゃなく、 人間側の知恵と勇気と工夫で、猛烈な反撃シーンを見たかったというのも多い。 いや、それならいつもの、軍事力賛美、 アメリカ万歳映画になってしまうだろうと思ってしまう。 あるいは少年ジャンプで育った漫画的発想かもしれない。 少年ジャンプもいいんだけど、この映画の素晴らしいことは 市民は圧倒的テロの前には「全く無力で、呆然と見て逃げ回るしかない」というところです。9.11事件を強く思い起こします。 骨格もラストも原作通りでGOOD。蟻と人間ほど力が違う場合、蟻の知恵と勇気で 反撃できて勝利を収め、最後、ばんざ~いで終るのはなんともリアリティにかけるのです。 圧倒的強者の自滅に待たなければならないわけです。 [映画館(字幕)] 10点(2005-07-02 08:11:07)(良:8票) |
5. ウインダリア
《ネタバレ》 宮崎アニメに隠れてしまった幻(?)の傑作。 マーリンの運命には誰もが呆然とし、泣くだろう。 主人公が身勝手なだけという意見もあるだろうが、 自分が、金銀財宝を手に入れ、王宮の超セクシーな女まで 与えられたら、果たしてそれでも、古女房の元に帰れるかどうか(笑) アニメのマーリンは可愛いけど、現実は畑仕事専門の ド田舎の泥臭い女だろうし、王宮の女は、きっと 一流レースクイーンと、加納姉妹と、松浦亜弥が混ざったような、 とにかく男を堕落させる官能、 セクシーダイナマイトのフェロモン120%の女だろう。 究極の選択だ。 10点(2004-02-21 01:03:05) |