1. 運命じゃない人
携帯電話では相手がどこから掛けているのかわからない、というのがこの話の原点となる発想だったらしい。アイデアを最大限に活用した傑作ですね。 前作も面白かったですし、こういった才能ある人がうかばれないと悲しくて仕方ありません。くだらない商業映画に取り込まれて潰されてしまうパターンもよくあるので用心してもらいたいです。 [DVD(邦画)] 9点(2007-02-26 13:09:31)(良:1票) |
2. 海を飛ぶ夢
《ネタバレ》 彼を引き留めようとする人たちには愛情からの人と信念からの人という二通りがある。 そのふたつが彼を引き留めるに足る内容であるか検証するならば・・・ 信念からの人は自身の生きる指針を揺るがす恐怖故で、自分本位に過ぎない考えでしょうから却下。 愛情からの人は愛するが故に彼の苦痛もその決意も理解できる。しかし、同意するのは同時に彼との別れを選択することとなるジレンマを抱えている。別れを拒むのは寂しさの補完に過ぎない自分本位な考えでしょうから却下。 つまり、愛情を相互の関係によるものと捉え、ロジックに考えれば、彼への理解(愛)は彼の意志への同意となる。 「私のことを愛しているというのなら同意してくれるはずだ」という彼の言い分は正しいのではないだろうか。 ただ、この作品では自分の周囲では自殺幇助を頼める人物がいない。また、家族の精神的負担の軽減のためにと法による助けを望む内容を孕んでいるので別の意味も有している。 社会性を考え、法でいかに定めるのか。 やはり、彼の場合ではすんなり同意できても他に影響を及ぼす法のあり方を考えるのは複雑だ。 彼の場合なら納得できるという設定を組んで、それでも法は認めなかったという内容であるのは問題提起として有効であったと思う。 [DVD(吹替)] 8点(2008-01-04 21:28:27) |
3. WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース
久々に観賞しましたが、随分トリッキーな構成ですよね。 露骨に「こういう設定だから」で逃げている部分があるのと、えらく簡単に「思い出しちゃう」で解決に向かうのは如何なものか、ということ(そもそも冷静に考えると、この構成にする必要は殆どない)でちょっと減点。 しかし、すごい完成度です。 3作目「アフタースクール」もやらかしてくれそうな内容なので楽しみ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-11 02:08:20) |
4. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
勿体ない。 どうして解決までアイデアを用意しなかったのやら。 単にウォレスの危機を救おうというより、元の姿に戻そうとするベクトルとともに進行すれば展開のバリエーションももっと面白くなったと思うのですが。 この世界観ならちょっとした発明品の応用とかで対処できたのに・・・残念。 相変わらず起こった事件への対応だけでドラマを絡めないのは何故なのでしょうか。 まあ、そんなことをして昨今の宮崎駿的駄作になるよりはマシですけどね。 [DVD(吹替)] 7点(2007-03-08 17:30:00) |
5. ウォーターボーイズ
努力と根性、盛り上がっている雰囲気が好きな人向け。 そういう意味では日本人向けとも言えますね。 はっきり言って物語としての内容はないです。 [地上波(邦画)] 2点(2007-02-25 16:15:23) |
6. 宇宙戦争(2005)
《ネタバレ》 単なるパニックもの。 豪華映像とスピルバーグの脅かし屋の技巧は楽しめました。 兄ちゃん生きてた、なんて扱いを喜んだ人はいるのかな? 侵略者は本当に観察していただけだったんですね(笑)。 [DVD(吹替)] 0点(2007-12-26 18:14:02) |
7. 海猫
自分には何を表現したいのか、何を評価すればいいのかわからない内容。 孤独は人を狂わせるってことだけかな。 [映画館(邦画)] 0点(2007-12-04 21:27:00) |