5. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 初めて映画館で複数回見た映画です。 まず予告編の異常なかっこよさ、Vと名乗る謎めいた仮面のデザインに当時中学生だった自分は完全にノックアウト。「絶対観る!」と公開一ヶ月前から固く心に決めていたのです。 そして忘れもしない、5月2日でした。コナンとクレしんに押されてあまり客が入ってなかったのを覚えています。 予告編などが流れていくにつれてドキドキはどんどん高まっていきました。あれほど始まるまでの時間が待ち遠しく感じた映画は僕の3年間という短い映画生活の中でもこれだけです。 そして、OPが始まってVが現れ、ヒロインを助けるシーン、そしてやたらと長~い台詞。さらに、クラシックの調べに乗せて建物を爆破するシーン。 多分、その時の自分の顔といったら口をぽかんと開けてさぞ間抜けだったでしょう。でも当時の自分にはそれほど衝撃的でした。 その後もVがTV局をジャックするシーン、エプロン姿のV、ゴードンのコメディ・パートなど素晴らしい(と思う)シーンの連続。 そして、見せ場のひとつであるドミノのシーン。映画で鳥肌が立ったはじめてのシーンでした。 至福の時間はあっという間に過ぎていって、いよいよクライマックス。 ラスト10分の展開は、自分の拙い言葉では表現できません。それほどの感動。 そして、初めての涙。エンドロールで泣いている自分が信じられませんでした。 まさか映画で泣くなんて。映画ってなんて素晴らしいんだろう。当時の自分は心からそう思いました。 この映画と出会わなければ、映画を自分の生活の一部にすることはありませんでした。 客観的に観れば7点くらいの内容なんでしょうが、この映画に関しては客観的評価は不可能。長文・駄文誠に申し訳ありませんでした。 [映画館(字幕)] 10点(2008-07-25 15:58:35) |