1. ダドリーの大冒険
あたたたた・・・久々に当たっちゃった。基本的に善人が主人公のコメディは嫌いじゃないし、ブレンダン・フレイザーも結構好きなのですが、これは痛い。笑えない、クスリとも。監督のヒュー・ウィルソンは、知名度こそそんなに高くないものの「ポリスアカデミー」に始まってなかなか良いコメディーを撮っている人なのに、何なんだ~(泣)。これじゃブレンダン・フレイザーはともかく、サラ・ジェシカ・パーカーがかわいそう過ぎます。一体アメリカ人の笑いのセンスってどうなってるんだ!と思っていたら、この作品1999年度のスティンカーズ賞(ラジー賞みたいなの)を受賞してると知り、ちょっと安心。 [DVD(字幕)] 2点(2005-04-15 18:17:24) |
2. タイムトラベラー/きのうから来た恋人
楽しくて、良い映画です。アダムが初めて空を見た時、海を見た時のあの反応は、まるで「ベルリン・天使の詩」で人間になった天使が初めてコーヒーを飲んだシーンを思い起こさせました。ゲイの人もいい味出してたし。ただ、全体的な作りが、いかにも大味な最近のハリウッド作品っぽいのが、惜しいといえば惜しい。もうちょっと親子の触れ合いとか、或いは六十年代の視点から観た現代批評みたいなところを突っ込んで描いてくれれば良かったのに・・・まさかとは思うけど、この監督はフランク・キャプラの作品観てないのか?まあでも、ブレンダン・フレイザーがキュートだったので、ちょいオマケです。 8点(2004-11-24 16:27:14) |
3. タンク・ガール
うーん、主役のタンク・ガールとジェット・ガールがキュートで良かったけど、あまりにマンガチック(元々コミックの映画化だからしょうがないけど)だし、悪い意味でMTVの影響を受けすぎかな。低予算でも「ターミネーター」みたいにしっかりした作りの映画はあるのに、ちょっともったいない気もしましたねえ。 6点(2004-09-20 20:22:00) |
4. ダイ・ハード2
この手の映画をあんまり観ていない(=スレてない)ためか、割と素直に楽しめました。プロットの妙は前作よりアップしてるんじゃないでしょうか?あのどんでん返しは結構驚かされたし。ただ、娯楽作であんなに人を死なせちゃったり(見せしめに落とされた旅客機のことです)、いくら悪ーいテロリストだからって殺した後に歓喜のガッツポーズ→感動の抱擁→ハッピーなエンディングっていうのはちょっと違和感あり。あと、あのアナウンサー、馬鹿過ぎ。 8点(2004-01-28 21:52:25) |
5. 太陽は、ぼくの瞳
非常に感覚(視覚・聴覚・触覚)に訴えてくる作品です。冒頭の、主人公の少年が小鳥の雛を助けるシーン(ここで彼の性格や、どのように世界を捉えているかがわかる)や、色鮮やかな農村の風景、また時折強調される鳥の声に加え、父親に海へ連れてこられた少年が足の裏で波にさらわれる砂を感じる所なんか、かなり良かったです。出演者はほぼ素人ばかりということですが、父親にせよ、祖母にせよ、皆味わいがあります(特に主人公の姉妹が可愛い!丘陵を駆けて行く所なんか、ちょっと「ミツバチのささやき」を彷彿とさせました)。それと、イランにあんなに美しい農村があったというのが驚きでした。恥ずかしながら、「中東=砂漠」という先入観があったもので・・・。行ってみたいなあ、イラン。 8点(2004-01-28 21:39:51) |
6. ただいま
仮出所の主人公が刑務所から自宅に戻るところは、一種のロードムービーのようでした。17年という刑期(逆算すると1981年~98年位か?)の間に様変わりした街の様子に重みを感じました。しかし、やっぱり最後の家族の邂逅のシーンがいかにも唐突で、しかも悪い意味で古臭い感じがしました(お母さんがお父さんに向かって「馬か牛に生まれかわってあなたに仕えます」というところとか)。あと、付き添っている主任さんがかわい過ぎるんですよねえ。ちょっとキャスティングに難があった気がしました。 2点(2003-11-19 18:24:26) |
7. 黄昏に瞳やさしく
ルイ・マルに絶賛された「かぼちゃ大王」で注目を集めた女性監督フランチェスカ・アルキブジの作品・・・・・・なぁーんてことは後から知ったことで(ちなみに私は、ルイ・マルの作品を一本も観ていない)、たまたまTVで観たんですが、個人的に凄い衝撃でした。何が衝撃的かって「凄く良いのに、どこが良いのか自分でもわからない」という衝撃(笑)。何なんでしょうね、敢えて言えば作品の雰囲気とか感触が良かったのか、それともたまたま波長があったのか、未だに謎なんですが・・・。とりあえず、マストロヤンニ演じる老教授と自分がもう一人いると思い込んでいる(どれだけ知っている人がいるか分からないけど辻仁成の「ピアニシモ」状態)タヘレという女の子、そしてその母親(マストロヤンニからすると息子の嫁)の関係がユニークでした。それにしても、この監督って日本ではあんまり注目されてないんでしょうか?映画通の諸先輩の方々の意見を、ぜひ聞いてみたいです。 10点(2003-08-26 16:44:00) |
8. ターミネーター2
実は最近になって初めてこの作品を観たんですけど(基本的にアクション大作とかはよく観る方ではないので)、公開当時多くの観客の度肝を抜いたCGに対しては、別になんとも思わなかったんですよ。にもかかわらず、ひとつの作品としてこれは面白い!「前作を超えた!」とは思わないけど(個人的には前作のほうが好きだし)、同じくらいのクオリティをたもっていると思います。たった一人「審判の日」を知ってしまったためにたった一人孤独と哀しみを抱えているサラ・コナー、父親を知らないが故にT-800に父親像を求めてしまうジョン・コナー、そして、殺人兵器であるにもかかわらず最終的に人間的な感情を理解するT-800、という風にそれぞれのキャラクターがきちんと描かれている上に、あの全編を通しての緊張感、そして独特の画面の荒涼とした重い質感はなんとも言えない魅力。ラストシーンも泣けますねえ。 10点(2003-08-02 18:24:57) |
9. TAXi
これは「バカ映画」と思っていいんですかねえ?なんかあまりのストーリーの間抜けさに「フランス版『あぶない刑事』」という言葉が脳裏に・・・車好き、スピード好きの人にはいいのかなあ?バカ映画は嫌いじゃないですけど・・・ 6点(2003-04-20 21:47:38) |