1. ダーティ・ダンシング
60年代という設定の80年代の映画のはずなんですが、そうした時代設定は何だかめちゃくちゃで、ダンスのシーンで流れる音楽も60年代の懐メロも80年代のものも同じように出てきます。ストーリーはどうにもご都合主義で、肝心のダンスもパッとしない。80年代に思い入れがある人でないと見られないと思います。 [地上波(字幕)] 4点(2011-03-09 09:23:57) |
2. 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
ずうぅっと昔に傑作だと聞き、いつか見たいと思っていた映画。今年は山中監督の生誕100年とかでNHKで特集が組まれ、ようやく見ることができた。百万両の壷を間違えてやってしまった弟から、何とか取り戻そうとする最初の展開はいかにもベタな感じで、やっぱり古さは否めないなあとか思いながら見てると、あれよあれよと妙な展開になっていき、子どもが出てくるあたりから一気に面白くなっていった。みなさんが指摘するような点以外だと、ひとつひとつのエピソードをあんまりひっぱらずにすとんと落としてさっさと次に進めていくテンポの良さがいいねぇ。前半はずいぶんのんびりやってるんだけど、そのペースをだんだん詰めていくのがうまいと思った。エンディングのおとしどころも粋で、こうじゃなくっちゃみたいな感じ。 [地上波(邦画)] 9点(2010-02-28 00:15:42) |
3. ダウン・イン・ザ・バレー
《ネタバレ》 アメリカ人が理想とする「自立した個人」というものを、現代においてストレートに追求するとき、それが社会とどんな軋轢を生み、人をいかに妄想の世界にたたきこむかということを感じさせる。楽しい映画ではまるでないが、見る人を引きつける強い力を感じた。 [地上波(字幕)] 7点(2008-06-12 23:43:41) |
4. 大統領の理髪師
前半は三谷映画くさいのりで楽しめた。後半は暗い時代に入り、笑いも減ってつらかったが、上手にしめられていた。 [地上波(字幕)] 7点(2007-04-13 22:41:57) |
5. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
不器用で力まかせな、若さの演出が良かったです。007の伝統をうまく生かしながらずらしてくる戦略にすっかりやられちゃいました。 [映画館(字幕)] 8点(2007-03-22 13:31:57) |
6. タイタス
演劇的な面白さを映画的言語に上手に翻訳してバランスよく描かれていると思います。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-10-03 01:00:52) |
7. 誰にでも秘密がある
ビョンホン好きの妻につきあって見たんだけど、意外や意外、なかなか面白かったです。凛さんが言われるように、時間のずらしかたが楽しかったなあ。ラストも好きですよ。よくまとめたなあって思います。誰にでも安心して薦められる映画ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-10-07 22:21:36) |