1. タイタニック(1997)
女性ホルモン過剰のヒロインは、まさに絵画から抜け出したような美しさ。我らがレオ様の存在感はタイタニック号に引けをとりません。ベーリング海の漁船ではなく、悲劇の豪華客船という大舞台にこそラブストーリーが映えるというものです。今後もタイタニックは高度な映像技術、本作以上の役者によって蘇るかもしれません。しかし、事故が「記憶」から「記録」に代わりつつある今、一抹のリアルを留めた本作を超えることは出来ないでしょう。擦れた大人はエゴイズムを恥じ、感受性溢れる若者は二人のロマンスに酔いしれる。もちろん私は後者。 8点(2004-04-04 12:06:21) |