1. 大運河/グランカナル
まぁ、アルヌールは毎度の如く美しく、さすがMJQの音楽も聴き心地が良いのだが、それ以外は大して讃えるべき点はない。展開がトロいし平板。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-09-22 18:11:42) |
2. 忠直卿行状記
《ネタバレ》 上に立つ者の孤独を描いた傑作。菊池寛の原作とは大きく異なる点もあるのだが、映画的な味付けとして問題ない。あと、『七人の侍』とは正反対の憎々しい奸臣を演じた稲葉義男が実に巧かった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-06-09 20:23:41) |
3. タンゴ(1993)
ルコント作品の中では一番好きで、何度も観た。全編に漂う空気感が堪らない。先日亡くなったフィリップ・ノワレの追悼としてまた観てみたい。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-20 02:15:28) |
4. ただいま
《ネタバレ》 良い映画とは思うけど、ラストのウソなど腑に落ちない点が散見。事件の根本は両親の責任も大きいはずだが、自責の描写が不完全というか、出所する娘を受け容れるのを怖がるより、受け容れる義務感の希薄さが気になった。しかし主演女優の芝居が見事だったし、同情を誘う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-19 19:13:20) |
5. タイタニック(1997)
大味な人物描写で、くだらないラブストーリーだが、力の漲る映像は圧巻。ただ、後半のパニックは長すぎて徒労感タップリ。ローズは見た目からして強そうで、まるで上流階級には見えない分、下品にツバを吐く姿が様になっている。 [地上波(吹替)] 5点(2007-01-11 00:35:40)(笑:1票) |
6. 第七天国(1927)
涙なしに観られぬサイレントの大傑作。モノクロながら星空の空気と色彩が鮮明に伝わり、花嫁衣装のシーンなど幾多の山場に無類の感動を覚えた。詩風漂うセリフも最高。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2007-01-01 18:15:15) |