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コメント数 2394
性別 男性
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1.  菊豆/チュイトウ
テーマ的にも色彩設計的にも翌年の「紅夢」と同系の作品ですけど、洗練され過ぎてた「紅夢」より、泥臭さの残るこちらの方が私は遥かに楽しめました。封建的な因習の残る時代、鬼の様な老主人に虐げられる若妻と甥(気の強そうなコン・リーが猿ぐつわを咬まされた上、鞍を乗っけられて責め苛まれる姿には、かなりムラムラくるものがある)。しかしコン・リーがただ虐められてる筈はないと思ってたら、案の定、徐々に本性を表していく。甥をたらし込んで子供を設け、主人の体の自由が利かなくなれば、陰湿に復讐し始める。しかし、親の因果は子に報いるのです(この息子はまるでダミアン)。例によって極彩色の反物で彩られた芸術映画風ながら、これは人間のダーク・サイドばかりを描いた極上スリラーです、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-07-27 00:01:21)
2.  痴人の愛(1967) 《ネタバレ》 
谷崎潤一郎の永遠のテーマ・倒錯した純愛を、増村保造が鮮烈に描いたラヴ・ストーリー。若い娘を嫁に貰って従順な妻に育てようとゆー、男の妄想を実行する中年ってのが馬鹿っぽくて良い。その目論見は案の定失敗して、女は正反対の性格になってしまう。夫も含めた男三人と同じベッドに入って、夫の横で若い男と平然と乳繰り合うとゆー、奔放を超えた女の馬鹿っぽさも良い。要するに、この二人はお似合いなのです。いつしか二人の関係は苦痛という絆で結ばれるようになる。ラスト、「俺にはお前しかいないんだ」と言う小沢昭一に、安田道代(大楠道代)も「アタシにもあんたしかいないのよ」と返す。そしておもむろに始まる乗馬プレイ。これには「月光の囁き」のラストよりも感動してしまいました、8点献上。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-03 00:04:57)(良:2票)
3.  チーム★アメリカ ワールドポリス
一躍、2005年度の私的No.1候補に躍り出た、右も左も、同盟国も悪の枢軸国も、「スター・ウォーズ」も「パール・ハーバー」も、クソも味噌も一緒くたに斬り刻む、18禁の仁義なきパロディ人形劇。アメリカという国の凄さは、映画製作に何百億円もかけられる経済規模でも、不可能の無い映像を生み出す技術力でもなく、こーゆー作品がメジャー会社で平気で製作されて、不快に思う人がかなり沢山いる筈なのに、それが平気で許容されてしまう懐の深さにある。イデオロギーや宗教に毒されてない分、我々日本人の方がニュートラルな気持ちで本作を笑い飛ばせると思います。18禁にして放送禁止用語をバシバシ使った字幕を入れた配給会社も、珍しく気が利いてました。因みに、リアル・イレイザーヘッドこと金正日のファンの方は、エンド・ロールの最後の最後にもう一曲、哀愁を帯びた将軍様の歌声を聴けるので、決して席は立たない様に。という訳で、ファッキン’8点献上。
[試写会(字幕)] 8点(2005-07-23 00:10:31)
4.  父と暮せば
やっぱり映画的ダイナミズムを感じられないことが大きなマイナス・ポイント。舞台的な二人芝居とCGシーンの馴染みが悪く、チグハグな印象も受けます。そして問題のラスト・カット。これは余計だったんじゃないでしょうか(そんなことはないんでしょうけど、一瞬、私は二人とも死んでたのかと思いました)。と、映画としては不満もありますが、それでもこの二人芝居は見応え充分。原田芳雄の豪快で飄々とした演技と、31歳(!)の宮沢りえの初々しさ。特に原田の一人芝居「原爆一寸法師」の部分だけで、この映画を観る価値は十二分にあると断言できます。ということで、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-04 00:02:25)
5.  チキン・ハート
切ねー、とにかく切ねー。彼らは決して一生懸命生きてない。何か心に引っ掛かりを感じつつも、のんべんだらりと日々を流されていく。それはアパートを追い出されることが決まってからも変わらない。この逃げの姿勢は堪らなく羨ましい。別に自らの殻を破ることや目標に邁進することだけが美徳じゃない。主人公(周りが皆「本人」ぽかった所為か、本作の池内博之は凄く巧く感じました)にだけは最後にちょっとした変化が訪れますが、松尾スズキはダメなままだし、忌野清志郎は遂に逃げ切ってしまった。これは「今」だからこその映画ですネ。で、この切なさに+1点して、7点献上。
7点(2004-11-12 00:53:48)
6.  地球の静止する日
流石は名匠ロバート・ワイズ、本作は半世紀以上も昔の作品ということを全く感じさせません。上空からの俯瞰で描かれる円盤の着陸シーン、そして円盤の側面に忽然と現れる扉と階段(凄いセット!)。目的の判らない一見紳士的な宇宙人と不気味なロボット。ここから一気にミステリーとサスペンスを存分に楽しめるストーリーが展開していき、お約束の美女の悲鳴も忘れてません。この映画が名作として伝えられているのは、そのメッセージ性にもあるのかもしれませんが、私は映画としてのクオリティの高さ故であると思います。ということで、クラートゥ・ボラーダ・ニクトー、7点献上。
7点(2004-06-17 23:02:17)
7.  蝶の舌
スペイン内戦前夜、世界の素晴らしさを沢山教えてくれた大好きな先生から、最後に教えられた理解できない感情。そして、訳も解らずつい口に出した言葉。大人の階段を登るにはまだ早過ぎる少年を時代の波が急き立て、追い立てていく…。流石にこのラスト・シーンには目頭が熱くなります。しかしつくづく思ったのは、いつの世も変わらない母(女)の強さと、外国映画の子役の驚異的な演技(また、アメナーバル監督って多才なんですねぇ、オープニング・クレジットでびっくりました。音楽はジョン・カーペンターより確実に上)。で、7点献上。
7点(2002-03-24 11:49:04)
8.  チャイナ・シンドローム
確かこの映画の直後にスリーマイル島の原発事故が発生し、以後、アメリカの原子力行政が変更されました。テーマ的には「インサイダー」と同じような社会派サスペンスですが、タバコ訴訟とメルトダウン事故ではインパクトが違います。当時はハラハラしながら観ましたっけ。最後の事故シーンのミニチュアが安っぽい印象ですけど、映画の内容には何ら影響ありません。命がけのインサイダー、ジャック・レモンの迫真の演技に7点献上。
7点(2001-10-03 13:02:29)
9.  沈黙の戦艦
我々って戦艦の中とか良く知らないじゃないですか。それを隅々まで教えていただいて良かったと思います。プレイ・メイトの女の人も好みです。コックが一番すごいってのもいいじゃないですか、許してください。アクションとしても良く出来たと思うので7点献上。
7点(2001-08-04 11:13:03)
10.  父親たちの星条旗
映画自体は紛れもないクリント・イーストウッド作品として仕上がってますが、テーマ的にはスティーブン・スピルバーグ作品として、「ミュンヘン」と同じ反「対テロ戦争」に主眼が置かれてます。戦時下に於ける国家の嘘と、その犠牲となる国民(兵士やその家族)という構図は、正にブッシュ政権下のアメリカの姿そのまま(その不信感が今回の選挙結果に現れている)。従って骨太の問題作としての風格は備えてますけど、話が散漫に感じられて、個人的には有名な写真(私には「写真」より「モニュメント」の印象の方が強い)の裏に隠された知られざるエピソードを勉強しただけで終わってしまいました。これは現代のシーンをカットするだけで大分すっきりすると思います(そうなると「父親たちの」星条旗じゃなくなっちゃいますけど…)。あと、本作の硫黄島戦はその背景でしかないので、「硫黄島からの手紙」はあくまでも日本向けの「おまけ」という位置づけだと思います、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2006-11-30 00:07:59)
11.  チルソクの夏
説明的で不自然な脚本は同じでも(こちらは更に少し恥ずかしい)、思春期のプラトニック・ラヴ・ストーリーとしては「パッチギ!」より良く出来てるし、演出力は井筒和幸に一日の長があったとしても、時代の再現力ではこちらの方が遥かに勝ってる(「初恋のきた道」をパクッた様な現在のシーンは要らないか)。そして、韓国人の日本人に対する「憎悪」と同等に、日本人の朝鮮人に対する「嫌悪」を描いてるのが良かった。塩谷瞬の歌う「イムジン河」よりも、私は淳評の歌う「なごり雪」に感動しました。チルソクの如き隔たりは、30年経過して少しは狭まったのでしょうか…、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-06-28 00:01:23)
12.  チャーリーとチョコレート工場
「夢のチョコレート工場」のレヴューに「このまま現在に供すことは不可能」と書いたんですけど、私の浅はかな予想に反し、ほとんど手が加えられることなく、そのままの形で出てきたことに驚きました。しかし現在では子供の罪悪が多様化してしまった為か、ガキ共のキャラクター特性が薄まり、全員が唯の「クソ生意気で嫌味なガキ」になってしまってます。肝心のチャーリーも純真さで選ばれたと言うより、偶然最後まで残った様にしか見えない。この辺は、例えばデブは糖尿病であるとか(これは差別絡みで不可能か)、IT狂はゲーム脳でキレ易いとか、ウォンカと父親のエピソードなんかいらないので、何か現代風の味付けが欲しかったです。また、ウンパ・ルンパの歌以外にも、親への戒めがガキ共以上に欲しい。私は、一見ティム・バートンらしさに溢れてる様でいて、実は余り彼らしくない作品だと思いました。そういう訳で、私的に唯一新鮮だったタイトル・バックに6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-02 00:03:20)
13.  チアーズ!
これ、中々良く出来た映画だと思います。ポイントは三点。まず、これまではいけ好かない学園クィーンというポジションでしかなかったチア・リーダーを、もう一方の側面であるスポーツ選手として捉えたこと。これは新鮮な題材です。そして女性観客に対しては、極普通の女の子(でも、かなり可愛い)が正々堂々と奮闘努力して、人生に於ける大切なものを得ていく様子を描いた成長物語としてアピール出来ること。最後に、そんなものに全く興味の無い男性観客には、女子高生にしては色気が過剰すぎるチア・リーダー達のセクシー・ショットで、存分に目の保養をさせていること。ありふれたストーリーで決して大した映画ではないですけど、普通の感覚の人なら男女問わず、鑑賞中は退屈しないと思います。そんな訳で、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-11-02 00:00:58)(良:1票)
14.  茶の味
風変わりな人達ばかりが登場するのは同じでも、石井克人の前作とは違って、全体が低体温な感じでゆ~っくりと進んでいく、癒し系ならぬ和み系コメディ映画。シュール系ショート・コント集的作りが最近のトレンドなのかどうかは知りませんが、この雰囲気にハマれれば抱腹絶倒かもしれませんし、ハマれなければこのスロー・テンポに大変な忍耐を強いられることでしょう(この内容で2時間23分は長すぎる)。私的には、後半になって話が少しシリアス(?)な方向に行ってくれて救われた感じがします(少なくとも「リアリズムの宿」よりはずっと楽しめました)。多彩な出演者も見所の一つだと思いますけど、一番驚いたのはかつてのチャイドル野村佑香。最近見ないと思ってたら、こんな所でこんなことやってたんですね…、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-10 00:18:25)
15.  父よ
確かに、淡々と凄く地味に物語は進んでいきますが、派手好きの私でも中々楽しめました。死刑を宣告された息子と減刑に奔走する父親をまず提示し、そこから徐々に二人の関係や事件の顛末等を開示していく脚本に引き込まれます。それに何より、私にはこの親子の気持ちが非常に良く解った。親を嫌うのに理由なんかありません。強いて言えば親だからです。だからって親も無理して好かれようとはしない。しかし互いに揺るがない愛情を抱いている。何度も書いてますけど、抱き合って互いに涙を流す様な親子関係の方が異常。ジョゼ・ジョバンニが自身の息子や孫に捧げた自伝映画なので仕方ないと言えば仕方ないんですけど、唯一、ラストの饒舌すぎるナレーションは凄く余計に感じました。そこに-1点で、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-01 00:07:31)
16.  チキンラン
アードマン・アニメーションズの作品は初鑑賞でしたけど、私の想像してたチープなクレイ・アニメのイメージとは全然違って、もの凄く滑らかな動きだったので驚きました。仕上がりはほとんどCGアニメと変わらないんじゃないですか、これ。間抜けな感じの独特なキャラクター・デザインも楽しく、養鶏場を捕虜収容所に見立て、戦争映画のパロディとして語られる「死にながら生きるのか、生きて死ぬのか」という普遍的で全世代共通のテーマも中々感動的です。(↓)ファンの方達には不評みたいですけど、私の様に一見の客にとっては十二分に面白い映画だと思いますヨ、6点献上。
6点(2005-03-04 00:07:08)
17.  忠臣蔵外伝 四谷怪談
無理矢理にでも格調高くしようとしてるくせに、やってることのベクトルが全方向に向いてしまって破裂した、とゆー所でしょうか。そーゆー意味では深作欣二らしいパワフルさなんですが、こりゃどー考えたって馬鹿映画以外の何物でもありません。とにかく高岡早紀の爆乳よりも、壮麗な「カルミナ・ブラーナ」よりも、情けない特殊メイクやVFXよりも、荻野目慶子のインパクトが有り過ぎ。この演技と演出は狂女ではなく、見世物小屋の狐憑きです。もう彼女が大写しになる度に爆笑! これが当時の映画賞を受賞しまくったってのも凄い。これもお岩さんの祟りでしょうか…、6点献上。
6点(2005-02-26 00:08:25)
18.  チャンス(1979)
果たして本作のピーター・セラーズをして「熱演」と呼べるかどうか(むしろ部屋中を七転八倒してマスターベーションしてみせるシャーリー・マクレーンが大熱演だったと思う)。「純なる者は善である」という前提に立てば、チャンスは聖人なのかも知れませんが、セラーズが演じていたのは愚者でも善人でも聖者でもなく、「無」だったんだと私は思う(「ライフ・イズ・コメディ !  ピーター・セラーズの愛し方」の中で、セラーズ本人がそう言ってたから、この解釈は正しい筈)。純度の究極は無であり、それは善にも悪にも染まらない。また、無にはブラックホールの様に強大で無限の吸引力がある。本作での彼の演技は、その「無」のパワーを自然に表現した「演技を超えた演技」とでも評すべきものかもしれません。そういうことで、6点献上。
6点(2005-01-28 00:04:35)
19.  父、帰る
公式ウェブ・サイトのトップ・ページには「なんで今さら帰ってきたんだ」を始めとした疑問が羅列してありますが(これってほとんどネタバレに等しいゾ)、それらの疑問はほとんど物語には関係無いと思う。ここには父親と息子の関係性に於ける真理がある。兄にとっては逞しく、全知全能の絶対的な存在。弟にとっては疎ましく、得体の知れない存在。息子にとってはどちらも正しい父親像です。父親は、互いに涙を流して抱き合う様な腑抜けた存在であってはいけない。私は本作を非常に微笑ましく観ました。だから、この不必要な「謎」やラストの展開は残念でならない。映画に過剰な説明は不要だと思いますが、同時に思わせぶりな謎も不要。その所為で本作も、出来損ないのミステリーみたいになってしまった感じです、6点献上。
6点(2004-11-03 12:36:57)
20.  小さな中国のお針子
本作は西洋文化礼賛ではなく、自由の象徴がたまたま禁制の海外文化だっただけだと思います(例えその様に見えたとしても、実話ベースだからしょうがない)。テーマはオーソドックスな青春映画に相応しく、あくまでも自由。お針子も海外かぶれになった訳ではなく、(恋人も含めた)全てからの束縛を振り払う為に旅立ったのです(若しくは自らの飛び抜けた美しさに気がついたのかも。因みに私は、お針子は若い頃の南果歩って印象でした)。しかしここが肝心ですが、決して自由=幸福ではない。知識もまた、度々人を不幸にします。これは文革の是非とは別の問題です、6点献上。
6点(2004-10-22 00:07:09)
040.17%
1351.46%
2793.30%
326911.24%
438015.87%
553122.18%
664126.78%
733814.12%
8823.43%
9241.00%
10110.46%

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